ベビー用品コーナーに行くと、可愛いおしゃぶりがたくさん並んでいますよね。赤ちゃんも喜ぶし思わず買ってしまうママもいるでしょう。でもおしゃぶりは出っ歯になると聞き心配になったことはありませんか。

今回はおしゃぶりを赤ちゃんに与えているパパママにぜひ知っておいてほしい、おしゃぶりの知識を詳しくご紹介します。

おしゃぶりを思わず与えちゃう理由

生後2、3カ月の赤ちゃんは少しずつ指しゃぶりを始めるようになります。

これは動物の赤ちゃん全般に見られる動作で「吸てつ反射」と言い、本能的な行動です。赤ちゃんが生きていくために必要で、これでおっぱいを飲み栄養を補給することができるのです。おっぱいを飲んでいる時間=ママのそばにいられる安心できる時間と考え、不安な時や眠くなった時にも指しゃぶりをしたり、おしゃぶりを欲しがるようになります。

おしゃぶりを購入する理由は、赤ちゃんを泣きやませたい、辛い育児を少しでも楽にしたい、そんな悩みを解決できるからでしょう。実際に私も月齢に合わせて3つのおしゃぶりを購入しました。重宝したのは外出時と夜中。赤ちゃんを連れて外出していると、赤ちゃんが泣いた時思うようにあやせない時もあります。授乳室に行くまでは何とか大泣きさせずに持たせたいと、ぐずり始めたらおしゃぶり与え落ち着かせました。

またわが家の場合、夜中は全く寝てくれず泣いてばかり。時折夫に寝かしつけをお願いする際おしゃぶりは必須アイテムで、これで随分助けられました。

おしゃぶりのマイナスの情報を知っていたとしても、育児の大きなストレスを軽減させるためには一度使い始めたら手放せないもの、それがおしゃぶりなのでしょう。

おしゃぶりによる歯並びの影響とは?

おしゃぶりや指しゃぶりによる歯並びの影響について調査したデータがあります。

1歳の赤ちゃんには大きな影響はなかったものの、2歳児で指しゃぶりを続けていると出っ歯(上顎前突)が、おしゃぶりでは開咬が多く見られました。開咬とは口を閉じていても前歯の上と下の歯の間に隙間が出来てしまうこと。

またかみ合わせが悪くなる交叉咬合の発生率が高くなり、重症化すると顔が曲がって成長してしまう危険性があることが分かっています。

おしゃぶりの頻度や使い方にもよりますが、おしゃぶりのゴムの柔らかさと厚みは赤ちゃんの骨を急速に矯正させてしまい、使用を始めて半年で影響が出てしまったケースも。長時間おしゃぶりが長期間続くことによって、歯並びが悪くなるだけでなく、顎顔面変形、口唇変形、低位舌、咀嚼不全、発語構音不全(正しく発音が出来ない)、口呼吸など、子どもの一生に関わるような症状が出ることもあります。

これらの症状をおしゃぶり誘発顎顔面変形症(PFDS)と言い、問題視している専門家も少なくありません

おしゃぶりで親子のスキンシップが減る?

おしゃぶりが歯並びに与える影響の他に、子どもの学習発達の意欲の阻害、また親子のスキンシップの減少にも繋がるとも言われています。

赤ちゃんは生後半年くらいになると、何でも口へ持っていきしゃぶります。これによって目と手の運動をするとともに、口によって形や形状、味などを学んでいます。おしゃぶりをしていると口がふさがれてしまうので、赤ちゃんの興味がそがれてしまいます。

おしゃぶりを長く使い続けることで脳の発達にも影響し、知能が低下するという説もあるほど。

また赤ちゃんは言葉を話せなくても、声を出して自分の感情を他人に伝えようとしますが、おしゃぶりをしているとそれをすることができません。親側からしても、通常赤ちゃんがぐずると抱っこしてあやしますが、おしゃぶりで泣きやめばその機会も減ってしまいます。「ママに抱っこしてほしい」「一緒に遊びたい」そんな赤ちゃんの想いを防いでしまうのです。

おしゃぶりを使う時の注意点とやめ時

おしゃぶりを使わせることのデメリットを紹介しましたが、おしゃぶりは使っていけないものでは決してありません。ただおしゃぶりが子どもに与える影響を知っておくことは大切なこと。おしゃぶりに頼りすぎないように心がけることもできますよね。

歯並びに関しても、赤ちゃんはまだ歯も骨も不安定な時期であるため、2歳ごろまでに使用頻度を減らせば異常はほとんど改善します。1歳をめどに少しずつ控えるようにすると良いでしょう。おしゃぶりホルダーで常に使える状態だったのならホルダーから外し、必要になったら渡すように少しずつ使う機会を減らしていくと良いですよ。またおしゃぶりを使っている間も、できる限り赤ちゃんとスキンシップを取るようにしましょう。

赤ちゃんが伝えたいこと、やりたいことを読み取ってあげることで、赤ちゃんは満足できるようになり、徐々におしゃぶりが必要なくなります。医学的にもおしゃぶりは「遅くても2歳半までにやめる」ことを推奨しています。

指しゃぶりは4歳ころまでする子どもも多いのですが、これも同様に自然とやめられるよう工夫できると良いでしょう。ちなみにおしゃぶりが4歳を過ぎても取れない場合は、情緒不安定でおしゃぶりが手放せないことが考えられるため、専門家に一度相談することをお勧めします。

まとめ

おしゃぶりは注意点を押さえれば、とても便利な育児アイテムです。上手く使いながら、成長と共に自然に卒業できるように頑張りましょうね。