授乳はおっぱいをあげるということだけでなく、その時しかできない大切なスキンシップでもあります。しかしおっぱいに関するトラブルは多く、特にしこりができてしまい痛くて悩むママも少なくないですよね。対処法を間違うと乳腺炎になってしまい大変!今回は授乳中のしこり対策を詳しくご紹介していきたいと思います。

とにかく、赤ちゃんに吸ってもらいましょう

授乳中におっぱいにしこりができ、痛みを感じたことがあるママはとても多いでしょう。このしこりは乳管が閉じてしまい、腺房の中の乳汁が溜まることが原因でできます。おっぱいがカチカチに固く張った状態で、授乳中のママの3割が経験するトラブル。痛みが強く乳腺炎の一歩手前の状態です。

私自身授乳中に何度も経験しましたが、ほとんどの場合赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえば、痛みもしこりも改善します。しこりがあり痛む方のおっぱいを優先し、赤ちゃんに吸ってもらいましょう。その時のポイントは、色々な向きで授乳をすること。乳口(乳管の出口)は10個近くあり、詰まっている乳管から乳汁を通す必要があります。

例えば、いつも赤ちゃんをママの膝に乗せて授乳をしているのであれば、そのやり方をいったん辞めます。膝に乗せずにママの太ももに平行になるよう縦向きに寝かせ、ラグビーボールを脇で抱えるような姿勢で授乳してみましょう。よく使う乳管とは違う乳管が使われ、比較的楽になるはずです。授乳の姿勢はいつも同じような姿勢でやりがちですが、これはしこりが出来やすい原因になります。抱き方を毎回変えることが、しこりの予防にもなりますよ。

しこりが出来やすいのは食事が原因?!

妊娠中はできる限り甘いものを控え体重管理をしっかり行っていたママも、出産を無事終えて、「やっと好きなものを食べられる!出産のご褒美!」と思いたくなりますよね。でもその自分へのご褒美の食べ物がおっぱいのしこりの原因となることがあります。

例えば肉類や揚げ物などの脂っぽい食べ物、チョコや洋菓子などの甘い高カロリーのお菓子は、乳腺を詰まらせやすくします。野菜中心の昔ながらの和食がベストな食事で、甘いものを口にしたければ小豆を使った和菓子をいただきましょう。小豆は母乳の質を良くするといわれ、昔から授乳中のママが積極的に食べていた食材です。利尿作用があることで体内の老廃物も適切に排出する効果があります。

お祝い事は塩分や脂質の多い洋食ではなく、お赤飯などの体にやさしい和食を選ぶようにしましょう。他にも水分をしっかりとることが大切です。お水やお茶を中心に、ジュースやコーヒーはできる限り控えましょう。授乳中はしこり対策として普段から食事に気を遣い、しこりが出来てしまったらそれを悪化させないように特に注意するようにしたいものです。

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搾乳はした方がいい?

おっぱいの痛いしこりを解消するために一番良いのは赤ちゃんに吸ってもらうことなのですが、乳首が切れて授乳自体が辛い時や、赤ちゃんがお腹いっぱいになっても張りが無くならない時は搾乳すると楽になります。ただやり過ぎは禁物。痛みが和らぐ程度で搾乳はやめましょう。

搾乳器を購入するかどうかで迷う人もいるかもしれませんが、いったん手で絞ってみて、それを負担に感じるようなら手動の搾乳器を試してみるのはいいかもしれません。自動搾乳機は、例えば赤ちゃんが入院して定期的におっぱいを渡しに行かなければならない、母乳を続けながら働いている、という人が使用するケースが多いようです。

おっぱいが張って熱を持っている場合は、ぬれタオルをあてたり、タオルでくるんだ保冷剤をあてて冷やすと良いでしょう。

こんな時は病院へ行きましょう!

おっぱいのしこりや痛みを放置しておくと、乳腺炎になってしまいます。乳腺炎の特徴は倦怠感と38度以上の発熱。乳腺炎は乳腺に母乳が詰まることで起こる場合と、乳頭にできた小さな傷から細菌感染することによっておこる場合があります。どちらも病院で診てもらう必要がありますのですぐに受診しましょう。

抗生物質と解熱鎮痛剤、助産師による熟練したマッサージをうけることで症状は驚くほど改善します。処方された薬は授乳を中断する必要がなかったり、授乳に影響しない服用のポイントを指示されますので安心です。自己判断で病院に行かずにいると症状が悪化し、母乳が膿となり蓄積され、乳腺を切開しなければならなくなるケースもあります。

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疲れやストレスの溜めすぎもNG

授乳中のおっぱいにトラブルはつきものです。しこりの出来やすさには体質によっても異なり、個人差があります。しこりが出来やすく乳腺炎に何度もなってしまう人や、疲れやストレスによって引き起こされる人も少なくありません。パパや周りに協力をお願いしながら、できる限り体を休めるように心がけ、気分転換ができると良いですね。

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授乳期は赤ちゃんを一番に考えて行動することが多くなりますが、時には自分をいたわってあげることが必要です。赤ちゃんが寝ている時は横になる、疲れたと感じたら無理をしない、免疫力を上げるために食事と適度に体を動かせるとベストです。おっぱいマッサージを行っている専門クリニックもあります。時にはプロの助産師のマッサージを受けて、予防をするのも手ですよ。

おっぱいトラブルを悪化させないためには、日頃の心がけも大切です。異変を感じた時は自分だけで何とかしようとせずに誰かの助けを得るようにしてくださいね。