妊娠中は新陳代謝が活発になり、喉が渇きやすいと感じる妊婦さんも多くいます。赤ちゃんと2人分の水分が必要となるので、妊婦さんの水分補給はとっても大事!そもそも、現代人は水分量が不足していると言われています。妊娠中はいつも以上に、意識的に水分を摂取するようにしましょう。

しかし、水分なら何でもOKという訳ではありません。しっかり知識を持って、補給するようにしてくださいね。

そもそも何故、水分が必要なのか

人の身体の50~60%は水分で出来ています。それは消化を助ける酵素の働きを助けたり、栄養分を運んだり、排泄の補助や、体温調節に非常に大切な役目を果たしています。妊婦さんになると単純に考えても、赤ちゃんや羊水の分、その分量が増えます。妊娠中の身体にとって、水分は赤ちゃんに栄養分を送る働きや羊水をキレイにする役割があります。

また、脱水症状に陥ると妊婦さんの場合は二人分の命が危険にさらされてしまう可能性があります。脱水症状に陥ると血液の流れが悪くなり、大量のビタミンB1が使われます。ビタミンB1が不足すると糖質の代謝が悪くなり、倦怠感や体重低下、進行すると更に重大な症状を引き起こします。

妊娠中は水分補給が大事

妊娠中は1日1.5~2リットル程度の水分を摂取されることが望ましいでしょう。つわりがひどくて何も食べられないと辛い思いをされている方もたくさんいらっしゃると思います。もっと深刻なことは何も飲めない状態であること。水分補給は氷でもOKです。少しずつでも水を摂るようにしてください。

しかし、単純に水分を摂ると言ってもNGがいくつかあります。例えばアルコールやカフェイン。赤ちゃんと自分を守る為に、是非、知っておいてくださいね。

カフェインに注意!

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中にはコーヒーや紅茶、日本茶のような味がついているものしか飲まない、水を飲むのが苦手という方もいらっしゃるでしょう。しかし、妊娠中はカフェインに注意が必要です!

カフェインは流産や早産の危険性をもたらす可能性があります。特に妊娠初期は注意が必要です

カフェインの過剰摂取は、胃腸などの消化器官の機能低下、嘔吐や利尿作用、貧血、また不眠症を招く可能性があります。また、中毒性があり、知らず知らずの内に依存症になる場合もあります。過ぎるとカフェイン中毒になることも考えられます。この症状は赤ちゃんにも多大な影響を与えてしまいます。特に胎児は消化器官が未熟な為、そのまま体内に溜め込んでしまうのです。

ただ、流産との直接的な影響はまだ研究の段階です。カフェイン自体も全く摂ってはいけないという訳ではなく、制限の量に諸説あるのが現状です。しかし、カフェインには少なからずリスクがあるということを知った上で、自己管理を怠らないようにしてください。

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タンニンにも気をつけて

緑茶や烏龍茶に多く含まれるタンニンも実はあまり妊娠中にお勧め出来る成分ではありません。タンニンは抗酸化作用や抗菌、抗ウィルス作用などの素晴らしい効果を持つ反面、鉄分の吸収を妨げてしまいます。赤ちゃんに栄養素を送る為、妊娠中は血液の量が増えます。しかし、その中の赤血球は血液の分だけ増える訳ではありません。妊娠中は赤ちゃんに優先的に鉄分を送る為、特に妊娠中期以降は貧血になりやすいのです。多くの妊婦さんが立ちくらみなど貧血の症状を経験しています。

ノンカフェイン代表・麦茶

水が苦手という方にはカフェインが入っていなくても、味のついた飲み物はあります。しかし、ジュースなど糖分を含んだ飲み物の飲み過ぎはNG。お勧めはやはり、ノンカフェインのお茶です。

一年を通して飲める麦茶は、安価でどこにでも売っているので、お勧め度ナンバー1です。麦茶はノンカフェイン自体もですが、生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用や胃をサポートする働きがあります。また、血行を良くする働きもあり、血行が改善すると冷え性などの症状の軽減に繋がる場合があります。

健康茶といえば杜仲茶

杜仲茶もノンカフェインティーのひとつです。健康茶として代表格ですが、その働きは高血圧高血糖の予防、便秘解消の他、鉄分が多く含まれているので、妊娠中の貧血対策にも良いでしょう。杜仲茶の最大の注目点は、利尿作用があることです。妊婦さんの多くが、むくみに悩まされます。その場合は利尿作用があり、カリウムが豊富に含まれている杜仲茶がお勧めです。ただし、カリウムが豊富であるゆえに飲み過ぎに注意が必要です。カリウムの過剰摂取は、腎臓トラブルの元。さらに便秘解消効果がある故にお腹がゆるくなるケースもあります。

リラックス効果もあるハーブティー

ハーブティーなら、リラックス効果やデトックス効果もあり、妊娠中でも安心というイメージを持った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ハーブティーの中にも妊娠中は避けた方が良い種類があります。例えば爽やかな初夏の匂い香るレモングラス。さっぱりとしてつわりで苦しい時期にも良さそうですが、実は妊娠初期には流産・早産に影響を与える可能性があります。逆にローズヒップティーは妊娠中の栄養補給やホルモンのバランスを整える効果があるので、お勧めのハーブティーです。一口にハーブティーと言っても、その種類は膨大で、漢方のように医学の分野や、スパイスの分野などに亘るものもあり、様々な民族や地域の分だけ存在しています。その為、妊娠中に進んで取っても良いもの、良くないものがある為、下調べを怠らないでください。

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