赤ちゃんのときは何でも食べてくれたのに、成長と共に「ピーマン苦い」「お魚嫌い」と言いだす子供は多いと言います。でも、我が子の好き嫌いをそのままにしておく訳にもいかないのが、親心ってものですよね。

そこで今日は、子供が好き嫌いになる理由やその対処法について、詳しくまとめてみました。

子供の好き嫌いの原因

①敏感な味覚が要因

そもそも、人間には「塩味」「甘味」「苦味」「酸味」「旨味」と言った5つの味覚がありますが、中でも「塩味」「甘味」「旨味」のある食べ物は私たちが生きていくための必要な栄養素として、自然と身体が好むようにできています。

反面、「酸味」や「苦味」は毒物や腐敗を判別するシグナルとして捉えるため、本能的に避けるように身体ができていることもわかっています。

子供は感受性が豊かであり、食べ物の味を感じる機能は大人の2倍以上とも言われているため、食べ物に含まれるわずかな酸味や苦味を敏感に感じ取ることができます。

よって、子供の「ピーマン苦いから嫌」「セロリの匂いが嫌い」「酸っぱいから食べられない」と言った好き嫌いは、単なるワガママでもママの料理が下手な訳でもなく、鋭い味覚の子供からすれば当然のこととも言えるのです。

②生活環境が要因

当然のことながら、親が好まない食べ物は食卓に並ばないことが多いため、食わず嫌いになる場合もあります。

また、子供は好き嫌いの激しい家族がいるとそれに見習ってしまうことがあり、離乳食の頃は問題なく食べられていた野菜でも、親や兄弟が「好きじゃない」と言ったことで本人まで苦手になってしまうケースも多く見られます。

大人より感受性が強い子供は、一度嫌だと思った食べ物に関してはその後も拒否反応を示す傾向があり、なかなか受け入れることができないことも原因の1つとなっているようです。

③トラウマが要因

これを食べたときに下痢になった、特定のおかずを残したときに親に叱られた、給食を残さず食べろと言われてつらかったなど、子供の心にトラウマとなるきっかけになった食べ物はその後嫌いになるパターンが多いようです。

こういった過去の苦しい経験や怒られた記憶は、もともと苦手と感じていた食べ物をさらに嫌いにさせる引き金となる場合があり、大人になってからも好き嫌いの尾を引かせる原因にもなっています。

子供が好き嫌いしたときの対処法

①とにかく細かく刻む

まずは、子供が苦手な食べ物を細かく刻むことから始めてみましょう。

小さな子供は、咀嚼機能が未発達であるため、葉物野菜のスジやお肉の繊維が固いことを嫌う傾向があります。

野菜は細かく刻んだり揚げたり、鍋でコトコト煮込むことで食感は大きく変わります。

お肉の弾力や脂身が苦手な子供にはミートローフやロールキャベツなどのミンチを使った料理や、魚の骨や生臭さが嫌いな子供にはつみれにしてスープにしてみてはいかがでしょうか。

また、塩味を感じることのできるコンソメ味やトロトロのあんかけなど、子供が好きな味付けや食感の料理の中に苦手な食べ物を加えてみることもおすすめです。

②おやつをあげる時間や量にも注意

夕飯前は子供を空腹にするように心がけましょう。

お菓子の食べ過ぎでお腹がいっぱいでは、好きな物でもあまりおいしく感じられないのですから、苦手な食べ物でしたらなおのことです。

偏食の子供に大切なのは、規則正しい生活リズムを保てるようにサポートしてあげることです。

まずは、食事やおやつの時間をきちんと決めて、その間には運動を取り入れた遊びなどで、お腹を空腹にしておくことが大前提です。

③親子で買い物や料理をする

小さい頃から、食材と身近でいることはとても大切です。

日頃から一緒にスーパーへ買い物へ行ったり、料理を手伝ってもらうことで、「食」の大事さを知ってもらいましょう。

小さい子供は包丁を使うことはできなくても、野菜を洗ったり食材を混ぜることは可能です。

「これはなんて言う野菜なの?」「上手に洗えたね」など、親子で会話しながら料理をして行く中で、「食」に興味を持ってもらうきっかけを作っていきましょう。

④家族で一緒に食べる

下の子の面倒があったり、パパの帰りが遅かったりと、先に子供だけ食べさせている家庭が多く見られます。

子供は親の言動や行動をよく見ていますので、親がおいしそうに食べている光景を日頃から見せることは大変重要です。

少々オーバーに見えても「これ、すっごくおいしい!」とママがうれしそうに食べている姿は、好き嫌いの子供には効果的に映ります。

まずは、親が手本を見せて「子供をその気にさせること」が、偏食を克服する上で大切なプロセスとなっています。

⑤食べたら褒めてあげることも大切

苦手な物を食べないことを叱って無理強いしても、子供には恐怖としか映らないため、逆効果となってしまいます。

小さな子供にトラウマになるような躾の仕方は、大人になってからのコミュニケーション能力の向上にも大きな影響をもたらすため、決しておすすめはできません。

まずは、一口でも食べられたら「偉かったね!」と褒めてあげて、子供が「もうちょっと食べる!」「あと一つ頑張る!」など意欲や達成感が湧くような環境に整えてあげることが大切です。

⑥野菜を育てたり、魚を釣りに行くなどのプロセスを取り入れる

自分で種を蒔いて水やりをして収穫した野菜や、苦労して釣りあげた魚には、誰しも愛着や興味が湧くものです。

子供は、自分が関わった食材として大きな関心を持つため、苦手な物でも「食べてみよう」という好奇心やチャレンジ精神が出てきます。

親子で家庭菜園や釣りを楽しむことは、家族のコミュニケーションUPにも役立つため大変おすすめです。

⑦食事の場所を変えてみる

庭やベランダにテーブルを置くなどして、食事場所を普段の食卓から移動してみることも一つの方法です。

天気の良い休みの日は、近くの公園にお弁当を持ってブランチするなども、子供にはワクワクする楽しい行事となります。

少しの環境の変化が、嫌いな食べ物を受け入れるきっかけにも繋がります。

⑧一人分のお皿に分ける

子供は感受性が大変豊かにできていますので、料理の盛りつけが変わるだけでも喜んで食べることがあります。

時間のあるときは、お子さまランチ風に旗を付けたり、デコ弁などにぎやかな楽しいご飯にしてあげてください。

また、大皿に盛って皆で食べられるような状態では、子供が嫌いな物に手を付けることはありませんので、一人分ずつに分けた盛りつけにしましょう。

⑨嫌いな理由を聞く

なぜ嫌いなのか、子供に聞いてみることも大変重要です。

もしかすると、「食べると口が痒くなる」「喉がイガイガしてくる」など、アレルギー症状が原因で嫌いになっている可能性も考えられます。

その場合は、病院でアレルギー検査を行うなど、医師による判断に従ってください。

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まとめ

子供の将来を考えると、なるたけ早く偏食を治したいと思うのは親として当然の思いですが、好き嫌いを意識するあまり親子関係がぎくしゃくしてしまうのは良くありません。

まずは、嫌いな食べ物でも「一口だけ食べてみよう」と言ったルールを決めて、がんばって一口食べれた時には思いっきり褒めてあげましょう。

その後も一口ルールを繰り返し行い、苦手だった食べ物の味にゆっくりと慣れさせていくことが大切です。