昨日まで出来なかった事が、今日は出来るようになった!

そんな赤ちゃんの成長の早さに、日々びっくりの連続というお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。

母子手帳や日記に「赤ちゃんが、いつ、何を出来るようになったか」記録しておくと、赤ちゃんが大きくなった時に一緒に楽しく読み返す事も出来ますし、検診や病院受診の際、また幼稚園や保育園入園の際に聞かれる事もあり意外と多くの場面で役立ちますので、ぜひ記録をしておきましょう。

特に、いつ「首が据わった」かは、母子手帳にも専用の記入欄がある程、赤ちゃんの成長の大きなステップです。

ですが、特に新米お父さんお母さんでは「首がすわる」というのがどんな状態なのかよくわからないという方が多数派!

病院などで詳しく説明してもらえる機会も少ないので、よく分からないまま自己判断している方が多いようです。

しかし、まだ首がすわっていない赤ちゃんを、もう首がすわったと勘違いしてお世話してしまうと、赤ちゃんの背骨の成長に大きな負担をかけてしまう事もあります。

しっかりと判断して、赤ちゃんの成長段階により適切なお世話をしてあげましょう。

赤ちゃんの成長

生まれたての赤ちゃんは、まだ筋力が弱く自分の体を自分の意思で自由に動かすことは出来ません。

手で首に支える

自分の頭を支える力もありませんので、首がすわる前の赤ちゃんを抱っこする時はしっかりと頭と首を支えてあげる必要があります。

首の支え方が十分でないと、赤ちゃんの体勢が不安定になり事故につながりやすくなってしまうだけでなく、頭の重さが骨や神経を圧迫して成長に悪い影響が出てしまう事もあるのです。

赤ちゃんの首周りの筋肉が十分に成長するのはおよそ生後3カ月ごろから6カ月ごろですので、それまでは抱っこの時はなるべく横抱きにしてしっかりと頭を支えて上げましょう。

この時期、早くできる事が増えて欲しいとすこやかな成長を願う親御さんは多いですが、赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、誰かと比べるのではなく、ぜひのんびり見守ってあげてください

乳児期の成長が早い赤ちゃんでもゆっくりな赤ちゃんでも、大きくなってからの運動神経や能力には関係ありませんので大丈夫です。

縦タイプの抱っこ紐

抱っこ紐の中には新生児でも縦抱っこができるタイプのものもありますが、この時期にあまり長時間縦抱っこをするのはよくありません。

まだ首がすわらない赤ちゃんの縦抱っこは赤ちゃんの様子をみながら短めに、機嫌が悪くなったりいつもと違う様子があれば横に寝かせてあげましょう。
また縦抱っこしている大人が激しく動く事は避けましょう。

どんな状態になったら、「首がすわった」の?

首がすわるという状態について「縦抱っこの時に頭がぐらぐらしなかったらいいのかな?」と判断される方が多いようですが、実は、首がすわるというのは「赤ちゃんの首の筋力が十分に成長し、自分で頭の重さを支えて自由に動かせるようになった状態」を言います。

たとえば、腹ばいで頭を持ち上げてあたりを見まわせるようになったり、縦抱っこの時に少し斜めの体制でも頭を自力で支えて自分の見たい方向を向けるようになると、きちんと首がすわった状態です。

とはいえ、「初めてハイハイした!」「歩いた!」というように、はっきりと「この時に成功した!」という瞬間が分かる事はあまりありません。

毎日の生活のなかで少しずつ筋力がついていき、「あれ?今できていたかな?」という事が増えていきます。

首の据わりをチェックする方法

ちゃんと首がすわっているか確信がもてないという親御さん向けに、仰向けで寝ころがっている赤ちゃんの両手をしっかりと持ってゆっくり引き起こした時に、首がだらんとならずしっかりついてきたら首がすわった証拠。というようなテスト法もありますが、成長を願うあまり早い時期からこのテスト法をするのはお勧めできません。

首がすわっていない赤ちゃんにはとても負担の大きい体勢になりますので、赤ちゃんの様子から「もう大丈夫そう」と思えたら、記念にテストしてみるくらいがよさそうです。

首すわりが遅くて不安な時は

この時期「ほかの子は出来ているのに、うちの子はなんでまだなのかしら?」と不安に思う親御さんも多いようですが、赤ちゃんの首すわりやハイハイ、たっちなどを始める時期は早ければ良いというものではありません。

早すぎると筋力や骨の成長が行動に追いつかず怪我につながってしまう場合もありますので、赤ちゃんが自分で出来る力がつくまでのんびり見守ってあげましょう。

生後6カ月に近くなっても首がすわる様子がない時は、少し首の筋肉を強くする練習を始めてみても良いでしょう。

練習は、まずは仰向けの状態で赤ちゃんの好きなおもちゃや音の出るおもちゃを大きく左右に動かして、赤ちゃんが顔を左右に動かすよう誘導してみます。

おっぱいやミルクをあげる時に、頭をしっかり支えて縦抱きであげるようにするのも練習になります。

大人がきちんと見守ってあげられる時に、固めの布団の上で腹ばいにしてあげるという方法もあります。

腹ばいやうつぶせは事故につながりやすいので、絶対に目を離さずに練習して下さい

最後に

赤ちゃんの首がすわると赤ちゃんと一緒に出来ることがぐんと増えて、楽しくなります。

前向き抱っこや座るタイプのベビーカーでのお出掛け、腰を支える幼児用椅子の使用が出来るようになり、赤ちゃんにも新しい出会いがたくさん増えます。
とはいえ、「ふにゃふにゃだった新生児時期のかわいさは別格だったわ」という意見も。

一度しかない赤ちゃんの成長。

どの時期も、たっぷり堪能しておきましょう。