生理の前になんだかイライラする。感情の起伏が激しくなる。

身体が痛む。肌荒れやニキビができる。のぼせる。その不快な症状は、PMSかもしれません。

PMSってなに?PMSかもしれないと思ったら、どうしたらいいの?の疑問にお答えします。

PMSって?

PMSは月経前症候群といい、月経周期に伴い生理時期の前に起こるさまざまなトラブルを言います

生理のおよそ3日前から10日前に、生理のある女性のうち85%程におこる不快な症状が、PMSです。

女性の体のなかでは月経周期に伴いエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが増えたり減ったりを繰り返します。

そのホルモン量の変化が、体に不調をおこしてしまう事があるのです。

生理にまつわる事は女性同士でもなかなか話しにくい場合が多く、ただの気分の変化だと思っていたり、病気じゃなくて女性なら誰でもなる当たり前の事だと思っていた。という女性も多いPMS。

PMSを感じていても特に何も対処しないという女性が約60%もいるという統計もあるほどです。

PMSの症状は200種以上とも言われており、友達とも違う、母娘でも違う。同じ方でも先月と今月は症状が違うという事も珍しくないため、より対処がとりにくくなっているのかもしれません。

でも、その症状で貴女や周りの人が困っていたら、それはPMSなのです。

PMSを当たり前と放置せず、きちんと治療をしたり対処法を知る事で、いつもよりも少し快適な時間を過ごせますよ。

PMSでおこる症状は?

pms症状例

心の不調

イライラする、訳もなく悲しくなる、寂しくなる、憂鬱になるなど

体の不調

むくみがでて体重が増える、胸がはる、腰が痛い、肌荒れやニキビができるなど

行動への影響

眠くなる、集中力が下がる、甘いものが無性に食べたくなる、攻撃的になるなど、これらは症状の一例であり、これ以外にも多数の不快な症状がみられます。

「この症状があるから間違いなくPMS」「この症状は絶対に違う」という判断は難しいため、「自分がPMSかどうか知りたい」という場合や、不快な症状が強い場合には婦人科を受診してください。

月経周期に伴わない上記症状は別の病気の可能性がありますので、その場合も受診をお勧めします。

セルフケアでPMS症状を緩和しよう

日常生活でPMS症状を悪化させないようセルフケアしていく事で、症状が改善される場合があります。

トライしやすい対処法としては、

お酒、カフェイン、塩分を控えてバランスの良い食事をとる

アルコールや塩分、カフェインは、イライラやむくみ、低血糖の原因となります。

生理前の時期はアルコールとカフェインは控え、野菜とタンパク質、炭水化物のバランスの良い食事を心がけましょう。

この時期、「**を抜くダイエット」はNGです。

また、血流を悪くして身体を冷やしてしまうタバコも、よくありません。

血流が悪くなると身体がリラックスしにくくなるため、PMSの症状が悪化しやすくなりますので、なるべく控えましょう。

軽い有酸素運動で体を動かそう

ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの有酸素運動をすると、PMS症状が和らぐ場合があります。

運動が苦手という人でも、息を止めずにゆっくりと体を動かすだけでも効果がありますので、無理のない範囲で運動を始めてみませんか?

鉄欠乏性貧血に気をつけよう

鉄欠乏性貧血の症状は、PMSの症状と共通するものが多くあります。そのため、この2つを同時に発症してしまうと、特に症状が重くつらく感じる事があります。

普段から鉄分を多く含む食事を心がけると共に、PMSの症状が重いようでしたら婦人科で鉄欠乏性貧血の検査をうける事も必要です。

ただし、鉄分サプリメント等の飲みすぎはかえってよくありません。サプリやお薬を飲む場合には、用法用量を守って服用してください。

どんな症状が、いつ起こったか、記録をつけましょう

記録をつけていくことで、次にいつどんなトラブルがおこりそうか、自分のPMS症状を把握する事ができます。

症状がある時期の予定を調整する、事前に婦人科を受診するなどの対処も出来るようになりますね。

パートナーにわかって欲しい

PMSによるイライラや攻撃性を、つい恋人や伴侶にぶつけてしまった。という経験のある方も多いのではないでしょうか。

男女のケンカ

男性には月経がありませんので、PMSもありません。

女性が説明しなければどのような症状がおこるのかもわからず、「何がなんだかわからないがヒステリーをおこされた」等と感じてしまいます。

それがただ性格や気分の問題なのではなく、病気や体調不良の一種なのだと知って貰う事でこの時期に感じるストレスが減り、PMSの症状が緩和される事もあります。

PMSという症状について、自分にはどのような症状がおこりやすいか、どう対処して欲しいかといった事を、冷静な時にしっかり話し合っておきましょう。

「病気だから仕方ない!」と言いたくなる事もあるでしょうが、穏やかに話して理解を得る事は、貴女のメリットにもなります。

例えば、「イライラしている時には話しかけられると我慢したくてもどうしてもけんか腰になってしまうので、離れていて欲しい」「冷えると痛みが増すので湯たんぽを作ってくれると助かる」「生理前は胸がはって違和感があるので胸を触って欲しくない」など、してほしい事をしっかりと伝えて、生理前でもイライラしにくい環境を作っていきましょう。

多くの女性につきもののPMS症状ですが、上手に症状を緩和して、なるべく快適な日常を作り出してください。