ストレスを感じると心だけではなく身体にも悪影響を及ぼします。健康を害するだけでは無く望んでいるのに妊娠が成立しないなど不妊とも関係しているのです。ストレスが身体にもたらす悪影響やその解消法、不妊との関係性を徹底解説します。

ストレスを感じると身体はこうなる

人間がストレスを感じると身体に様々な影響を及ぼします。

ストレスに中には身体を活性化させ良い影響を与えるものも存在しますが、身体に悪い影響を与えるストレスは身体や心の不調や病気に繋がる恐れがあります。私たち人間が感じるストレスは全て脳によって認識されます。その結果ストレスホルモンの分泌を調節し身体に様々な反応を引き起こし、管理します。このストレスホルモンの分泌量が多すぎると健康に悪影響を及ぼすのです。

身体がストレスを感じると、それに立ち向かうために消化機能などのエネルギーを消費するプロセスを止め、利用可能なその他のエネルギーを総動員してしまうのです。さらにストレスはあらゆる病気の90%に関わっているという研究結果もあり、影響は深刻です。

不妊とストレス

ストレスを感じると身体には様々な影響が起こることがわかりました。では不妊にはどういった影響が起こってくるのでしょうか?

ストレスを感じると、脳がホルモンの分泌を調節し、様々な活動を後回しにすると説明しましたが、生殖ホルモンもこれにあたり分泌が後回しにされてしまいます。生殖ホルモンの分泌が滞ると、当然ホルモンバランスが崩れ排卵障害が起こったり、生理不順などのトラブルが発生します。

排卵が上手くいかないと妊娠を望んで性交を行っても妊娠が成立しません。

この排卵障害は女性不妊の原因の約3割とも言われています。また生理不順が慢性化してしまうと妊娠しづらい体質になる恐れもあります。またストレスによる不妊は女性だけではなく、男性にも関係してきます。

ストレスにより男性は勃起不全や射精が上手く出来なくなる可能性が出てきますし、さらには男性ホルモンが低下すると性欲や精子の減少などに繋がってしまいます。不妊とストレスには切っても切れない関係があるのです。

不妊時のストレス解消法とは

ストレスは不妊に繋がり良くないとわかっていても、妊娠に対する焦りや不妊治療の不安など、日常生活の中でストレスを感じるなという方が難しいものです。

ストレスを溜めても不妊に陥りやすく、不妊状態にあっても妊娠に対するストレスが溜まる。ストレスと上手く付き合っていくのは簡単なことではありませんが、自分なりの解消方法を見つけコントロールしていくことが大切です。一般的なストレス解消方法を幾つかご紹介します。

睡眠をしっかりとる事

人間は睡眠時間が短いと自律神経が乱れます。ストレスが溜まっている状態で自律神経が乱れると自律神経失調症や神経性胃腸炎、過呼吸症候群などの疾患になる恐れがあります。病気になってしまっては本末転倒、不妊や妊娠よりもまず体調を戻すことが最優先になります。ストレスを解消する理想的な睡眠は、脳の修復を行う成長ホルモンが多く分泌されている入眠3時間までに、深く質の良い睡眠であることが重要です。

ストレス解消の為には深く質の良い睡眠ができるよう、寝る1時間前に入浴を済ませ、寝る前にはパソコンやスマートフォンなどの電子機器を触らずリラックスしながら眠りに落ちることが良いとされています。

適度に体を動かす事

人間は運動をする事で脳内にエンドルフィンという物質が分泌されます。このエンドルフィンはストレスを軽減してくれる働きがあるのです。また不妊の敵である冷え性の改善にも効果的。身体が冷えていると生殖機能の低下や着床障害、無月経などの問題を引き起こす原因になりますが、適度な運動によって血行が良くなり改善へとつながります。

オススメの運動はランニングや水泳、ウォーキングなどの有酸素運動です。

私たち人間がストレスを感じている時は脳内の神経伝達物質であるセロトニンの働きが弱まっているのですが、これらの有酸素運動を行うことでセロトニンを上手く働かせ増加させる効果が期待できます。ストレスも発散でき健康維持や不妊改善にも効果的なので、まずは意識的に運動をする習慣をつけることから始めてみてはいかがでしょうか?

パートナーとのコミュニケーションやスキンシップをとる事

妊活、不妊など悩みはやはりパートナーに聞いてもらう事が一番です。お互いの気持ちを話し合って、時には妊活や不妊治療をいったんやめてみるという事も重要です。妊娠したいという気持ちの焦りはストレスの元。ストレス発散にも繋がるのでたまには2人でお酒を飲む、旅行へ行く、おしゃれをして出かけてみるなど愛情を深めてみましょう。

ストレスを一人で抱え込まないで!

不妊には様々な理由がありますが、ストレスもその原因の一つということがわかりました。何らかの原因でストレスを感じ不妊の原因になる、妊娠へのプレッシャーからさらにストレスを感じるといった悪循環に陥らないように、一度自分自身の身体と心に無理をさせていないか再確認してみましょう。