共働き家族

本当に「0歳児保育」は赤ちゃんの発達に悪影響を与えてしまうのか、真相はどうなのでしょうか?

うちもそうですが共働き夫婦が当たり前の時代になり、「待機児童」や「小1の壁」といった言葉が新聞やニュースで頻繁に見られるようになりました。かつては、子どもが3歳になるまでは母親は子育てに専念すべしという「三歳児神話」が通説でしたが、現代では赤ちゃんがまだ0歳児のうちから保育園に預けることは珍しくありませんので気になりますよね。

0歳児の保育園での生活&ママの準備

認可保育園・認可外保育園のほとんどで、0歳児の保育を受け入れています。ただし、産休明け(生後8週間)から受け付けている園もあれば、生後4カ月もしくは6カ月以上という基準を設けている園もあります。

慣らし保育で泣く0歳児

保育園への入園が決まると、まずは「慣らし保育」といって短時間の保育から始めていきます。今までとは全く違う環境で生活するわけですから、赤ちゃんが徐々に保育園に慣れるよう少しずつ時間を延ばして保育をしていきます。

保育時間については、基本的に「保育標準時間」とされる11時間と、「保育短時間」とされる8時間という2つの区分があります。もし保育標準時間を超えて利用する場合には別途、延長保育料がかかります。

ゼロ歳児保育に向けたママの準備

赤ちゃんが0歳児だと、おむつや着替えなど持ち物が多くなるので、園のオリエンテーションが終わり次第、パパとも協力して早めに用意しておきましょう。

名前を書くことも忘れないでくださいね。

※裏地のタグに小さく名前を書く方が増えています。なるべく目立つように大きめにした方が、忙しい保育者にはわかりやすいですよ。

そしてその他にも、ママには次のような準備が必要になってきます。

母乳やミルクについて

0歳での保育で悩むのが、母乳やミルクについてですよね。

  • 保育園の入園前に断乳をする。
  • 保育園ではミルクを飲ませて家では母乳を与える。
  • あるいは昼はミルクで夜は母乳を与えるようにする。

このように、入園に伴うミルクや母乳についての選択肢はさまざまにあります。

それでは、母乳育児を続けたいというママはどうすれば良いのでしょう?

実は、冷凍母乳を保育園へ持ち込んで飲ませてもらうという方法もあります。ただし、冷凍母乳の取り扱いについてはさまざまな注意が必要で、保育園によっても冷凍母乳を積極的に受け入れている園や、逆に衛生面などの問題から冷凍母乳を一切受け入れていない園もあります。ですからママの希望に沿うように、初めから冷凍母乳OKな保育園を選ぶというのも1つの方法です。

離乳食について

多くの保育園では、栄養やアレルギーのことを配慮して調理された離乳食を赤ちゃんに食べさせてくれるので、各家庭が離乳食を用意する必要はほとんどありません。その代わり、まだ家では食べさせたことのない食材や好きな食材などについて保育園とも情報を共有し合いながら離乳食を進めて行きましょう。

また離乳食を用意する必要があったりお弁当の日などがあったりした時は、冷凍した離乳食やベビーフードを持参するのが一般的なようです。

ゼロ歳児保育の問題点とは?

生まれてから3歳になるまでの成長期間がその後の子どもの人格形成や言語・情緒面の発達の基礎になることは確かであり、生まれたばかりの赤ちゃんにとって母親との1対1の関わりは重要な意味を持つものと言えます。

しかし、冒頭でも書いた「三歳児神話」を否定するような科学的な研究結果がいくつも発表されていることも事実です。つまり、母親が仕事をしているか否かということが必ずしも子どもの発達に影響を及ぼすことはないということです。

厚生労働省としても、「三歳児神話というのは、明確にそれを肯定する根拠も否定する根拠も見当たらないというのが事実」と結論付けており、ゼロ歳児保育が子どもの成長や発達に支障をきたすとは考えにくいと言えます。

資料:「平成10年版厚生白書の概要」母親と子(厚生労働省)

それでは、それ以外にゼロ歳児保育が抱えるデメリットや問題点とは何なのでしょう?

感染症にかかりやすい

自宅と違って大勢の子どもや大人と接することが多いので、当然、病気に感染するリスクは高くなります。通常ですと熱が37.5℃になると親へ連絡が入りますので、こうした緊急事態が起きることを事前に職場にも理解してもらうことが大切です。

周囲の反応

0歳から保育園に預ける、ということに対して周囲の反応が冷たかったり理解してもらえなかったりといった場面に遭遇することもあります。
子育てに関してはさまざまな考え方や意見があるのだと受け止めつつも、こういった周囲の反応はとにかく気に留めないようにしましょう。

関連書籍

0歳児を保育園に預けて仕事を続けるべきかどうか悩んでいたら、以下のような本も読んでおくと良いかもしれません。

「0歳児保育」は国を滅ぼす

ゼロ歳児保育のメリットとは?

ゼロ歳児保育には問題点だけでなく、メリットとなる部分もあります。

赤ちゃんの生活リズムの確立

保育園では、赤ちゃんの保育スケジュールがしっかりと管理されているので、規則正しい生活を習慣づけることができます。

お友達ができる

同じ年齢のお友達と関われることは、保育園の魅力のひとつでもあります。

もちろんまだ0歳のうちは一緒に遊ぶことはできませんが、お互いに触ったり、目を合わせてみたり、ニコッと笑い合ったりといったコミュニケーションだけでも赤ちゃんは楽しい気持ちになるはずです。

それに、保育園は年の離れた子供とも関われるのも良い点ですね。

子どもの発達を考えた関わり

保育園の保育士は、当たり前ですが単に子どものお世話をして遊んでいるだけではありません。スキンシップ遊びや、音楽遊び、絵本の読み聞かせなど、子どもの運動能力や情緒面の発達を伸ばすような保育をしてくれます。

ただし、園によっては独自の保育プログラムを実践している所もあるので事前に確認した方が良いでしょう。

最後に

都内ですと、4月入園でないと保育園に入るのは難しいので、保活を始めるのが年々速くなっています。

育児休暇は1歳6ヶ月まで延長できますが、それまで待ったとしても認可外保育園すら難しい現状では、0歳児保育のメリット・デメリットを考えるどころではないかもしれませんね。