赤ちゃんの発育を知る上で、体重管理は大切なママのお仕事。だからこそ、思うように体重が増えないとついつい心配してしまいますよね。ですが、「今日は○ミリしか飲まなかったわ」「体重が○グラムしか増えてないわ」と、リアルな数字にこだわり過ぎてはいませんか。

今日は、そんな赤ちゃんの体重管理に悩むママたちが知りたいことをいろいろまとめてみました。

体重増加は右肩上がりなら問題なし

生後間もない赤ちゃんは、驚くほどのスピードで体重が増えていきます。1日の体重増加量はおよそ30グラム、約1か月で1キロ増えると言われており、生後3か月で出生時の2倍、1歳で3倍が目安だそうです。

もちろん個人差もあるので、その子なりに元気も良く体重も右肩上がりに増加していれば全く問題はありません。
ですが、急に体重増加が停滞したり、思うようにグラフが伸びなかったりすると、ママとしてはやはり不安になるようです。

授乳量や授乳時間に注目

赤ちゃんの体重が増えない要因としてまず挙げられるのは、栄養不足です。1回分をきちんと計れるミルクとは違い、母乳の場合ははっきりとした数字が分かりません。その日の母乳の出が悪かったり、たくさん出ていても上手く飲めていない可能性も考えられます。

ママ自身が、今日は母乳の出が悪いなと感じた時は、完全母乳に捉われずにミルクを足すことも必要です。おっぱいを上手に吸えていないと感じた時は、角度や高さを変えるなどして、上手に飲めるように練習していきましょう。

また、決められた授乳時間に捉われてはいませんか。

育児書にそう書いてあるからと、おっぱいを時間制限するのはもう少し待ってみてはどうでしょう。
本やネットで書かれていることはあくまでも目安ですし、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ上手におっぱいを飲むことができません。

「授乳は3時間毎」といったセオリーに捉われずに、赤ちゃんがおっぱいを欲していると直感で感じた時は、ママも柔軟に応じてあげることが大切です。

補足

よく言われる3時間という間隔は『粉ミルク』の場合です。『母乳』は極めて消化吸収がよいので腹もちがしないため、もっと短い場合もあります。育児用ミルクの主成分は牛乳成分で、人間の赤ちゃんに最適と考えられる成分配合で作られているとはいえ差が生じるんですよね。胃が1個と4個と異なるからかもしれません。

母乳トラブルに注目

おっぱいにはたくさんの栄養や免疫力がつくので、できるだけ与えたいと思うのがママ心としては当然ですよね。ですが、母乳で育てている場合、様々な母乳トラブルが赤ちゃんの体重増加の妨げになる場合もあります。

母乳はママの血液から作られていますので、ママの摂る食事内容によっても母乳の質は変わってきます。ママが脂っこい物や糖分の多い食事ばかりを摂っていると、おのずと母乳の質も低下していきます。母乳の質が悪くなると、乳腺が詰まって乳腺炎を引き起こし、結果おっぱいがでにくくなると言ったトラブルに発展してしまいます。

そして、赤ちゃんのおっぱいの吸い方にも体重が増えない原因が隠されています。おっぱいの吸い方次第では、乳頭が荒れたり切れることもあり、授乳の度に痛みが続くことから、いずれ母乳が出なくなると言ったケースも聞かれます。

また、吸い方が悪いことで乳首に強い刺激が加わり、母乳が大量に作られる母乳過多になる可能性もあります。母乳過多になると、少し吸いつくだけで母乳が溢れてくるので、赤ちゃんは飲むスピードが追いつけずにむせてしまい、授乳を嫌がるようになります。

そうなると、たくさん飲めた時と少ない時で飲む量に差が生じ、体重増加のスピードが一定にならないことが起きてくるのです。

エネルギー消費に注目

生まれたての新生児の場合、室内温度によっても体重増加に影響を与えることがあります。赤ちゃんは室内の温度が低いと感じると、体温を維持しようとたくさんのエネルギーを使います。このエネルギーの放出のため、せっかく授乳で得た栄養が身体に蓄積されることなく消費されてしまうのです。

赤ちゃんに適した室温は、年間を通して24度前後だと言われています。特に冬場などは、室温を上げるか衣類や布団などで体温調節をしながら様子をみていきましょう。

また、首がすわりハイハイできるようになった赤ちゃんも、消費するエネルギーが増えていきます。身体を動かすことが好きな赤ちゃんは、たくさん母乳を飲んでいても体重が増えていかないといった傾向があるようです。この時期は、体重がうまく増えていかなくても、赤ちゃんが元気で快活に動いているようでしたら、何の問題もありません。母乳やミルクの量を増やしたり、離乳食の回数を増やすなどして、消費した分を補っていきましょう。

赤ちゃんの体重増加には個人差がある

我が子の発育状況を知る目安として、母子手帳に記載されている身体発育曲線を参考にしているママはきっと多いと思います。
ですが、こういった判断材料が、時にママを悩ます種にもなっています。

平均値のラインを外れてしまったがために、「もっとミルクを飲ませなきゃ」「早く体重を増やさないと」と焦ってしまった経験はありませんか。

そもそも人間には個人差があり、出生時の身長や体重の違いもさることながら、早産や予定日より大幅に遅れて生まれてくる赤ちゃんもいます。

多少、発育曲線からずれていても、その子らしいスピードで成長できていれば問題はありません。
ママがつける体重管理表を元に、我が子オリジナルの発育曲線を描いていきましょう。

最後に

今日は、赤ちゃんの体重が増えなくなる要因についてご紹介しましたが、赤ちゃんの成長には個人差がつきものです。
平均に満たないからといって病気などの問題があるとは限りませんし、体重増加の推移だけが赤ちゃんの健康のバロメーターを測る数値ではありません。

しかし、稀にですが成長ホルモンや甲状腺ホルモンの不足によって体重が増えないと言ったケースもありますので、気になるようであれば、定期検診などで医師に相談してみましょう。