赤ちゃんは泣くのが仕事とは言え、いつまで経っても「止まらない夜泣き」となると話は別です。

どんなにあやしても泣きやまなかったり、あまりに激しい夜泣きの場合は、赤ちゃんの体質が原因となっている場合もあるのです。

夜泣きは赤ちゃんだけでなく、ママの体力や気持ちの余裕までも消耗させてしまうため、日頃から質の良い睡眠が取れるよう心がけていきたいものですね。

そこで今日は、赤ちゃんの体質改善により夜泣きをストップしてくれる「ロイテリ菌」のパワーについて、ご紹介したいと思います。

※正式には、『ラクトバチルス・ロイテリ菌』と呼ばれます。

赤ちゃんの体質と夜泣きの関係

意外かもしれませんが、夜泣きと冷え体質の関係は密接であると言われています。

大人でも胃腸が弱い人は、お腹が痛くなったり苦しくなったりしますが、それは赤ちゃんにも当てはまることが言えます。

体質的に消化器系の弱い赤ちゃんは、胃腸が冷えているため、お腹が痛くて夜に泣いていることが多いのです。

夜泣きをしている赤ちゃんのお腹を触ると硬く緊張していることがありますが、これは腹痛を起こしているツボの状態と似ていることもわかっています。

赤ちゃんの胃腸は、産まれてすぐからミルクの吸収と消化を繰り返す仕事をしていますが、休まず働き続けることによって胃腸に疲れが出ていることも多く、そのままにしておくことで胃弱となり、寒さを感じやすい冷え体質になっていきます。

その際、いくら温かいミルクを飲ませても身体全体をベビーマッサージをしても、赤ちゃん冷え体質が改善されなければ、夜泣きは毎日続くことになるのです

胃弱による冷えが原因で夜泣きをする赤ちゃんの特徴

    ①頭や背中は汗をかいていても、手足だけは冷たい
    ②背中を丸めながら泣く
    ③顔色はいつも青白い
    ④どんなにあやしても夜泣きが止まらない
    ⑤急にひどく泣きだすことがある

乳酸菌の一種であるロイテリ菌に注目

赤ちゃんの冷え体質が原因で夜泣きが起きている場合は、胃腸の働きや消化器系の発達を促して胃腸の力を付けることが大前提となってきます。

そんなときは、腸内の悪玉菌やウィルスを抑制し、免疫力を保つ働きのあるロイテリ菌に着目してみましょう

ロイテリ菌とは乳酸菌の一種であり、ヨーグルトなどの乳製品に多く含まれていますが、ママの母乳にも含まれていることがわかっています。

赤ちゃんは母乳からロイテリ菌を摂取することで、腸内環境を整えて代謝を良くし、免疫力も付けていきます。

また、ロイテリ菌は腸内環境の改善だけでなく、虫歯や歯周病の原因菌を減らしたり、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状にも効果的な作用があることもわかっています

ロイテリ菌と乳児疝痛の関係

欧米の医科大学や小児科の共同研究によると、赤ちゃんのお腹は腸内細菌のバランス不全によって、痛みを生じていることが明らかになってきました。

この痛みは「乳児疝痛(にゅうじせんつう)」と呼ばれており、これにより赤ちゃんが連日ひどい夜泣きをしたり、あやしても泣きやまないといったコリックの原因にもなっていることがわかっています。

その対策として、専門家が赤ちゃんに一定量のラクトバチルス・ロイテリ菌を投与する研究実験をしてみたところ、これまで3時間以上の夜泣きを繰り返していた赤ちゃんの約9割以上が50分未満の夜泣きに軽減されたという結果が報告されています

これは、ロイテリ菌が悪玉菌やウィルスの増殖を抑えて、赤ちゃんの腸内にある善玉菌の働きを助けて腸内環境を整える働きによるものと考えられています。

参考文献:http://www.jpeds.com/article/S0022-3476(14)00848-8/abstract , Journal of Pediatrics 24 October 2014.

ロイテリ菌を補うにはどうしたら良いの?

上記の研究結果からも、ロイテリ菌不足によって起こる胃腸の冷えや免疫力低下などの弊害を取り除くことが、赤ちゃんの夜泣きを改善させる近道ということがわかります。

が、しかし、近年ではその生活習慣や食生活の乱れから、ロイテリ菌を持たない母体が増えており、十分なロイテリ菌が行き渡っていない赤ちゃんが大変多いと言われています

もし、母乳にロイテリ菌が少なかったり、含まれていない可能性がある場合は、ロイテリ菌が配合されたヨーグルトなどの乳製品やサプリメントを積極的に摂取していきましょう。

腸内環境を整えるためにヨーグルトなどの乳酸菌を摂取するのと同様、善玉菌を含む食べ物やサプリメントを摂取することはバクテリアセラピーと呼ばれており、今では乳児向けに経口摂取できるタイプの液体サプリメントも販売されているため、ミルクや離乳食に混ぜたり乳首に塗って授乳することも可能です。

ロイテリ菌の副作用は?

「小さな赤ちゃんに薬を使うのは心配」と考えているママも多いと思いますが、天然由来の乳酸菌から作られたサプリであれば1歳未満のお子さまでも安心して使うことが可能ですので心配には及びません

しかも、ロイテリ菌は、本来母乳に含まれている安全な乳酸菌ですので、いくら摂取しても一切の副作用がないことがアメリカの食品医薬品局でも証明されており、世界最高峰である安全認証(GRAS)も受けています

まずは、赤ちゃんの胃腸を健やかにして、免疫力を高めて身体を強くさせることが大切ですので、赤ちゃんの体質によっては必要に応じてロイテリ菌を摂取することで、質の良い睡眠を促してあげましょう。

ただし、特殊なケースとして、子供が敗血症の場合は使用しないでください

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