出産のお祝いと違って、産休に入る同僚や友人に贈るプレゼントには気配りが必要ですよね。
心のこもったプレゼントは誰でも嬉しいものですが、赤ちゃんが生まれる「前」と言うことを理解した上で何が良いか選ぶことをおすすめします。
そこで今日は、産休に入る妊婦がもらったら嬉しいと感じるプレゼントをいくつかご紹介いたします。
産休プレゼントの相場
会社の先輩や後輩、同僚であっても、そんなに親しくしていない場合、産休に入る際のプレゼントを渡すべきか悩む人も多いかとも思います。
そんな時は、個人的にプレゼントを用意するのではなく、同じ課の何人かでお金を出し合うのも一つの方法です。
金額としては、協力できる人数にもよりますが、一人頭1,000円から3,000円、多くても5,000円程度が相場だと言われています。
もし、産後あらためて出産祝いを渡す予定がある場合は、送別会では一人ずつコメントを書いた色紙に花束を添えて渡すのもおすすめです。
おすすめな産休プレゼント
癒やしグッズ
妊娠中は身体の変化と共に精神的にも不安定になってくるものです。
妊娠初期に起こるつわりや、中期から後期にかけてのお腹の張りや倦怠感など、妊婦は常にストレスを抱えています。
そんな時には、癒やしグッズを贈ってみてはいかがでしょうか。
聴くだけで優しい気持ちにさせてくれるオルゴールやヒーリングミュージックのCDは、贈りものとして大変おすすめです。
お腹の大きさが目立ち始めた妊婦さんには、抱き枕のプレゼントも気の利いたプレゼントになると言えそうです。
お腹がつかえて寝がえりを打てない時にも、抱き枕があれば横向きでも楽な姿勢で寝られますし、産後は授乳クッションとしても重宝できる優れたアイテムです。
また、死海の深層水で作られたミネラル豊富なバスソルトは、妊娠中の浮腫みや腰痛を改善する効果や、身体を芯から温めて良質な睡眠が得られる効果も期待できるため、妊婦には最適のプレゼントと言えるでしょう。
ボディケア用品
妊娠中は神経が過敏になるのと同時に、お肌も大変デリケートになります。
妊娠する前には問題なく使用していたボディシャンプーや石鹸でも、妊娠後は成分や匂いがきつく感じることもあり、肌がかぶれたり気分が悪くなってしまうこともあるのです。
そんな時は、オーガニック素材など低刺激のボディシャンプーや石鹸を贈ってみてはいかがでしょうか。
不純物の入っていない無添加の天然石鹸や、オーガニック認証を受けた植物由来のボディシャンプーなど、話題性や人気はあるものの、普段はちょっと買えない高価なものをプレゼントするのもおすすめです。
ノンカフェインの飲み物
女性の身体は妊娠するとさまざまな変化が起きてきます。
赤ちゃんを守るためにお腹周りの脂肪が増えて汗をかきやすくなったり、子宮が大きくなるにつれて多くの血液が必要となるため、身体の血液量は30%から50%増加すると言われています。
このように、妊婦の身体は常に水分補給が必要な状態になっているため、妊婦に最適なノンカフェインの飲み物のセットをプレゼントするのも一案だと言えるでしょう。
妊娠初期のつわりが辛い時期の妊婦さんにおすすめなハーブティーの代表が、ローズヒップティーです。
ローズヒップティーには、ビタミンや鉄分にカルシウムが含まれており、中でも鉄分の吸収を助けるビタミンCは大変豊富です。
その酸味の利いた爽やかな風味は、体調がすぐれない時にも美味しく頂くことができます。
タンポポ茶は苦味質ビタミンを含むタンポポ根を100%使用したお茶であり、別名タンポポコーヒーと呼ばれています。
タンポポには血行促進や便秘を改善する作用があり、妊娠中の精神不安やイライラを抑える癒やしの効果も期待できます。
そして何より、母乳の出が良くなるメリットもあるため、出産後もそのまま飲み続ける妊婦さんも多いと評判の飲み物です。
冷え性の妊婦さんには柚子茶をプレゼントすると喜ばれます。
柚子は冷え性の改善やビタミンやミネラルが豊富なだけでなく、妊婦に欠かせない栄養素と言われる葉酸が多く含まれています。
その爽やかな柑橘系の香りは、つわりで匂いに敏感な時期には手放せなくなる飲み物の1つです。
お食事券
お腹が大きくなってくるにつれ、食事の支度一つでも妊婦には大変に仕事になってきます。
そんな時は息抜きも兼ねて家族で外食に行けるように、お食事券をプレゼントにすると、その意外性に喜ばれるのではないでしょうか。
NGな産休プレゼント
安産祈願のお守り
無事に出産できるようにとの心遣いから、安産祈願のお守りを贈る人がいますが、その考えにはマッタをかけた方が良いでしょう。
基本的にお守りとは、願い事に対して一つしか持たないと言った暗黙のルールのようなものが存在します。
妊婦さんによっては、2つ以上は縁起が悪いし、大事な安産祈願のお守りだからこそ自分で準備したいと考えてる人も決して少なくないのだとか。
もちろん「お守りはいくつもらっても嬉しいわ」と考える妊婦さんも多くいますので、もしお守りを渡したい場合は事前にご本人に確認することをおすすめします。
ベビー用品
産休に入るのだからと、安易にベビー用品をプレゼントすることは控えた方が良さそうです。
もし、万が一でも流産や死産になった場合、双方共に悲しくやるせない気持ちになるため、ベビー服やベビー小物については妊婦さんが無事に出産を終えるまで待つことにしましょう。