大人に限らず、赤ちゃんの排便にもリズムはつきものです。ですが、赤ちゃんが何日もウンチが出ないのは心配ですよね。やっと出たかと思ったら、そのウンチの硬さに驚いてしまった…なんてママもきっと多いのではないでしょうか。

硬いコロコロしたウンチだけだったらまだ気にされないかもしれませんが、硬いウンチが原因で切れ痔になり、排便のたびに血が出てしまうと流石に危機感を感じますよね。

今日は、そんな赤ちゃんの硬いウンチについて、「ウンチが硬い原因」と「今日からできる対策」を調べてみました。

赤ちゃんのウンチが硬い理由

赤ちゃんの便秘には、新生児(授乳期)と乳児(離乳食期)では原因が違っていることをご存知でしょうか。

新生児(授乳期)について

授乳期ののウンチが硬くなっている理由としては、母乳やミルク不足が主な原因だと言われています。

ミルクの哺乳量が少ないと便の量は減り排便回数も少なくなりますが、新生児期は胃や腸の運動が未発達のため排便ペースに変化は付きものですので、新生児期はウンチの回数が減っても、赤ちゃんの機嫌が良く食欲もあるようでしたら特に心配する必要はありません。

ですが、完全母乳の場合で母乳の出る量が極端に少ないと、残りカスとして出るウンチの出る量も減り便秘になる場合もあります。

一回の授乳時間が30分以上かかるようでしたら母乳不足も疑われますので、完全母乳だけに捉われずミルクを補うことも大切です。日頃から体重管理を行い、母子手帳に記載してあるパーセンタイル値(発育曲線)に沿っているかどうか確認していきましょう。

 

乳児(離乳食期)について

乳児期のウンチが硬くなっている理由としては様々な理由が考えられます

離乳食が始まる頃の赤ちゃんは、一度でも硬いウンチが出ると「痛いのはイヤ」と次のウンチを我慢してしまう傾向にあるようです。腸の動きやお腹の筋肉が未発達なため、ウンチを押し出すことがうまく出来ずに、排便自体を苦手と感じてしまうのですね。

そうなると、腸に残ったウンチは更に硬くなり肛門近くを塞いでしまうため、いきんでも出ないと言った悪循環になるケースが多いと言われています。

また、赤ちゃん全般に言える便秘の理由としては、水分不足や不規則な生活リズムが大きな影響を与えていることが分かっています。

月齢を問わず、大腸を刺激し排便を促す役割の水分が減るとウンチは腸に留まり硬くなりますし、赤ちゃんだからと不規則な食事や睡眠リズムを繰り返すことは排便リズムをも乱れさす原因にもなっているのです。

便秘の解消方法

水分不足を解消する

赤ちゃんの必要な水分補給の目安は、1歳前後の赤ちゃんは体重1キロあたりで150ミリ、1歳以降は100ミリだと言われています。

離乳食の始まった6キロくらいの赤ちゃんですと、1日に摂る全ての水分量として900ミリ程度が必要になっていますが、これらはあくまで目安ですので、体調や天候によって増減していくことが大切です。

外出して汗をかいた後やお風呂上がりなど、頃合いを見計らって水分補給を心がけるようにしてください。

母乳やミルク以外に良い飲み物として、新生児期には湯ざましや白湯がおすすめです

麦茶やほうじ茶などは生後1か月、イオン飲料などは生後3ヶ月、果汁などは半年以降を目安に飲ませていきましょう。

また、水分の摂りすぎにも注意が必要です。

水分の与えすぎは、ミルクや離乳食を摂る量を減らしてしまったり、水分過多による消化不良の原因になる恐れもあります。最悪、ミネラル不足からくる水中毒を引き起こす危険もあるので、極端に多く与えることは絶対に止めましょう

生活リズムを整えて、軽い運動やマッサージも

赤ちゃんの生活リズムを整えてあげると、排便リズムも一定してきます。昼夜問わずの授乳や寝たり起きたりの毎日の場合、生活リズムがなかなか一定しないことも多いですが、なるべく早い内から食事や入浴・就寝のリズムを整えていくようにすると、自律神経の働きが活発になり腸の蠕動運動も促進されていきます。

また、動けるようになった赤ちゃんには少しずつ運動させていきましょう。

運動不足は腸の動きの低下にも繋がりますので、ハイハイやバタバタするようになったら、足腰を使うような簡単なストレッチをサポートしてあげると良いですね。

また、赤ちゃんのお腹を優しくマッサージすることで、腸に刺激を与えて排便を促していきましょう。

やり方としては、赤ちゃんのお腹が少し凹む程度の力を入れながら、おへそを中心として手のひらで「の」の字を書くようにマッサージしていきます。まだあまり動けない赤ちゃんには、両足を持ち交互に足を前後させ宙を歩かせる運動もおすすめです。

【参考動画】ねんね時期向けの運動法

【参考動画】首がすわた後向けの運動法

【参考動画】便秘マッサージ

発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える

日頃から水分補給を心がけていても、赤ちゃんが何度も便秘を繰り返す場合は、腸内環境の見直しを提案いたします

ウンチをスムーズに排出させる働きのある善玉菌を、腸内にたくさん保ってあげることが、便秘になりにくい体質作りの一環です。腸内環境の基盤は1歳までに作られると言われていますので、乳児期の間にビフィズス菌などの乳酸菌や腸管内で発酵する乳製品、食物繊維の多い野菜や海藻類などを積極的に摂り入れて、腸の蠕動運動を活発化させていきましょう

ビフィズス菌の多い食品は、ヨーグルトや納豆に味噌などの発酵食品です。これらを食べることで腸内の善玉菌を増やすことはできますが、食物に含まれる善玉菌は胃酸によって死滅することが多く、例え大腸までたどり着いてもすぐに排せつされてしまい、腸内に定着させることは困難だと言われています。

そういったことから、ヨーグルトや発酵食品を毎日摂り入れるか、善玉菌の栄養源であるオリゴ糖の摂取も効果的です。オリゴ糖は、牛乳やバナナ、玉ねぎなどに含まれていますので、離乳食などで積極的に摂り入れていくようにしましょう。

食物繊維の多い食べ物は、野菜や豆類などの不溶性食物繊維と、海藻類や果物などの水溶性食物繊維に分けられており、この2種類をバランスよく摂ることが便秘改善に繋がる近道だと言われています。

便秘だからといって、人参やキャベツなどの不溶性食物繊維ばかり食べさせていると、効果としてウンチのカサを増やす働きはありますが、ウンチは水に溶けず硬いまま膨らむのでお腹が張ってしまいます。

そんな時は、ウンチを柔らかくする作用のあるワカメやバナナなどの水溶性食物繊維を摂って、大腸内に水分を引きこむようにしてあげましょう。バランスとしては、不溶性が2に対して水溶性は1の割合で、離乳食に摂り入れるとより効果的です。

最後に

まだ言葉が話せない赤ちゃんだからこそ、硬いウンチで辛い思いなんてさせたくないですよね。「良く寝て、良く食べて、良いウンチをする」ママからしたらコレが理想なのですから。

もし、仕事をされていて食事改善での改善が時間的に難しいなら、効果が最大になる複数のオリゴ糖を組み合わせたものを使い補うとイイでしょう。