保育園や幼稚園のトラブルでよくある、子供の噛み癖。

ある日突然、我が子がお友達に噛みついたと聞かされ、ヒヤッとした経験のあるママもきっと多いのではないでしょうか。

子供同士の問題とは言え、噛み癖を放っておくことはお友達に怪我をさせる恐れやママ友との関係にもヒビが入るため、大きな問題になる前にしっかりと治しておきたいものですよね。

そこで今日は、噛み癖のある子供の心理に迫りながら、親が今やるべき対処法や未然に防ぐ方法について調べてみました。

子供の噛み癖について

そもそも、乳児期の赤ちゃんはおしゃぶりを常に行っている状態で、目についたものを何でも口に入れる傾向があります。

歯が生え始める幼児期になると、おしゃぶりするよりも噛むことが日常化されてくるため、おもちゃやタオルなど身の回り物を噛む癖が付いていきます。

その延長上に、親の指や肩、兄弟やお友達の手や腕を噛むことがあるのですが、噛まれた相手の気持ちに反して、当の本人は全く悪気が無いことがほとんどです。

噛み癖のついた子供にとって物や人を噛むことは、遊びの一種でありおしゃぶりの延長であることが多いとされ、発育過程においては一時的なものであり心配は無いと言われています。

しかし、保育園など多くの子供が集まる場所において、お友達への噛み癖が頻繁に続くような場合は、親として対策を練らなければなりません。

子供は噛むことで、周囲の関心を引こうとしたり、ストレス発散をしている場合もあるため、それが悪いことだとは分かっていないことも多く見られます。

ですがそうは言っても、お友達の手や腕などを噛んでケガを負わせた場合は親として責任を取らなければなりませんし、今後も踏まえて噛む行為を止めさせる努力が必要となってきます。

園での人間関係に大きな歪みをもたらす前に、我が子の噛み癖について外的要因を探りながら未然に防ぐことが大切です。

子供の噛み癖から垣間見える外的要因とは

愛情不足

大人と違い、子供は自分の感情をうまく伝えることができないため、寂しさや注目を集めたいという気持ちが噛み癖となって現れることがあります。

特に、弟や妹が生まれた場合は、ママを取られた辛さや自分にはもう関心が無いのではとの不安から攻撃的な態度を取る場合があったり、甘えている気持ちをダイレクトに伝えるために噛む行為に走る場合もあります。

親を独占したい気持ちは子供にとって当然の欲求であり、気持ちが満たされないとストレスは溜まっていくばかりとなり、それを発散するために噛む行為に走ることも多いと言います。

このように、子供が愛情不足を感じて噛む行為を繰り返している場合は、まず母と子の2人きりの時間を取るように心がけ、目を見て抱き締めるなどのスキンシップも織り交ぜながら会話をしていく必要があります。

そうした中で、子供自身が「自分は愛されているんだ」と自信を持てるように安心感を与えることが大切です。

しつけの仕方

子供のしつけは大切ですが、しつけに一貫性が無い場合は逆効果になることがあります。

何か注意する場合でも、親の気分によって叱り方にムラがあったり言っていることがコロコロ変わると、子供は何が正しいのか分からないまま、ストレスだけは溜まる一方になります。

また、頭ごなしに怒鳴ったり長時間叱り続けるなど、度が過ぎた厳しいしつけにも注意が必要です。

子供は、抑圧されたままの精神状態でいると、自分を全否定されたと自暴自棄になり、そのストレスが噛み癖となってよその子を噛むこともあります。

頻繁な噛み癖は、愛情不足や欲求不満が原因で起こることが多いため、時には思いっきり甘やかせてあげる時間を作ってあげてください。

その際、もしママを噛んでしまっても、厳しく叱咤するのではなく、「ママ、痛くて泣いちゃうよ」と悲しい表情で訴えかけてみましょう。

「噛まれた人は痛いんだ、悲しいんだ」と子供に理解させることも、大変重要となってきます。

自我の芽生えの延長

子供は伝えたいことを明確に言葉で表すことがうまくできないため、その意思表示の代わりとして噛みつきや引っかきなどの行為に出ます。

それは色々な欲求が出てきて、お友達との関わりを持ちたいと言う現れなので、気持ちを言葉で表す訓練を親子の会話を通して練習していきましょう。

かんしゃくや攻撃の手段として

子供は、兄弟やお友達とのケンカで、叩いたり蹴るなどの暴力の1つとして、噛む場合があります。

かんしゃくを起こして泣いたり暴れるのは、子供としてはごく普通の感情表現であるため、暴力以外はそのまま放っておくことも時には必要です。

かんしゃくが治まったところで、叩いたり噛みつく行為はいけないことだと、冷静に教えていくことが大切です。

噛み癖を未然に防ぐ方法

おもちゃの取り合いなど、子供同士のケンカが始まったら

公園などで子供が遊んでいる場合は、常に目を離さないようにすることが基本です。

おもちゃの取り合いなどで小競り合いが始まったら、いつでもスタンバイできるように、ママは傍で準備しておきましょう。

もしケンカが始まり、子供が噛みつきそうになった場合は、まず2人の距離を遠ざけてから双方の言い分を聞いてあげましょう。

2人の話を聞きながら、その場でお互いの気持ちを代弁してあげることで、子供はママが分かってくれていると安心することができます。

これを何度も繰り返すことで、子供自身が「噛まなくても大丈夫なんだ」と思うように導いていきましょう。

スキンシップの延長で噛みつく場合

子供の中には、大好きなお友達だからこそ、噛みついて挨拶やスキンシップを取る子もいます。

もし、子供がお友達を見つけて走って噛みつきに行こうとしたら、手を繋いで一緒にその場へ行き、「おはよう」と笑顔で挨拶することを続けてみましょう。

噛もうとしたら、注意をそらす

子供がもし誰かを噛もうとしていたら、気を紛らわすアクションをしてみましょう。

話しかけて注意をそらしたり、「ブランコまで競争しよう!」と遊びに誘うことで、噛む行為を忘れさせることができます。

子供の噛み癖は何かに夢中になってる時はまず起こらないため、集中できる遊びを取り入れて積極的に身体を動かすことも大切です。