日本の夏は暑くて湿気が多いという、とても過ごしにくいものです。扇風機だけで乗り切れるような住宅事情ではないというところも多いでしょう。エアコンが頼りという人は、電気代がかさんでお悩みではないでしょうか。

そこで今回は、夏場の冷房の節約についていくつか方法をご紹介しましょう。ここにあげた方法を全て実践すれば、冷房代がグンと下がるはずですよ。

冷房代で電気代の2分の1を占めている!

冷房代が電気代の内どの程度を占めているのか、確認したことはありますか? 少ない人で4分の1程度、多くの人はなんと2分の1を冷房が占めているのではないでしょうか。春や秋といったエアコンの必要がない時期に比べて、「夏場は電気代が倍になっちゃうのよね」という人はかなりお悩みのはず。普段は月5千円だった電気代が、夏場は冷房のせいで1万円になるというのは、家計への負担が大きいものです。

電気代の50%をエアコンが占めているとすれば、ちょっとした工夫でエアコンの消費電力を3割抑えることができるだけで、全体で15%もの節約になります。月1万円もかかっていたご家庭なら、1500円も浮くわけです。月2万円だったなら、なんと3000円も! これは大きい効果です。

しかも、エアコンの電気代を節約する方法は、実は簡単なことばかりなのです。知っているか知っていないかが明暗を分ける冷房の節約方法、ぜひ早い内に知っておきましょう。

エアコンの消費電力を抑える方法

エアコンの消費電力を抑えるには、エアコンにできるだけ負担をかけないような運転を心がけることが一番です。その方法はいくつかあります。

エアコンの掃除をする

エアコンのフィルター掃除、やらなきゃいけないと思っていても、案外やっていない人が多いのではないでしょうか。人間がマスクを付けると呼吸が苦しいように、エアコンはフィルターが汚れていると空気の入れ替えがうまくいかないのです。

おすすめなのは、掃除機で吸い取ってしまうことです。水洗いをするとスッキリしたように見えますが、水分を完全に飛ばすのには時間がかかりますよね。ベランダやお風呂場で乾燥させている間はエアコンが使えないので、夏場に入ってからフィルター掃除をする気にならないのではないでしょうか。

ブラシ付きの小さなヘッドを付けて、掃除機で吸い取ってしまえば時間も数分しかかかりません。できれば2~3週間に1度は掃除しましょう。

扇風機で冷気を循環させる

エアコンをつけているときに、扇風機を同時につけていますか? 冷気を循環させるということが少しずつ浸透してきましたが、そうは言っても実践している人は少ないのではないでしょうか。

エアコンからの冷気は、上から下に降りてきます。部屋全体を効率よく冷やしてくれるのですが、少し経つと床のあたりは涼しいのに、立ちあがると暑くなるということが起こります。これを避けるため、扇風機を床に向けて当て、下にたまった冷気を巻き上げてあげましょう。

風量を自動にする

エアコンをつけたときには、風量全開で一気に部屋を冷やしたいですよね。でもできれば、風量は自動運転にしておきましょう。

風量を最大のままにしておくと、部屋が冷えた後でも風を目いっぱい送ろうとして、エアコンに負荷がかかります。また反対に、最初から風量を微弱にしてしまうと、なかなか冷えずにいつまでも頑張ってしまいます。自動にしておけば、最初は多く風を送り、冷えてきたら微弱へと自動的に調整してくれます。

すぐつけたい!その前にできる工夫

家に入るとムッとした熱気におそわれて、あわててエアコンをつけるという人はいませんか? しかしそれでは熱気ムンムンの中、エアコンにすごく頑張ってもらう必要があります。そうすると負荷がかかり、消費電力が上がってしまうのです。

帰ってきたら、先に換気をしてみましょう。コンクリートでできたしっかりしたマンションほど、熱気を中にためこむ性質があります。

夜に帰宅したのに「外の方が涼しい」と感じる場合には特に、エアコンをつける前に換気をしてみましょう。ついでにベランダに打ち水をしておくと、効率的にエアコンを稼働させることができるでしょう。

また、夏になる前に、エアコン自体の見直しをするのも良いでしょう。エアコンの寿命は7~10年と言われていますが、最新機器に買いかえると、それだけで数%の節約につながることがあります。エアコンをたくさん使う、昼間でも在宅のご家庭ほど、早めに買いかえると良いかもしれませんね。

就寝時にできるエコな工夫

寝ている間にエアコンを消したいという人は多いでしょう。体調にも良くないし、電気代もかかりますよね。でも実際にエアコンを消してみると、ほぼずっと熱帯夜でとても寝られないという地域も多いもの。そんな就寝時にできる工夫もいろいろあります。

夏でもお風呂にゆっくりつかる

夏場はシャワーですませてしまう人もいるでしょうが、寝る1~2時間前にゆっくり体をあたためると、かえってぐっすり眠れるようになります。人間は、体温が下がっていくときにうまく眠れるものなので、エアコンなしで快適に眠りたいなら、お風呂につかると良いでしょう。

特に昼間は冷房で体が冷やされっぱなしという人は、体の中心をあたためることで、夏バテ予防にもつながります。

氷まくらを使う

暑いときには、後頭部や脇の下など、大きな血管が通るところを冷やすと効果的です。氷まくらや保冷剤にタオルを巻いたものを当てると、体感温度がかなり下がりますよ。粘着面で皮膚に固定させるものは、継続して使うとかぶれることもあるため、できれば繰り返し使えるようなエコで便利なものを使うと良いですね。

寝る前のスマホをやめる

就寝前に、ベッドの中でスマホを見るのが習慣だという人もいるでしょう。しかし、目からの光の刺激が強いため、脳がなかなか眠りについてくれません。なかなか眠れないと暑さもどんどん感じてしまうため、夏場は寝る前のスマホをやめてみてはいかがでしょうか。