子供はシールが大好き。ごほうびシールでトイレトレーニングを成功させた家庭は多いでしょう。お手伝いをしてくれたり、自分で着替えられたり……というタイミングでシールを貼ってあげると張り合いが出て、進んで新しいことにチャレンジする姿勢が身に付きます。

この「ごほうびシール作戦」、幼児だけに通用するシステムではありません。「ごほうびシール」を「ポイントカード」にレベルアップさせることで、もうシールだけには魅力を感じにくくなった年齢の子供を夢中にすることもできるのです!

子供のやる気を引き出す、家庭内ポイントカードのひと工夫をご紹介します。

実際のお店のポイントカードを参考にする

5歳くらいになると、お手伝いをしてただシールを貼ってもらえるだけでは物足りなくなってきます。そんなときは、実際のお店のポイントカードシステムを参考にしましょう。

たとえば、メモ用紙に5マス×6行の30マスを作ります。お手伝いなどをしたら、一つスタンプを押します。
5つスタンプが貯まればボーナスポイント。自由に使えるシールを一つ手に入れることができます。30ポイント貯めれば、大きなステッカー!といった具合にです。

景品はシールでなくても、お子さんの好きなものにしてあげると良いでしょう。「毎月第4日曜日はポイント2倍デー!」等というお楽しみを設定してもいいですね。

カードはなくさないように、目立つところに置いておきましょう。

きょうだいのポイントがお互いに目に付くようにすると、意識することで意欲が湧くようです。
「ポイントカード」といっても必ずしもカードサイズにする必要はないので、シール台紙をポイントカードの代わりに使ってもいいですね。

インターネットが使える環境にあれば、いろいろなタイプのシール台紙を無料でダウンロードすることができます。20マスくらいで終了する小さな子向けのものもあれば、100マスあるような小学生でも楽しめる台紙もあります。大きな台紙ですと成果が一目瞭然ですから、満足度も高いかもしれません。

しまじろうやトーマスといった人気キャラクターの台紙を使うと、がんばれるお子さんも多いようです。

お小遣いをポイントカード制にする

小学校に上がったくらいから、お小遣いをどうしよう? と考える家庭が増えてきます。

学年で額面を決めて月初めにまとめて渡す、出掛けた時にその日に使っていい分だけを渡す、とお小遣いのあげ方はさまざまです。

そこでおすすめなのが、ポイントを貯めてお小遣いを「稼ぐ」システム。

上記のようなポイントカードを作り、ポイント1つで10円、カードがいっぱいになったら300円などのルールを決めます。
いっぱいにならないと換金できない、というルールにしてもいいですし、途中での換金OKにしてもいいです。

お小遣いをただもらうだけでなく、お手伝いをして(働いて)対価を支払われ、自分で「稼ぐ」という体験をすることで、お金の大切さを身をもって知ります。

苦労して手に入れたお金ですと、湯水のように使うことなく本当に欲しいものかどうか考えるようになりますし、使わずに「貯めておく」という選択もできるようになります。

換金のタイミングにも個性が出そうです。

楽しみながらお金の教育にもつながるので、お小遣いのあげ方にお悩みでしたら、ポイントカード制も検討してみてくださいね。

どんなことでポイントをあげるの?

子供ですから、基本は「お手伝い」です。

まだ自分のことが十分できない小さな子でしたら、「着替えがひとりでできた」「くつが1人で履けた」でポイントをあげてもいいかもしれませんが、年長さんや小学生でこれは甘すぎます。ましてお小遣いにつながるのなら、なおさらです。家庭でのポイントカードですから、掃除や配膳といった家事のお手伝いやペットのお世話、小さな弟・妹がいる場合は子守りをポイント対象にしてもいいですね。

小さなことでも、自分で気が付いて進んで行うことができればポイント対象です。この時、成果はあまり重要ではありません。一生懸命やっていても、子供ですから上手にできなかったり、失敗することもあります。

子供のお手伝いは、「自ら進んで行う」こと、「これをしたら(ママは)助かるかも」と考えて自発的に行うことが大切です。上手・下手は勘定に入れないようにしましょう。

気を付けたいのは、「宿題をする」「読書をする」「嫌いなものを食べる」など、自分のためにしていることはポイント対象にしない、ということ。

「子供は遊ぶのが仕事」「子供は勉強するのが仕事」という言われ方をよくします。実際その通りであり、よく勉強する子は偉いです。好き嫌いをせずに何でも食べる子も、偉いです。

しかし、そのことをお小遣いと関連付けるのは、ちょっと違います。

一部の例外を除いて、高校生や大学生は勉強してお金をもらうということはなく、自分の遊びや趣味に充てるお金が欲しいときはアルバイトをして稼ぎますよね。

何でもかんでも子供が行った「良いこと」にポイントをつけるのではなく、正当なポイントかどうか、よく考えてからつけるようにしましょう。

まとめ

ポイントカードが貯まっていくワクワクは、老若男女問わずみんなが感じるワクワクです。たくさんのお店がポイントカード制度を設けているのは、ただ単にお店に来て欲しいからではなくて、このお店に来ると楽しい! と感じてほしいからなのではないでしょうか。

それと同様、子供にもポイントカードを作ってあげることで、楽しみながらお手伝いをすることができるようになります。子供ががんばっている姿を見るのは、親の喜びでもありますよね。子供のお手伝いに張り合いを出してあげるためにも、ポイントカード制度、ぜひ試してみてくださいね。