現代日本で建てられている家のほとんどが、フローリングの床を採用しています。少し古いアパートでも、中を改装して畳からフローリングにするところが多いですよね。フローリングは何かをこぼしたりして汚しても掃除がしやすく、また畳と違って張り替えの必要がなく、カビ増殖の心配も少ないのが良いところです。他方で、傷がつきやすい、階下に音が響きやすい等といった難点も持っています。これを解決するのにおすすめなのがコルクマットです。

コルクマットとは何なのか、部屋に敷くことのメリットは?といった点に注目してご紹介します。

コルクマットって?

一般的にコルクマットと呼ばれているのは、EVA素材(スポンジのような柔らかく弾力のある素材)の上に1mmほどのコルクを貼りつけた、ジョイントマットの事です。サイズは30cm×30cm、45cm×45cmなど。厚みはコルク素材1mm+EVA素材7mm~10mmなどと、メーカーによってさまざまです。

ジョイントマットはEVA素材やEPといったスポンジ素材のみでできていますが、コルクマットはその上にコルクが敷かれているので肌触りが違う、という点が大きく異なる点でしょう。コルク100%のものはとても高価ですし、EVA素材に弾力性で劣りますので、マットとして使用するなら上記のタイプがおすすめです。

コルクマットのおすすめポイント

普通のジョイントマットと使い方は違わないなら、なぜコルク面を作る必要があるのでしょう?コルクを使用することのメリットに注目し、コルクマットのおすすめポイントを見ていきましょう。

フローリングの傷つき防止

フローリングは簡単に張り替えができませんから、傷がつくとそのまま残ってしまいます。コルクマットを敷くことで、何かを落としたり倒したりしたときもフローリングが保護され、傷つきを防止することができます。また、色が薄い茶色でフローリングの床色との大きな格差がないので、敷いている部分だけ浮いてしまうという感じがしにくいのも特徴です。

さらりとした触り心地

フローリングを夏の素足で歩くと、汗や皮脂でベタベタしますよね。コルクマットは表面がさらりとしているので、あのべたつく感じがなく快適に過ごせます。

優れた断熱性

冬の寒い日はフローリングが冷え、暖房をつけていても足元だけは寒いままということがよくあります。コルクマットには優れた断熱性がありますから、敷いておくと足元がひんやりせず暖かく過ごせます。電気カーペットなどを使用せずに済むので、光熱費の節約にもなります。

階下への防音対策に

小さな子どもやペットがいると、物を落としたりおもちゃを投げたり、走ったり飛び降りたり…と、どうしても大きな音を立てがちですよね。フローリングだけだと音がダイレクトに下に響いてしまいますが、コルクマットを敷いておけば音が響かず安心です。

すべりにくい

EVA素材はすべりやすく、ジョイントマットの上を靴下で走り回ると滑って転んでしまうことがよくあります。コルクマットはすべりにくいので、小さな子どもがマットの上を走っても安心です。

転びやすい赤ちゃんのケガ防止にも役立ちますが、この場合はなるべく11mmといった厚手のものを選んだ方がよいでしょう。すべりにくい、転倒時の衝撃が軽減されるという点で、子どものプレイマットとしても重宝されています。少しの転倒も避けたいお年寄りにもおすすめです。また、室内犬を飼っている家庭では、犬の足への負担が軽減されるのでコルクマットを使用しているお家が多いようです。

水に強い

コルクは防水性があって水を弾きますのですぐに染み込むことがなく、拭くだけでこぼしてしまった水分を取ることができます。ただし、水分をそのままにしておくと徐々に染み込んでいってカビの発生の原因になりますので、ほったらかしにするのはやめましょう。

軽い

EVA素材だけのジョイントマットも同様ですが、軽くて持ち運びがしやすいので、使いたい時だけ敷く時も出し入れが簡単です。お年寄りだけの家庭に特におすすめのポイントです。

お手頃価格

約6畳分で1万円~1万5千円ほど(もっと安いものもありますが、品質が心配されます)。絨毯と比べると値段が手ごろで、求めやすいですね。また、汚したり傷がついてもその部分だけを取り換えることができますので、便利です。

コルクマットを選ぶ際に気を付けたいこと

コルクマットは、砕いたコルクを接着剤で固めている他、EVA素材に貼りつける際も接着剤を使用しています。そのため部屋に敷いた際に接着剤の臭いが気になる場合がありますが、通常ですと数日で抜けますので問題ありません。ただし、あまり安価なコルクマットを選んでしまうと、この臭いがなかなかとれない、接着剤の質が悪くてすぐに剥がれてしまうといった問題が発生しやすいのです。

赤ちゃんのプレイマットとして使用する場合は、舐めたりかじったりすることもありますから、安全に使用するためにきちんと国内・国際審査基準をクリアしている品物を選びましょう。

コルクマットを使用することで、騒音によるご近所トラブルの回避、防寒対策、転倒によるケガの防止、フローリングの防御が期待できます。実際に使用して効果を実感したい方は、まずは1畳分くらいから試してみて、気に入れば範囲を広げると良いでしょう。気軽に減らしたり増やしたりできるところも、コルクマットの魅力の一つです。