我が家の喜ぶべき出来事を一緒に喜んでくれた親戚には、心のこもったお礼をしたいものですよね。でも日本は礼儀の国です。お礼をするにもしっかりと作法を守らなくてはなりません。日本では年賀状だったり、暑中見舞い、残暑見舞いなど、さまざまな場面でお世話にあった人などにメッセージカードを送付する習慣があります。日頃の感謝の気持ちなどを言葉にかえて送ることで、心遣いを送り合うことができる素晴らしい習慣ですね。

また、誰かから送り物をしてもらったときやお世話になった時などにも、お礼状を送付するものですが、特に出産内祝いでは、お祝いをいただいたことに対する感謝の気持ち、新しい家族が増えたことの喜び、どのような名前にしたかの報告、などさまざまなことを相手に伝えることになります。どのような書き方をすれば礼儀正しく、感謝の気持ちを伝えることができるのでしょうか。

お礼状やメッセージカードにも守るべきマナーがあります

日本にはさまざまな礼儀作法があります。一番最初に入れるべき言葉だったり、挨拶の季語だったり、手紙で使ってはいけない言葉だったり、逆に手紙でしか使ってはいけない言葉だったりと、実は知らないだけでさまざまなルールがあるのです。

これらをしっかりと守れているかどうかで、相手に伝わる気持ちも変わってきます。たとえば、「お返し」という言葉を使うことは厳禁です。もらったから返したような、義務で手紙を書いているような、ネガティブな印象を感じさせてしまいます。

また、もしかしたら先方に赤ちゃんを授かることのできない事情があるかもしれません。先様の背景や環境などへの配慮も忘れてはいけません。文面はまず、感謝の気持ちを第一に伝え、喜びをオープンに表現しすぎないようにしましょう。日本は何事も控えめにする事を美徳とする文化があります。

さらに、お礼状は、メッセージカードよりも、白い便箋と封筒を使用するとより、あらたまった効果があります。黒のインクで縦書きにします。封を閉じる際には、セロハンテープではなく、のりで閉じることも大切です。ちなみに封は「〆」などを用い、夫婦の連名を差出人とするようにしましょう。

どこにポイントをあてるか

いざペンと紙を目の前に用意しても、何を書けばいいのか慣れていないとなかなかわからないと思います。お礼状などは、内容によって、書いておくべきことがあります。その書いておくべきことがわかっていれば、書くことに困ることもなくなるはずです。

  • まずは、当然お祝いをいただいたことに対する感謝の気持ちを書きます。例えば食べ物をいただいたのであれば、それとあわせて味の感想などを書き込めばいいのではないでしょうか。。
  • 次に生まれた赤ちゃんの名前と性別、名前の由来や何グラムで生まれたか、などを書きます。
  • 子供と母親の健康状態なども書き込みます。相手はこちらの健康状態も心配してくれているはずです。
  • 相手の健康や今後の活躍を祈る言葉を書きます。

以上のような点は最低限抑えるようにしておきましょう。これ以上に書き込む項目を増やそうとすると、手紙がまた控え目な印象から遠ざかってしまう恐れがあるので、相手との関係性などを考慮しながら考えていかなくてはなりません。以下の文例を参考にしてください。

内祝いの品物に同梱するメッセージカードの場合

文例1

この度は(子供の名前)の誕生に際し、お気遣いをいただき本当にありがとうございました。
ささやかではございますが内祝の品をお送りさせていただきます。
今後とも末永いお付き合いをいただけますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。

文例2

この度は我が家の新しい家族の誕生に際し、お祝いをいただき本当にありがとうございました。
おかげさまで○月○日に無事出産を終え、名前は○○と名付けました。
ささやかですが、お礼のかわりに心ばかりの品をお贈りさせていただきます。
近くまでお越しの際は、是非お立ち寄りください。

メッセージカードを添付する際は、以上のような文面にすると問題ないでしょう。メッセージカードの場合は書き込めるスペースがそんなに多くないので、必要な項目を要点をしぼって伝えることが大切です。

思い出に残るメッセージカードにしたい!

せっかく心を込めてメッセージを書くのであれば、そのメッセージカードも凝ってみたいところですよね。最近はかわいいメッセージカードがたくさん販売されています。ネットで検索すれば数えきれないくらいのカードを見つけることができるはずです。

感謝の気持ちを伝える方法はたくさんありますが、どうせなら自分らしいオリジナリティにあふれた気持ちの届け方をしたいもの。言葉にこだわるならカードにもしっかりこだわって、新しい家族が生まれた思い出を、みんなの素敵な思い出に変えていきましょう。

このように近況も込めてお礼の気持ちを書くことができるのが、お礼状のメリットです。その後の親戚との関係をより良好なものにするためにも気持ちのこもった文章を書くようにしましょう。