排卵日検査薬

赤ちゃんを強く希望しているのでタイミングを知りたいという方の必需品、排卵日検査薬。

どういった仕組みで排卵日を予測しているのか、陽性が出たらいつタイミングをとればいいのかご存知ですか?

排卵日検査薬は、実は排卵を検出しているのではないのです。ちょっと難しい排卵日検査薬の仕組みとタイミングについてお教えします。

排卵日検査薬の仕組み

排卵日検査薬なのに、排卵を検出しているのではない。

では、何で陽性が出るのでしょうか?

実は、女性が排卵する少し前、体の中では「LHサージ」という現象がおきています。これは「卵子の元となる卵胞が成熟したので、排卵してください」という命令が脳から出たということ。黄体化ホルモン(LH)が、急激に大量に放出される(サージ/surge)現象です。

黄体形成ホルモンの変化

LHサージがおこると体の中の黄体化ホルモンの量が急に増え、これを検出するのが排卵日検査薬です。

黄体化ホルモンは14時間ほどかけて徐々に分泌され、最高濃度を14時間ほど維持したあと20時間かけて減っていきます。

排卵は、LHサージの開始から24~48時間後、数値が最高になってから10~12時間後におこりますので、その時にあわせてタイミングをとると妊娠する可能性が高まります。

排卵日検査薬は、排卵ではなく、「これから排卵してください」というホルモンの分泌を検出する薬なのです。

いつ排卵日検査薬を使えば良いのでしょう?

排卵日検査薬は、やみくもに使ってもあまり意味がありません。

まずはご自分の生理周期を事前に把握しておきましょう。基礎体温を計れれば一番ですが、を記録しておくだけでも目安になります

生理周期が規則的な方の場合は排卵日も比較的タイミング予測がしやすく、生理予定日の14日前が一般的な排卵予定日になりますので、その2~3日前から排卵日検査薬を使いはじめると数日で陽性が出るはずです。

排卵検査薬が薄い陽性だった場合には、そこから10時間後前後に再度使用して濃い陽性が出るのを確認しても良いでしょう。

精度を上げる排卵日チェック法

生理不順でも排卵検査薬は使用できる?

生理周期が不規則な方は予測が難しく、検査薬をたくさん使う事になってしまいますが一番短い周期で生理がくる予定で使い始めるか、産婦人科での卵胞チェックとあわせて使うと良いでしょう。

卵胞チェックというのは、卵子の元となる卵胞の大きさから排卵日を予測してもらう診察の事。行っていない産婦人科もありますので、事前に電話確認しておくと安心です。

卵胞は約20ミリで排卵となり、1日1~2ミリ育ちますので、卵胞の大きさをエコーで見るとおおよその排卵日を知る事ができます。

産婦人科での卵胞チェックと排卵日検査薬を組み合わせると、かなり正確に排卵日を知る事ができます。生理が規則的な方も卵胞チェックをすると、ご自分がLHサージ開始から何時間後に排卵しているかも知る事ができますので、よりタイミングがとりやすくなりますよ。

卵胞チェックは健康保険適用の診療ですので、強く赤ちゃんを希望されている方は一度受診してみても良いでしょう。

排卵日が分かったら、いつタイミングをとればいいの?

排卵日検査薬でLHサージを確認したら、なるべく早く。できれば遅くともその日の夜にはタイミングをとりましょう。

排卵の前にタイミングをとるのが理想です。

なぜなら、卵子は排卵から24時間ほど生きていますが、受精可能な時間はそれよりも短く排卵後6~8時間程度しかないとされているから。精子は実は、射精直後には卵子を受精させる力があまりありません。

射精後5~6時間かけて卵子にもぐりこむための回転運動ができるようになりますので、排卵後に射精したのでは時間的にギリギリになってしまいます。

精子が受精可能な時間は36時間前後ありますので、LHサージ陽性が出たら出来るだけ早めにタイミングをとり、翌日か翌々日にもタイミングをとるようにして、受精能力のある精子が常に卵子を待つ状態を維持すると妊娠の可能性を大きく上げる事ができます。

おすすめ排卵日検査薬ってあるの?

排卵日検査薬にはいくつか種類があります。

大きな区分としては、アナログの検査薬とデジタルの検査薬の2種類。いずれも、指定部分に数秒おしっこをかける事で排卵検査薬は妊娠反応を示します。

アナログタイプ

アナログタイプの検査薬はコストが安く、特に外国製品はプラスチックの持ち手などがなく検査スティックがむきだしの簡素な作りのためごく低コストで利用できますので、排卵日検査薬を使い慣れている方や生理周期が不順で長期間検査したい方に向いています。

ただし、線の濃度などから自分で陽性陰性を判断しなければなりませんので、不慣れな方は少し判断に迷う事もあるようです。

尿中LH検出感度が低いほど、感度の高い排卵検査薬です。

【日本製】アナログ排卵日検査薬の違い

薬事法により薬剤師の対面購入が必要。

尿中LH検出感度
(mIU/mL)
排卵日予測日 陽性反応の判定 1回分当たりの値段
(希望小売価格税抜き)
ドゥーテストRLH 排卵日予測検査薬 30 約1日前 色の濃淡で判断 ~386円
チェックワンLH・II 40 約1日前 色の濃淡で判断 ~440円
スイッチOTC医薬品(第1類医薬品)【ネット通販可】

厚生労働省の承認を経て、ドラッグストア・ネット通販などで購入できる一般用に転用したタイプの排卵日検査薬。手軽でおすすめですね。

尿中LH検出感度
(mIU/mL)
排卵日予測日 陽性反応の判定 1回分当たりの値段
(希望小売価格税抜き)
【参考】ネット通販
ハイテスターH 30 約1日前 ラインの本数 ~516円 ハイテスターH(10回用)
ドゥーテストLHa 30 約1日前 色の濃淡で判断 ~385円 ドゥーテストLHa 12回分

【海外製】アナログ排卵日検査薬の違い

薬事法により薬剤師の対面購入が必要。

製造国 尿中LH検出感度
(mIU/mL)
排卵日予測日 陽性反応の判定 1回分当たりの値段
(希望小売価格税抜き)
ドクターズチョイス
ワンステップ排卵検査薬クリア
米国 20 約2日前 線の本数 ~98円
DAVID排卵検査薬 中国 25 約2日前 色の濃淡で判断 ~72円

デジタルタイプ

デジタルですと検査スティックとデジタル表示用の本体に分かれており、判定結果を陽性ならばニコニコマークなどデジタル表示してくれますので、判断の迷いがなく、検査薬に慣れていない方も迷わず使う事ができます。

一方で、コストが割高になるので、たくさん使いたい方には負担になる点と、デジタル表示される本体部分は何度も繰り返し使う事になるため、衛生的に気になるという方もいらっしゃるようです。

デジタル排卵日検査薬の違い

尿中LH検出感度
(mIU/mL)
排卵日予測日 陽性反応の判定 1回分当たりの値段
(希望小売価格税抜き)
クリアブルー・イージーデジタル排卵検査薬 30 約1日前 ニコちゃんマーク ~479円
チェックワンLHデジタル 40 約1日前 線の有無と濃淡 ~560円
クリアブルー排卵検査器タッチパネル式 約5日前 三段階 ~270円
※本体代はのぞく

最後に

アナログ・デジタルのどちらも検査精度にはあまり差はありませんが、陽性反応がわかりずらいタイプもあります。

妊活中は排卵日把握に苦労しますので、コスパも大切ですがハッキリ判定できるタイプを選びましょう。