祖母に「お餅は母乳に良いよ」と勧められたのに、ママ友には「餅は絶対やめた方がいい」と止められた…そんな経験はありませんか?授乳中は避けるべき食べ物が意外とたくさんあります。昔から言われていることをそのままうのみにしてはダメ!おっぱいのためにも赤ちゃんのためにもぜひ正しい知識を知っておいてくださいね。

昔は授乳期にお餅を積極的に食べていた

授乳をしていると年配の女性に「お餅を食べなさい」と言われることがあります。かつて授乳中のお母さんは積極的に周囲からお餅を食べさせられました。栄養が多く含まれている食べ物が簡単に手に入らなかった当時、お餅はカロリーを手軽に摂取できる貴重な食材だったのです。

日本はもともとお餅に神様や精霊が宿るといわれ、神聖なものとして扱われてきました。お正月に鏡餅を備えるのはその名残ですよね。命をかけた出産を無事に終え、授かった大切な赤ちゃん。出産を終えた女性にお餅を勧めるのは、大切な赤ちゃんのお世話をするお母さんにはその神聖なものを食べて欲しいという願いを込められた、周囲からの思いやりだったとも言われています。

当時は高価だったもち米を買い、お赤飯やお餅として食べ、授乳期を乗り切った時代。そんな経験から年配の人は、授乳期の女性にお餅を勧めるのです。

現代ではお餅は基本的にNGに!

時代は変わり、今は世の中に食べ物が溢れています。妊娠中も出産後も増えてしまう体重を意識しなければならないほど、簡単にカロリーが摂取できてしまう現代。中でも高カロリーのお餅は避けるべき食べ物として認識されています。

母乳を作るには、多くのカロリーを必要とします。授乳中は一般女性よりもカロリーを多く摂取するべきで、カロリー不足になると母乳の出が悪くなってしまいます。お餅は白米に比べて高カロリーで簡単にエネルギーが摂取できるため、母乳の出が悪い人はあえて食べるという人もいるほど。実際にあまり母乳の出ないママが母乳を出すために頻繁に食べ、お餅に助けられている人もいます。その為、一部の人にとってはお餅は避けるべき食材とは言えないのです。

しかし母乳の出に問題が無くお餅を食べると、母乳が必要以上に多く作り出されてしまい、おっぱいの張りを感じたり、しこりができ乳腺炎になってしまうことがあります。赤ちゃんが飲む母乳量を超える量は作り出さないほうが良いのです。

特に生まれたばかりの赤ちゃんは、まだあまり母乳をたくさん飲む事ができません。出産後はお宮参りやお食い初めなどお祝い事が続きますが、お餅を食べるのは出来るだけ避けたいものです。また体質によっても、お餅による母乳の詰まりやすさは変わってきます。乳腺が細い人はおっぱいのトラブルが多く、お餅を一口食べただけでもすぐに胸が張ってしまうという人もいます。月齢が進み授乳回数が徐々に減り、授乳間隔が長く開くようになった頃も特に注意が必要です。

お餅がダメな理由は高カロリーだから!

お餅が母乳に良くないのは、お餅に含まれる成分や栄養素が悪影響を及ぼしているのではありません。単純に「高カロリー」だからです。つまり、お餅やもち米=NGという訳ではなく、高カロリーの食事=NGということ。この知識があれば、母乳に良くない食べ物が分かってきますよね。高カロリーで糖質が多いものをたくさん食べることで、母乳はドロドロになり、詰まりやすくなります。

赤ちゃんがまだ小さくストレスもたまりやすい授乳期、ママが甘いものを食べたくなる気持ちは分かりますが、高カロリーのお菓子は十分に気を付けましょう。特にケーキやアイスクリームなど洋菓子は脂質も糖質もたっぷり含まれています。バターやチーズ、生クリーム、マヨネーズなども出来るだけ控えたいところ。フライやカツ、天ぷらなどの揚げ物もほどほどにしましょう。牛乳やヨーグルトなどの乳製品は便秘解消のためにも積極的に取り入れる女性が多いのですが、脂肪分が多いため摂取しすぎは要注意です。

他にもある!授乳中に注意したい食べ物

お餅をつくる為のもち米を使った食べ物は意外と多く、食べる時には気を付けたいところ。お赤飯やおこわ、大福などの和菓子にももち米は使われています。お餅の代わりにいいのは、やっぱり白米。健康に良いとされる玄米や胚芽米は消化が悪くアクが強いため、授乳期にはあまりよくありません。和菓子を食べたければ母乳に良い小豆をメインにしたものを選びましょう。

主食はパン派の人も多いと思いますが、小麦粉は体を冷やす素材と言われているため、小麦製品は控えめにしましょう。もしパンが食べたければ、イースト菌が使われていない天然酵母のパンや、お米が原料の米粉パンを選べるといいですね。糖分が高い菓子パンの食べ過ぎには注意です。お魚やお肉はできる限り油脂が少ない部位を選べるとベスト。豚の赤身や鶏のささみ、白身魚はお勧めです。アレルギーが出やすい青魚や生魚、卵は控えめに。

ちなみに健康に良いからと果物をたくさん食べがちになりますが、これも糖分が多いので食べ過ぎは良くありません。特に体を冷やす作用のある梨やメロンや柿は、昔から母乳に良くない食べ物とされています。

最後に

妊娠中にあれだけ食べ物に気を遣っていてやっと解禁されたと思ったのに、ガッカリしてしまった人もいるかもしれません。でも母乳に良くない食べ物を避けることは、ママのためでもありますし、赤ちゃんのためでもあります。授乳が終わるまでの我慢!ぜひ体にやさしい食べ物を食べるようにしてくださいね。