完全流産とは、子宮の内容物である胎児や胎盤のもとが全て外に出てしまった状態を指します。

骨盤周辺の痛みや腹痛がある場合、また出血がある場合は完全流産の可能性も考えられます。また、トイレに行ったときなどに血の塊が排出されることがありますが、これは子宮の内容物が排出されたときに見られることがあるようです。

子宮内に子宮内容物が残っていませんので、手術などの処置は必要ない場合がほとんどです。出血は1週間から10日前後続くことがあるようです。

「完全流産」と診断を受けた後、パパやママとしては気落ちしてしまうかもしれません。しかし子宮の中がきれいにリセットされる完全流産後は妊娠しやすい傾向にあると言われています。医師のアドバイスに従って子作りを再開してみるのもいいですね。

完全流産の原因、手術の有無などについて正しい知識を学んでいきましょう。

完全流産とは

完全流産とは、子宮内容物が全て排出された状態を指します。医師から「残念ながら心拍の確認ができない」などと告げられた後、手術を受けずに自然流産を選び、完全流産を迎える方もいらっしゃることでしょう。出血が始まるタイミングは母体や胎児によりますので、仕事など自分のペースで動けない事柄があるときは、あらかじめ同僚や上司に話をしておくと安心です。

また不明なことがあればすぐに連絡できるよう、病院の電話番号はメモをしておくといいですね。

完全流産の痛みとは

完全流産のときは、骨盤周辺に強い痛みを感じることが多いようです。「陣痛のようだった」「生理痛のようだった」などと言われるように、つらい痛みに感じる人も少なくないようです。

また痛みに伴って出血が見られ、血の塊が出てくる場合もあります。血の塊は手のひらに乗る程度の大きさで、プルプルした形状をしているといわれています。
病院によってはその血の塊を検査することもあるようです。通院日までの保管方法など、医師とよく話をしておくと安心ですね。

完全流産は基本的に処置の必要がない

子宮内に内容物が残っていると感染症を引き起こしたり不妊の原因になることがあるため、手術が必要です。

しかし完全流産の場合は処置をする必要がありませんので、対応する手術はありません。

ただし、子宮の収縮を促すために薬を投与することはあるようですね。また完全流産後は腹痛や腰痛などが治まってくることが多いのですが、痛みがつらいときは遠慮なく医師に相談をするようにしましょう。

完全流産後の性行為や子作りについて

完全流産のときに気になるのが、次の子作りについてです。

医師によって「完全流産後すぐに子作りを開始してよい」「2、3回生理を見送るのがよい」と見解が異なるようです。前述の通り、流産後の子宮内は妊娠しやすい環境にあると言われています。

完全流産をはじめとした流産を経験したということは、少なくともママの体内で精子と卵子が受精し、子宮内に着床したということの表れだからです。しかし人によってはホルモンバランスがなかなか安定しない場合も考えられます。基礎体温計なども使って、自分のバイオリズムを把握するところからはじめましょう。

完全流産と診断されたらパパはママをいたわりましょう

完全流産は胎児側に原因があることがほとんどだとはいえ、ママは心身ともに大変傷つくことになります。自分に非はないとはいえ、ふさぎこんでしまったり泣き叫んでしまうこともあることでしょう。パパも同じくつらい気持ちでいるとは思いますが、ママは体もつらい状況にあります。

できれば、ママの傍にそっと寄り沿ってあげてください。じっくり話を聞いてあげて、一緒に次の目標を見つけるようにしましょう。また親や親戚兄弟、友人からのプレッシャーがあれば、ママをそれから守ってあげるようにしてくださいね。

おわりに

完全流産は流産の進行状態のひとつ。残念ながら子宮から内容物が全て排出されている状態です。手術の必要はなく、その他の処置もほとんど必要はありません。

また医師によりますが、完全流産後の子作りに厳密な制限はありません。基礎体温計や生理の状態、心身の健康などをみながら性行為を再開させましょう。