離乳食が始まる頃にトライしたい飲み物と言えば、やっぱり麦茶ですよね。ノンカフェインで虫歯予防にもなる麦茶は、ミルクを卒業する赤ちゃんへの水分補給としてもピッタリ。

そこで今日は、麦茶が赤ちゃんにもたらすメリットや与える時の注意点、飲まない時の対処法など、いくつかまとめてみました。

離乳食が始まる赤ちゃんに麦茶が良い理由

麦茶にはミネラルやビタミンが豊富に含まれているだけでなく、緑茶や紅茶のようにカフェインが入っていないため、赤ちゃんにも安心して与えることができる飲み物です。

その効能は、胃の粘膜を守ってくれたり火照った身体を冷やしてくれたりと、これから始まる離乳食への準備や暑がりな赤ちゃんの体温調整としても役立つことが分かっていますが、赤ちゃんに与える麦茶の最大の効果と言えばやはり「虫歯予防」ではないでしょうか。

そもそも、生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯になる原因菌(ミュータンス菌)は存在していませんが、前歯の生え始める離乳期になると母親や家族から移ることで定着して行きます。

その頃に、果汁や甘いジュースばかり与えていると、近い将来虫歯になるリスクが高まってしまうのは言うまでもありません。

子供の虫歯の罹患時期が早ければ早いほど、虫歯菌は定着し虫歯体質になっていくため、離乳食のこの時期にいかに虫歯を作らないことは、大変重要なポイントとなっています。

その点、麦茶にはバクテリアの定着を防ぐ効果があるので、虫歯を誘発するミュータンス菌の膜が歯に作られるのを未然に防いでくれる働きがあるのです。

赤ちゃんに麦茶を与える時期と注意点

赤ちゃんに麦茶を飲ませる時期は、離乳食を始める頃が目安となっています。

現在では、多くのベビー用麦茶が販売されており、ペットボトルや紙パックに入ったそのまま使える液体のものもあれば、旅行先で便利な粉末タイプの水で溶かすベビー用麦茶もあります。

とはいえ、これらベビー用麦茶は特に成分に違いがある訳ではなく、普通の麦茶より薄めてあるだけの商品ですので、普段家族で飲む麦茶を水で薄めてあげることで、赤ちゃんにも問題なく与えることはできます。

赤ちゃんに麦茶を作る時の注意点としては、たとえ水だし用のパックであっても、沸騰したお湯で作ると殺菌効果もあるので安心です。

本来、麦茶は煮出すと香ばしい風味も出て美味しくなるものですが、赤ちゃんにとっては苦く感じる場合もあるため、最初はなるたけ薄めのあっさりとした麦茶を飲ますようにしてください。

ちなみに、1回に与える量は、初めはティースプーンで2杯とし、麦茶の味にも慣れてきたら5杯、更に10杯と増やしていくようにしましょう。

スプーンでは足りないようになったら、次は哺乳瓶かストロー付きのマグカップで与えるようにしてください。

また、麦茶の温度は、まだ消化機能が未熟な赤ちゃんには、間違ってもキンキンに冷えた状態で与えることのないように注意しましょう。

冷蔵庫に入った麦茶を使う場合は、常温の水で倍ほどに薄めてあげることで、赤ちゃんの内臓を冷やさずに水分補給をすることができます。

赤ちゃんが麦茶を飲まない時の対処法

母乳やミルクからの移行時に、麦茶を拒否する赤ちゃんは大変多いと言います。

これは母乳やミルクに少し甘みがあるのに対し、麦茶には甘みがないばかりか苦みとして感じてしまう赤ちゃんが多いことが原因だと言われています。

しかし、ここで根負けしてジュースや果汁ばかり与えてしまうと、ますます麦茶を拒むばかりか虫歯や肥満に繋がる恐れもあるため、根気よく麦茶を与える努力が必要となります。その際、可愛いキャラクターのついたスプーンやコップで楽しい気分にしてあげることも効果的だと言われています。

赤ちゃんが麦茶を飲まない時の対処法としては、まず冷蔵庫から糖分の入った飲料を全て排除してしまうことが大前提です。

最初は、甘いジュースを欲しがるばかりに泣いてしまう事もあるかもしれませんが、そんな時は冷蔵庫を開けて「ジュースは無いよ」と庫内を見せてあげるのも一つの手です。

代用品

それでもお水や麦茶を拒んでミルク以外の水分を摂らない赤ちゃんには、以下の味を試してみてください。

まとめ

大人に比べて熱中症にもなりやすい赤ちゃんには、何と言ってもこまめな水分補給が必要不可欠です。

外出時などですぐにおっぱいがあげられない時に備えて、日頃から麦茶を与えるように心がけていきましょう。

とはいえ、嫌がる麦茶を無理やり与えても、拒否反応を倍増させてしまう恐れもあるため、ゆっくりと段階を踏んで行く必要があります。

まずは、おっぱいやミルク以外の甘く感じる飲み物は与えないようにして、麦茶の味に慣れていくところから始めていきましょう。

ちなみに、赤ちゃんにはいつまで薄めた麦茶を与えるべきかの点ですが、これは赤ちゃんの体質や離乳食の進み方にもよりますが、目安としては生後9カ月くらいには大人と同じ濃度にしても問題はないと言われています。

ただし、苦みや香ばしい風味が苦手な赤ちゃんの場合は、濃度を濃くすると拒否反応が起きる場合もあるため、少しずつ濃度を調整しながら様子を見ることが大切です。