子供の頃の誰もが思うであろう「どうして人は勉強しなくちゃいけないの?」と言う素朴な疑問。

難しい数式や化学記号を目の前にして「これは将来に役立つのかな?」と、当時そう感じた親御さんもきっと多いと思います。

しかしあれから時も経ち、今度は親となった立場で子供から同じ質問をされたら、果たして何と答えるのがベストなのでしょうか。

そこで今日は、子供が勉強をすることに疑問を感じている時に、親ができるアドバイスについてまとめてみました。

学ぶことで得られる喜びを教える

楽しいことや面白いことを感じるためには、まず「知る」ことが基本です。

どんなにワクワクする物語や感動する映画でも、言葉を知らなければそれを堪能することはできませんし、野球やサッカーを楽しもうと思っても、そのルールを知らなければ面白さは半減するでしょう。

反対に、多くの人が退屈だと感じている国会中継でも、政治に興味があり勉強している人からすれば、それは目の離せない貴重な時間なのです。

このように、世の中を楽しむために必要なのは知的好奇心を満足させることであり、それには何かを考えたり何かを知ることが不可欠でもあるのです。

勉強に光を見いだせない子供には、「知らないことはつまんない」「知ることは面白い!」ことをわかりやすく教えることで、いろんなことを知って知識を増やし、それを吸収しながら活用できると人生がさらに楽しくなることを教えてあげましょう。

学ぶことで将来の選択肢が広がることを教える

勉強をすることは、将来の夢を叶えるためや選択肢を広げる手助けをしてくれます。

小中学生の内から将来のビジョンを明確に持っている子供は決して多くはありませんが、何になりたいのか何をしたいのかがまだわからないからこそ、いろんな分野を学んでそこから自分の好きなことや興味のあることを見つけることは大切です。

反対に、その頃から勉強意欲を無くし知識を吸収することを諦めてしまうと、その後の人生において選択の幅が大いに縮小されてしまう恐れがあります。

まずは、学ぶことは将来やりたいことが出てきた時に「何事にも代えがたい強み」になると言うことを子供に伝えて、今まで全く興味の無かった分野が勉強を通じて意外と面白いことに気づくこともあると教えてあげましょう。

ですがそこで、それでも子供が勉強をしたくないと固い意志を伝えてきた場合は、無理にやらせる必要はありません。

その代わり、何年か経って勉強してこなかったことを後悔する可能性があることや、遅れを取り戻すには人の何倍も努力する必要があることも、併せて伝えるようにしてください。

学ぶことで将来の仕事に役立てることを教える

勉強することを途中で諦めた場合、将来やれる仕事はものすごく限られてきます。

もちろん、学校で教わる数式や古典がそのまま仕事に役立つ職種は限られてはいますが、これらを勉強したことは将来どんな仕事に就く場合にもその人の基礎になる働きがあるのです。

例えば、英語を話す必要のある仕事や化学の知識を求められる職種にしても、子供の時に習うアルファベットや元素記号のマスターが基礎となってます。

簡単な足し算や引き算ができなければ、難しい数式を使いこなすことはできませんし、ある程度の歴史や地理の知識がないと社会において教養の無い人とレッテルを貼られることも決して少なくはないでしょう。

もし、車に興味のあるお子さんだった場合、車に関わる職種に就きたい場合は大学の工学部の機械工学科や電気電子工学科を卒業することが近道であること、その大学に入るには高校までの数学や物理を習得する必要があること、十分にその知識を得るには小中学生で習う算数や理科の基礎知識が大変重要であることを、わかりやすく説明してあげることが大切です。

学ぶことで勉強を活かす応用力が備わると教える

学ぶことは、将来様々なことに対応していくための「生き抜く力」を身に付けることができます。

学校の授業がそのまま役に立つことは無くても、頑張って勉強した努力や諦めない気持ちは結婚生活や育児、仕事や人間関係にも活かすことができます。

受験の苦しい経験やテストで点が悪かった時の悔しい思いは、この先起きるかもしれない苦労を乗り越える力や忍耐力を培う意味でも大変重要です。

また、自ら勉強をしていく際に生まれる物事を取り組む真摯な姿勢や積極性は、社会から常に求められる賜物と言えるでしょう。

このように、自分の力で切り開く能力も、人が生きていく上で大変重要であり、これは子供の頃の勉強によるプロセスなくしてその能力を得ることはできないのです。

まとめ

勉強のもともとの語源を調べると、「勉めを強いる」ことであり、本来は気の進まないことを仕方なくすると言う意味であったようです。

しかし、明治以降は「知識を得るために努力することは美徳である」との認識が強まっていったのだとか。

勉強の定義に明確な答えはありませんが、親子で「勉強する」意味について考える時間はとても大切です。

まずは、「勉強したくない、勉強しなければいけない理由がわからない」と言う我が子の言葉に耳を傾けることから始めてみましょう。