あなたは、将来赤ちゃんを産みたいですか?

赤ちゃんが欲しい!と思った時、避妊をせずに性行為をしさえすればすぐに妊娠すると思っていませんか?

実は、人間の妊娠する率は意外と低い事をご存じでしょうか。また、女性が子供を産める期間には限りがあります。

もちろん、子供を産まなくても幸せに生活していらっしゃる方も多く子供を産むことは義務ではありませんが、もしもあなたが「いつかは子供をもちたい!」と思うのでしたら、妊娠にまつわる年齢と確率について知っておきましょう。

着床(妊娠)に成功する確率は?

25~30歳の妊娠適齢期の健康な男女で、排卵と行為のタイミングがあっていても、1回の排卵で着床する確率は約20%といわれています。

意外と低い!とびっくりされる方も多いのではないでしょうか。

動物のなかにはほぼ100%の妊娠率をもつ種もありますが、人間はそうではありませんので、真剣に妊娠を希望される場合には妊活にある程度の期間を見込む必要があります。

ただし、「避妊しなくても妊娠の確率は低いから、避妊しなくていいね」とはなりませんのでご注意ください。

妊娠を望む方にとっての1/5と、妊娠を望まない方にとっての1/5は、同じ確率でも意味がまったく違います。妊娠は望まないけれど愛情確認の為の行為をしたいという方は、性感染症予防のためのコンドームと、避妊の為のピルの服用をおすすめします。性感染症は自覚症状がないものも多く、いつの間にか不妊の原因になっていたという事があり得ます。

ピルを飲むと将来不妊になるといった誤解のある方もいらっしゃいますが、ピルにより排卵を休止させると卵子の老化スピードを遅らせる事ができ、子宮内膜症を予防する効果もある為、かえって将来的な不妊の確率を減らす効果があります。

妊活を始めてどのくらいで妊娠できるの?

ドイツでされた研究では、排卵日付近に行為をもつタイミング法での妊活を始めて、6周期(半年)で81%、12周期で92%が妊娠したそうです。

これは妊娠適齢期で平均的な生理周期の女性が毎排卵ごとにタイミングよく行為を行った場合ですので、都合でタイミングがとれなかった月があったり、生理が不順な女性の場合にはもっと期間が必要となるでしょう。

産婦人科は多くの女性にとって敷居が高い場所ですが、生理周期の乱れや生理痛があるなどの場合には、早めに受診して治療しておく事で妊娠しやすくなります。

生理周期は、生理初日から次の生理開始の前日までが25日~38日間。周期の差は6日以内が正常範囲です。これより短くても長くても生理不順ですので、産婦人科で相談してください。

また、生理痛がある場合も、受診が必要です。

「生理痛がある場合って、どのくらいの痛みから受診すればいいの?」と思ったあなた。痛み止めを飲むような痛みが期間中1回でもある場合は、受診の対象になります。

実は、生理痛はほとんどないのが正常。

痛みがある場合はなんらかの病気の兆候という可能性があります。生理痛はあるのが当たり前と思っている方、痛み止めを飲めば動けるから大丈夫という方は、ぜひ受診して適切な治療を受けてください。毎月3~7日程度はある生理期間の不調が改善されると、妊娠しやすくなるだけでなく、あなたの日々の生活の質も大きく向上します。

年齢による変化

自然に妊娠できる確率は30歳ごろから落ち始め、35歳あたり、37歳あたりでぐっと低下します。

40歳を超えると、自然に妊娠できるのは5%程度。いざ妊娠したとしても流産する率は年々増加していきますので、妊娠を希望される女性は早めの行動を意識されると良いでしょう。

年齢による妊娠確率の低下と流産率の増加は、赤ちゃんのもととなる卵子になる前の卵母細胞が、出生時にすでに用意されてしまっている事が原因。あなたが赤ちゃんを産む為の卵子のもとは、あなたがお母さんのお腹の中にいた時にたくさん作りためをしてあり、出生後に新しく作られる事はありません。その為、年齢を重ねるごとに卵子も一緒に年をとり、妊娠が難しくなります。

体外受精などの不妊治療を受ける場合でも、加齢がすすむと成功率が格段に下がります

とはいえ、個人差も大きい卵巣の老化問題。

年齢の割に卵巣年齢が若く比較的妊娠しやすい方もいれば、年齢は若くても妊娠しにくい方もいらっしゃいます。産婦人科によっては、アンチミューラリアンホルモン(AMH)検査を行うところも多くなっています。これは、卵巣年齢の目安になるもので、妊娠しやすさの指標になります。

今すぐの妊娠は望まないけれど将来きちんと妊娠できるか不安。という方は、アンチミューラリアンホルモン(AMH)検査で自分の卵巣の状態を知り、場合によっては対策をとっておく事で、将来の不妊の心配を減らせますので、相談されてみてはいかがでしょうか。