10月11月は、1年で一番ダニアレルギー被害の多い月だとご存じですか?

ダニは刺されて痒い、アレルギー症状が出た、夜寝る前に咳き込む。そんな嫌な症状がおこる前に、しっかりとダニ対策をしていきましょう。

ダニ対策、まずは乾燥!

湿度も温度も十分で、フケや垢、髪の毛などエサになるものが落ちる寝具はダニにとっては格好の住処です。布製のソファー、ぬいぐるみ、絨毯もダニが住み着きやすい場所です。肌に触れる機会の多いものばかりですね。

ではどうすれば、布団やぬいぐるみからダニを減らせるのでしょうか?

ダニは湿度の高い環境を好みます。

ですので、ダニ対策の第一歩は「乾燥させる」事。

布団を干すのは勿論ですが、普段の生活でも、起きてすぐに布団を畳まない事、ベッドメイキングしない事が大切です。

少しお行儀は悪いように思えますが、起きてすぐに布団を畳んだりベッドメイキングしてしまうと、夜の間にかいた寝汗の湿気が布団やマットレスにこもって高湿度になってしまいます。

布団を干せない日でも、起きてしばらくは掛布団と敷布団は広げて風を通しておきましょう。

ベッドの場合も、すぐに掛布団をきれいに整えるのではなく椅子にかけておくなどして、マットレスを乾かしましょう。

押し入れやクローゼットも、締め切らず少し開けて風を通す事でダニの繁殖を防げます。

湿度が60%以下ではダニは繁殖しませんので数が増えるのを防ぐ事ができますし、より低湿度になれば死んでしまいます。
雨の多い時期も、お天気を見計らってしっかり乾燥させましょう。

熱でダニ退治

他の方法としては、ダニは一定時間50度以上になると死んでしまいますので、熱を加える方法があります。布団や畳、絨毯は、加熱してダニ殺虫してくれる業者もあります。

畳や絨毯を満遍なく加熱するのは家庭では出来ないので、本気でダニ対策に取り組む方は試してみて下さい。

その他、なるべく暑い日を選び熱を集めやすい黒いカバーをかけて干す、布団乾燥機を使う、ホットカーペットのダニ退治コースを使う、スチームアイロンを使う、などの方法で熱でダニを退治する事ができます。

ぬいぐるみなど小さい物は衣類乾燥機にかけ、その後洗濯して干すことで、かなりダニを減らす事ができます。

生きているダニは洗濯しても落ちにくいので、まず乾燥機で加熱して殺してから洗う方法がお勧めです。

布団乾燥機を使う場合には、熱がかからない場所にダニが逃げてしまわないよう、布団の端を内側に折り込むようにして加熱しましょう。ダニ退治コースのない乾燥機の場合には、自分で布団の裏表を返すなど、きちんと全面が50度以上になるよう気を付けて下さい。

また、乾燥中の火災にはくれぐれも注意しましょう。

特に女性や赤ちゃんいるご家庭の場合、化粧用保湿用のオイルが布団や敷布についていると、乾燥機の使用中に発火する事があります。オイルがついていない事を確認し、乾燥中は目を離さない事をお勧めします。

死骸もアレルゲンになります

ダニは死骸やフンもアレルゲンになりますので、干したり熱を加えてダニを殺しても、そのままにしては意味がありません。

洗えるものは洗って水流で死骸を流しましょう。

洗えないものは、ゆっくりと掃除機をかける事でダニの死骸を吸い取ります。

布団専用の掃除機などもありますが、普通の掃除機に布団用のヘッドをつけるだけでも効果はあります。布団に掃除機をかける場合、頭のほうから足の方にむかって一方向にゆっくりかけましょう。口や鼻に近い頭の部分を先に、足元に向かってかける事でより効果的にダニを減らす事ができます。

畳はイ草の目に沿ってかけます。

絨毯は一方向にだけかけるのではなく、井の字を書くように縦横にかけるとよりきれいになります。

外で干した布団をしまう時に叩く方もいらっしゃいますが、叩くとダニの死骸や布団の繊維が細かくなり、死骸やホコリが舞い上がりやすくなりますので、ダニ対策としてはお勧めできません。

しまう時は表面をさっと払うだけにして、じっくりと掃除機で吸い取るのが正解です。

ダニが嫌がる匂いがあるって本当?

ユーカリやヒバ、ある種のハーブの匂いは、ダニを寄せ付けない効果が認められています。家の中で殺虫剤は使いたくないけれど頻繁に布団干しも出来ない。という場合は、香りでダニを忌避する方法は如何でしょうか。

忌避剤はダニを駆除する事はできませんので、一度しっかりと乾燥や加熱吸い取りといったダニ対策をした上での利用が効果的です。

忌避成分をしみ込ませたシートが市販されていますが、ユーカリなどの精油を消毒用アルコールで薄めて絨毯や布団にスプレーしても効果があります。

ただし、濃度の濃い精油は皮膚につくと害があるものも多いので、必ず薄めて使用しましょう。

ダニ対策、どのくらいすればいいの?

布団干しや掃除機掛け、どのくらいすればいいの?と心配になる方もいるのでは。

ダニは卵で産まれて2週間ほどで成虫になり、1日に1個から3個の卵を産みます。

寿命は2~3カ月です。

ですので、週に1度対策すれば、ダニが増えるのをかなり予防できます。

ダニが1匹もいない家というのは現代的な生活をしていればまず無理なので、なるべく少なく保つように工夫するのが重要になってきます。

目には見えないけれど嫌な害のあるダニ。

上手に対策して、気持ちよく暮らしたいものですね。