生まれたての赤ちゃんは、何もかもが柔らかくてとってもデリケート。だからこそ手足の関節はもちろん、いびつに変形しやすい頭の形だって守ってあげなければなりません。赤ちゃんが成長した時、「どうして絶壁になっちゃったの?」、「いびつで短髪にできない!」なんて落胆されないよう日頃から気を付けていきましょう。

そこで今日は、赤ちゃんの向き癖が頭の形に与える影響と対処法についてまとめてみました。

頭の形を左右する赤ちゃんの向き癖

そもそも、赤ちゃんの頭の形は遺伝で決まると言われていますが、生まれる前から極端な絶壁や偏平になっている訳ではありません。むしろ、頭の形は生後間もない時期の向き癖に深く関係しており、寝かせ方次第では頭の形は良くも悪くも変わってくると言われています。

特に、生後半年までの赤ちゃんの頭がい骨は、とても柔らかくできており、まだ骨同士のつながりもきちんとできていないため、頭の形はすぐに変形してしていきます。

また、まだ首のすわっていない赤ちゃんは、頭が相対的にも大きく重いことから一定の方向で寝ていることが多く、それが長時間同じ状態でいると頭の後ろや側面が平らになってしまうのです。

そうなると赤ちゃんは、安定感を求めるがあまりいつも同じ位置に頭を置いて寝るようになり、この向き癖が続いていくことで後頭部がぺっちゃんこになる絶壁頭や斜めに歪んだ扁平頭になっていくのです。もともと、日本では赤ちゃんを寝かす際は「仰向け寝」が基本でしたが、こうした理由もあって一時「うつぶせ寝」が流行った時期もありました。

これには欧米の赤ちゃんには頭の変形が少なく、当時の欧米ではうつぶせ寝がポピュラーな寝かせ方だったことも影響しているのかもしれません。

特にアメリカでは、赤ちゃんの頭の歪みは、見た目だけでなく運動能力にも遅れがあると発表された研究結果の後押しもあったと思います。

ですが、うつぶせ寝による寝かし方は突然死を招く恐れが高いとして、現在では日本だけでなくアメリカでも仰向け寝が一般的になりました。

これにより、各国ではうつぶせ寝の推奨は減退しましたが、今では親の監視下の元、赤ちゃんが起きてる間はうつぶせ寝にして、頭の変形を防ぐと共に首や肩の筋肉を鍛えたり寝返りを打てるように練習する親が多いようです。

基本的に、向き癖による頭のゆがみがあるからと言って、脳に問題が出るわけではありません。赤ちゃんの寝ている時間が減り、自分で座れるようになって頭を上げている時間が多くなっていくことで、頭のゆがみは多少解消されていきます。

また、その頃には頭蓋骨の骨も丈夫になってくるため、多少の向き癖ではゆがまなくなってきます。

ですが、これは赤ちゃんの向き癖や頭のゆがみが軽度であった場合に限られており、重度の場合は修正が難しく、大人になっても頭のゆがみが残る可能性はあります

特に生まれてすぐから1歳半程度までの頭がい骨の柔らかい時期の向き癖には、十分な注意とケアが必要となってきます。

とはいえ、これは逆を返すと絶壁や扁平の遺伝子を持って生まれた赤ちゃんでも、日頃の寝かせ方次第で頭の形がグンと良くなると言うことなのです。

赤ちゃんが大きくなった時に、「なんで頭の形がおかしいの?」と悩むことのないよう、今のうちから是非ケアをしてあげましょう。

向き癖がつくNGな寝かせ方や抱き方

決められた場所にベビーベッドが設置されている場合は、以下のことに注意しましょう。

赤ちゃんは、興味のある方向を目で追ったり頭を傾ける行動をとるため、部屋の片側にばかり気になることがあると偏った姿勢を取るようになります。

それは、窓から差し込む光や家の前を通る人の声や車の音、テレビから聞こえる音楽や皆が出入りするドアの開け閉めさえも、赤ちゃんにとっては興味の対象であり、それに強く反応します。

このような場合、まずは定位置に設置してあるベビーベッドの向きを180度変えてあげることをおすすめします。もし、ベッドサイドにメリーやモービルが付いている場合は、場所を交互に付け変えてみたり、添い寝するママの位置もいつも同じにならないようにしましょう。

授乳や抱っこの際も、ママが慣れているからといって同じ向きばかりで抱くのは控えた方が良さそうです。

ママが、いつもと違う向きで抱くのが難しい場合は、授乳クッションがあると反対側でも容易に抱っこできるので、是非活用してください。

また、チャイルドシートやバウンサーは身体が固定されるため、頭の動きもかなり制限されます。

長時間の使用は頭のゆがみだけでなく、赤ちゃんの身体にも負担が多くなるため、できるだけこまめな休憩を挟んで、シートの固定から解放させてあげましょう。

頭の変形を防ぐためのポイント

寝かせっぱなしにしない

赤ちゃんの向き癖は、同じ方向ばかりを向いていたために起こる癖ですので、これを治すにはまず長時間寝かせっぱなしにしないことが大前提です。

新生児期は、頭蓋骨の負荷を均等にするためにも、2、3時間置きに寝ている向きを変えてあげましょう

首のすわった赤ちゃんには、寝んねの時間が終わったら横ばいで遊ばせるなど、首や肩の筋肉も鍛えていくと良いですね。腰のすわった赤ちゃんには座らせたり、ハイハイの練習などで身体全体を動かすことも大切です。

腹ばいで遊ぶ際は、固めのマットレスがあると、赤ちゃんがうつぶせしやすいだけではなく、窒息死などの事故予防にもつながります。

※追記:ベビー布団は固めですが、大人の布団の上で遊ばせるときは注意してください。

タオルで背中に土手を作る

まだ寝ている時間の多い新生児期の赤ちゃんには、丸めたタオルを背中に敷いて土手を作ってあげることも効果的です。大きめのバスタオルを棒状に丸め、癖の付いている方向とは逆方向に傾斜ができるようにタオルを入れてあげると、赤ちゃんは反対を向きやすくなります。

その際、窒息死などの事故をふせぐためにも、柔らかめのタオルは使用しないようにしてください。今では、安全性に重視した向き癖の防止用のクッションも市販で手に入ります。

首枕を付ける

首を保護するものですが、向き癖対策としても有効です。

作り方

準備中

付け方

首枕の付け方

編集後記

女の子は髪を長くするので本人は気にならないかもしれませんが、特に男の子だと短髪にした場合は苦労するので、しっかりケアしてあげてください。

旦那は左右と後頭部が歪な形なことから、子供の時に『じゃがいも』と、あだ名をつけられ嫌だったそうです!

そんな頭をしているので、今でも髪を短くできないし、新しい床屋を見つけるのにも苦労するし、眼鏡をフィットさせるのも簡単にいかないみたい。。。