赤ちゃんの夜泣きが続くと、ママはろくに体を休めることもできず、心身ともにくたくたになってしまいます。おむつを替えてもだめ。おっぱいやミルクをあげてもだめ。きちんとお世話をしているのにどうして? と途方に暮れてしまう人も多いのではないでしょうか? 

考えられる主な原因とその対処法を知り、夜泣き対策に役立てていきましょう。

赤ちゃんの夜泣きの原因として考えられること

服の着せすぎ

夜泣きの原因で意外と多いのがこれ。気温の低い秋~春にかけては「赤ちゃんが風邪をひかないように」と厚着させるママも多いのですが、赤ちゃんは暑すぎて眠れず、言葉で訴える代わりに泣いて不快感を伝えようとしているのです。布団に入ってしばらくしてから急に泣き始めた時は、念のため、背中に手を入れて汗をかいていないか確認し対処してみましょう。

また、服のタグが直接肌に当たってちくちくするなど、着心地が良くない場合もあります。

お腹がすいている

母乳が十分に出ていなかったり、離乳食の量が足りなかったりして、お腹がすいている可能性もあります。マッサージを受けたり、食生活に気を配ったりしても母乳の量が増えない時は、ミルクを足すことも考えてみましょう。

よく「ミルクで育つ子は弱くなる」と言われますが、決してそんなことはありません。ただ、哺乳瓶が原因で前歯が虫歯になることは考えられるので、飲んだ後はガーゼで歯を拭いてから寝かせてあげましょう。

睡眠不足が解消すると、母乳の出が元に戻ることも珍しくありません。

離乳食については、きちんと年齢に見合った量を食べているか見直してみましょう。一度にたくさん食べられない子は、数回に分けて与えるなどの工夫も必要です。味が薄いと食べない子もいるので、少量の塩や醤油なども上手に活用していきましょう。

生活リズムが狂っている

大人と一緒に夜更かしして、昼頃起きるような昼夜逆転の生活は、赤ちゃんの体内時計を狂わせます。朝は遅くとも8時頃までには起こし、昼間は外で遊ばせて、夜はなるべく早く寝かしつけましょう。食事やお風呂のタイミングに気を配ることも大切です。

夜泣きを乗り切るには、パパの協力も必要

赤ちゃんの夜泣きは想像以上につらく、追いつめられてノイローゼになってしまうママも少なくありません。集合住宅に住んでいれば、他の部屋の住人の目も気になりますよね。ご近所トラブルを防ぐため、夜泣きが始まったら上下・両隣の人には「ご迷惑をおかけするかもしれません」と挨拶をしておきましょう。

そして、なによりも重要なのがパパの協力です。

平日は仕事に差し支えるので無理かもしれませんが、休日なら夜泣きにも付き合えるはず。普段自分1人で奮闘しているママを気遣い「今日は僕が見てるからゆっくり寝ていいよ」と言ってあげましょう。もしそれが無理な場合でも、夕食の後片付けをしてあげるなど、自分にできることで思いやりを示すことが大切。「私は1人じゃない」と思えるだけで、ママの心理的負担はぐっと軽くなるのです。

赤ちゃんの体質

さまざまな対処法を試して困っていたら、こんな理由もあります。

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家事は手抜きしてもかまわない、と開き直る

「産後うつ」になってしまうママの中には、まだ体調も戻りきっていないのに「育児も家事もすべて完ぺきにやらなくちゃ!」と思い込んでいる人が少なくありません。しかし、赤ちゃんのお世話というものは決して育児書通りにはいかないもの。生まれる前と同じようにやろうとしても無理なのです。

あまり汚い部屋や衛生状態の悪い離乳食はもちろん問題ですが、最低限の家事ができていれば大丈夫。「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」とイライラすると、その落ち着かない気持ちが赤ちゃんにも伝染してしまうので「できない時は仕方ない」と開き直り、ゆったりした気分で過ごすようにしましょう。

夜泣きは、どんな子どもにも起こり得るもの

「一人目の時は夜泣きなんかほとんどなかったのに、二人目のこの子は毎晩夜泣きするの。私の育て方が間違っているのかしら?」と悩むママもいますが、夜泣きの原因はこれと断定できるものではなく、極端な育児放棄がある場合を除けば、決してママに原因があるわけではありません。

また、子どもはそれぞれ違う個性や感受性を持って生まれてくるので、同じように育てていても、どちらか一方にだけ夜泣きがみられるということも普通です。

ですから、口の悪い姑にイヤミを言われようと、夫に努力不足を疑われようと、まったく気にする必要はありません。自分なりに精一杯子育てをしているのなら、堂々としていれば良いのです。どんなに夜泣きの激しい子も、幼稚園に入る頃には自然とおさまります。「いつか終わる時がくる」と思えば、少しだけ、気持ちが楽になりませんか? 自分だけを必死に求めてくれる時期は貴重です。今だけの「夜泣き」を、もっとポジティブに受け止めてみましょう。

最後に

来る日も来る日も泣き続け「このまま一生終わらないんじゃないのかしら」とママをうんざりさせてしまう夜泣き。

しかし、赤ちゃんが泣くのには必ず理由があり、決してママの接し方に問題があるわけではありません。おむつやミルクなど、思いつく対処法を全て試しても泣きやまないなら、もうそれは仕方のないこと。昼間、赤ちゃんが寝るのに合わせて睡眠をとり、夜はとことん付き合うつもりでゆったり構えましょう。

パパに協力をお願いしたり、適当に家事を手抜きしたりすることも大切ですよ!