赤ちゃんは生まれてから半年の間、母乳やミルクの液体だけを飲んで育ちます。固形物を食べないのでウンチがゆるいのは当然なのですが、そうなると下痢かどうか見分けるのが困難です。

ここでは生後6カ月くらいまでの赤ちゃんのウンチ・おしっこの特徴、どんな状態になると下痢と判断してよいかを見ていきます。

赤ちゃんのウンチとおしっこの特徴

産まれたばかりの赤ちゃんは、おしっこはごく少量を1日に10~20回、ウンチは10回近くします。新生児のうちは強く泣いたり体を動かしただけでも反射的におしっこが出ますし、ウンチも同じで腹筋に力が入ると出ることもあります。

徐々に溜めてから出すことができるようになってきますので、回数はだんだん減っていきます。

生後5~6カ月になると、おしっこは1日10~15回、寝ている間の回数は特に減り、ウンチも1日2~4回に減ります。この時期に離乳食を始めると、ウンチがさらにゆるくなったり、逆に便秘気味になる赤ちゃんもいます。

ただし、上記の回数はあくまで目安で、おしっこやウンチの回数は赤ちゃんによって違います。
お世話をしていくうちに、赤ちゃん個人の「普通」がわかってくるでしょう。

母乳とミルクでウンチに違いはある?

赤ちゃんのウンチは通常ゆるめですが、母乳を飲んでいるかミルクを飲んでいるかで色や硬さが違います。

母乳の場合は、黄色っぽい、カボチャのような色をしていることが多く、緑色がかっていることもあります。これはお腹の中に長く留まっていて、酸化したためです。においはヨーグルトのような少しすっぱいにおいがします。母乳に含まれる乳糖が腸の中で発酵するためです。

硬さはゆるく、液状やペースト状です。おしっこのようにおむつに染み込むくらいゆるいこともあります。たまに白いツブツブとしたものが出ることもありますが、これは母乳に含まれる脂肪やカルシウムが出ているものです。

母乳は消化が早く、飲む回数が多いので、ウンチの回数もこれに比例して多くなります。

ミルクの場合は、飲んでいるミルクの銘柄で異なりますが、母乳とほぼ同じか、茶色っぽい場合もあります。

においは母乳のウンチほどはすっぱいにおいはしません。硬さに関しては、母乳に比べると少し硬めで、粘り気のあるウンチです。また、ミルクは腹持ちが良く飲む回数が少ないため、回数も母乳に比べると少なめです。

おしっこやウンチの回数同様、色やにおいも赤ちゃんによって様々です。目安と違うからといって、必ずしも異変が起きているとは限りません。
おむつ替えの度に色やにおい、硬さをよく見ることで、その赤ちゃんが「普通の状態」か、そうでないかの判断ができるようになるでしょう。

下痢をしているかどうかを見分けるにはどうしたらいい?

上記のように、乳児は普段からゆるいウンチをするので、下痢をしているのかどうかが一目瞭然とはいきません。下痢かな?と思ったら、以下の点に注意して見てみましょう。

  • 普段のウンチに比べて明らかに水っぽい
  • 普段のウンチと色が大きく異なる
  • 回数がいつもよりも多い
  • いつもとは違う、嫌なにおいがする
  • 勢いよく吹き出すように出る

また、ウンチの状態だけでなく、赤ちゃんの体の状態もよく観察します。チェックポイントは以下の通りです。

  • ぐずってばかりいて機嫌が悪い
  • 熱がある
  • 嘔吐している
  • 食欲がない

いつもよりウンチがゆるめでも、普段通り元気にしているのであればさほど心配する必要はないでしょう。機嫌が悪くずっと泣いていたり、逆にぐったりして食欲もないようなことがあれば、医療機関を受診する必要があります。

実際に下痢になったらどうしたらいい?

いつもよりウンチがゆるくて回数も多いと感じても、母乳やミルクを飲み、機嫌よくしているなら様子を見ても良いでしょう。

赤ちゃんの下痢の主な原因は、ウイルス感染、食物アレルギー、冷え、飲み過ぎなどで、これらが原因の下痢は、普通は長くても10日ほどで治まります。

一週間以上下痢が続く場合は何らかの異常が疑われますので、元気に見えても小児科を受診しましょう。すぐに医療機関を受診すべきなのは、下痢に加えて高熱を出している、ぐったりしている、嘔吐している、飲み物を受け付けない、または飲んでもすぐに吐いてしまう時などです。

下痢をして恐ろしいのは、脱水症を起こすことです。

重症化すると意識障害やけいれんを起こし、命にかかわることがありますので、早い処置が必要です。

ウンチを観察して赤ちゃんの体調管理を

体調の良し悪しが排泄物に出るのは大人も赤ちゃんも同じで、ウンチを毎日チェックすることは体調管理につながります。

赤ちゃんのウンチの色は重要で、例えば下痢が続いてウンチが白くなったときは白色便性下痢症が考えられますので、早めに小児科を受診する必要がありますし、赤いイチゴジャムのようなウンチが確認されたら腸重積症という深刻な病気が疑われますので、救急に駆け込むような状態です。

下痢ではなくてもウンチが白色やクリーム色になってきたら胆道閉鎖症という病気が疑われますので、受診が必要です。

このように、ウンチが知らせる病気は数多くあり、毎日注意深く観察することで、病気の早期発見につながるのです。

参考までに

ワタシの第二子は、離乳食が進んでも便はゆるかったです。

保育園に行くようになってしっかり離乳食を食べるようになってから、ようやく普通の便になった感じです。どうしても一緒にいると母乳中心になるので、流石に軟らかくなりましたね^^。