子供の習い事として人気のピアノ。

ピアノの習い事は、単にピアノを弾くという技術を身につけるだけではありません。音感やリズム感、楽譜の読み方といった音楽についての基礎を身につける事で、将来他の楽器を弾く時にもスムーズに始められる、音楽が好きになるといった効果もあるそうです。

また、音に対する感受性が育つ事で、外国語の習得の際に音を聞き取ったり再現する能力が高くなる、日常的に指を動かす機会が増えるので脳が刺激を受け知能や運動神経が発達しやすくなるといった事も期待できます。

ですが、うちもそうだったように「何歳から始めたらいいの?」と悩まれる親御さんも多いのではないでしょうか。

鍵盤がしっかり押せるようになったら、始めましょう

早くから始めさせたい場合、お子さんが鍵盤をしっかり押せるかどうかが、始めるタイミングの見極めポイントです。ピアノの鍵盤は小さなお子さんには意外と重たく感じるものです。

お子さんがあまり小さいうちですと「押して音を出すこと」に疲れてしまい、ピアノが嫌になってしまう事も。また、手が小さすぎると、次の鍵盤に指が届かない!という事もあります。

お子さんの体格にもよりますが、ドレミファソをスムーズに押せるようになる4歳から5歳ごろが、ピアノを始めるベストタイミングです。

音感の発達についても、7歳ごろまでに発達すると言われていますので、ピアノを習わせる理由として音感の発達に期待される場合は7歳になる前に始めると良いでしょう。

お月謝やレッスンの頻度は?

お子さんのピアノ教室のレッスン頻度は、大手ピアノ教室でも個人経営の教室でも、年40回から44回程度の場合が多くなっています。

月に3回から4回の頻度となります。

ピアノの上達のためにはレッスン頻度が多い程良いと感じる親御さんもいらっしゃるでしょうが、実は頻度が高すぎても上達しない場合が多くあります。
幼稚園保育園の運動会の時期、夏冬の長期休みには、お子さんが忙しくて自宅での練習時間が十分に取れない時があります。

また、年に1回程度ひらかれる発表会の前後にはどうしてもリハーサルや緊張で疲れが出てしまう時もあります。

そういった時期に練習不足のままレッスンを受けても、お子さんは疲れるだけで上達しにくく、「ピアノが楽しくない」→「もう行きたくない」という原因にもなり兼ねません。

お子さんがきちんと練習して「1つの曲を弾けるようになった」という達成感を味わえるよう、無理のない頻度でレッスンを続ける事が上達への近道です。

月謝は、未就学児のレッスンの場合月4000円から6000円程度のところが多いようです。

これに、教材費(楽譜や教本の購入費)、冷暖房費などが別途かかります。

平均的には大手ピアノ教室はやや高め、個人の教室は安めの設定になっている場合が多いですが、個人の先生は有名音大卒の先生や、複数台のピアノでの連弾、他楽器の基礎を教えてくれる場合、また将来ピアニストを目指すような高度のレッスンを教えてくれるような所もあり、その場合は相場よりも高めの月謝となる事があります。

レッスン内容や先生の経歴をよく確認してください。

家での練習はどのくらい必要?

特に4~5歳のお子さんの場合、なかなか自主的に練習をする事は難しいでしょう。

小さいお子さんの習い始めは、ピアノに触るのはレッスン時のみで先生に全てお任せしてしまっても大丈夫です。

レッスンでピアノに触ることに慣れてきたら、家での練習を始めましょう。

練習時間は、例えばオヤツの前、公園へ出かける前など、お子さんにとって楽しい事の前にするとよいでしょう。

このとき練習する時間を「10分練習しましょう」などと決めるのではなく、「この曲を2回練習して、上手になったら1回お母さんに聞かせてね」といった方法がオススメです。

小さなお子さんはまだ時間の感覚がはっきり身についていない場合も多く時間で区切っても「たくさん練習したのにまだ終わらないの?」と不満になってしまいますし、逆に時間間隔が身についてくると「10分」がきたら曲の途中でも放り出してお終いにしてしまう事もよくあるためです。

お子さんの練習で大切なのは、教える親御さんはイライラしない事。

レッスンが進んでくると、「こんな簡単な曲なのに、なんで出来ないの?」「どうして練習に集中できないの?」とつい思ってしまいがちですが、機嫌の悪い親御さんに見張られながらの練習はお子さんには苦痛でしかありません。

「できた!」→「褒められた!」→「嬉しい」の体験を繰り返す事がなによりも大切ですので、親御さんも家にある太鼓などのおもちゃの楽器で良いので一緒に伴奏したり、歌のある曲でしたらお子さんのピアノに合わせて歌ってあげるなど、楽しく練習できるよう工夫しましょう。

1曲弾けるようになったら家族の前でおめかししてミニ発表会を行い、褒められる機会を増やしてあげるのもオススメです。

大手教室と個人の先生、どちらがいいの?

お子さんと先生の相性や、親御さんの考えによります。

大手教室のメリットは、研修やマニュアルがあるのでレッスンの質が一定レベル以上に安定している事、お子さんと先生の相性が悪い場合に別の先生に交代して貰いやすい事、教材やレッスン法が独自に考えられたものである事などが挙げられます。

個人の先生は、レッスンの進め方や頻度等をお子さんの都合に合わせて貰える場合が多い事、他楽器との合奏などその先生独自のレッスンがある事が挙げられます。

系統だったレッスンが受けたい場合には大手教室、お子さんやご家庭の都合にあったレッスンを受けたい場合には個人の先生でご家庭の考えに合う方を探すというのが良いでしょう。

ピアノは全ての音楽の基礎とも言えます。楽しく始めて、音楽が好きになりましょう!