夫婦二人だけの時は家のインテリアにこだわって色のトーンやテイストを統一していても、赤ちゃんが生まれると途端にそれが崩れてしまう…ということはよくある話ですよね。赤ちゃんや子どものアイテムはカラフルなものやかわいらしい色のものが多いので、モノトーンやシックなテイストが好きなご夫婦にとっては違和感があるかもしれません。
特に目立つのはプレイマット。
おもちゃはおもちゃ箱に入れて片付けることができても、大きなマットになるとその都度出したりしまったりするのは大変ですから、できれば敷きっぱなしにしても部屋の雰囲気を崩さないものがいいですね。今はさまざまな種類のジョイントマットやラグがありますので、プレイマットに使うからといって必ずしも子ども用のものを購入する必要はありません。どんなプレイマットがおしゃれな部屋作りに役立つか、調べてみました。
そもそもプレイマットは必要?
赤ちゃんが遊ぶ場所=プレイマットというイメージがありますが、そこまで必要なものなのでしょうか?
結論から言うと、フローリングの床ならばあった方が安全・安心です。特におすわりの赤ちゃんは、もう腰が据わってすっかり安定したと思っていても、頭が重いためによくひっくり返ります。前にも後ろにも横にも、です。硬い床に後頭部を打ち付けたらもちろん危険ですし、ちょっとぶつけただけのように見えても、硬いところで打ち所が悪いと大事故になってしまいます。
フローリングに直接座らせるのではなく、弾力性のあるマットやラグの上の方が安心です。そう必要ないかな、というのは、畳の部屋の場合です。畳でしたらフローリングよりも柔かいので衝撃も弱くなります。それでも、バターンとひっくり返ると痛いので、畳の上にマットやラグを敷いている家庭もあります。畳の上に敷いた場合はカビが発生しやすいので、こまめに干したり場所を移動させたりするなど、湿気がこもらないように工夫しましょう。
子どもが大きくなっても防音対策や防寒対策に役立ちますし、子どもがおもちゃを広げてもいい場所、と目で見てわかりやすいので、お片付けもしやすいです。数年は使用することができるので、フローリングのお家でしたらあったほうが良いと思います。
おしゃれな部屋作りに一役買うプレイマットは?
プレイマットの代表格は、ジョイントマットです。2色を組み合わせて市松模様のようにして使用されているのをよくみかけますね。表面にコルクが張り付けてあるコルクマットや木目調のもの、真っ白のもの、シックな色合いのものと色や柄のパターンはメーカーによってさまざまですので、たくさんの種類の中から選ぶことができます。サイズは30cm×30cmや、その1.5倍~2倍の大判で、四角いものが一般的です。厚みは7mm~20mmとあり、厚くなればなるほどお値段も上がります。
三角形のジョイントマットもあり、これだと2色でもアイデア次第でさまざまな柄に変えられるのでおすすめ。流行りのシェブロン柄もできておしゃれです。
一番の魅力は、必要な範囲に合わせて買い足せること、汚れたり破損した部分だけを買い替えらえること、軽いので出したり仕舞ったりが簡単なことです。防水性も高いのですが、ジョイント部分が多いので隙間から床に染みてしまうという欠点もあります。
また、ジョイント部分のギザギザが好きになれない、子どもの足が引っかかって危ない、という意見もあるようです。ジョイントしない230cm×140cmくらいの大判で、縁がラウンド加工してあるものでしたら引っ掛かりがなく、つまずくことも少ないでしょう。リバーシブルで、北欧風デザインやセーターの網目模様のような柄のプレイマットもおしゃれです。気分によって柄を変えられるのもポイントが高いですね。
フローリングのお悩みを解決!コルクマット8つのおすすめポイント
ユニット畳を小上がりのように使う
フローリングの上に簡単に敷ける、畳調のマットもあります。部屋の隅に何枚か組み合わせて敷けば、小上がりのようになって旅館気分です。
プレイマットに厚さ4cmというものがありますが、これだけ厚さがあると倒れた時に安全ではあっても、部屋の真ん中に敷いて使うのは段差がちょっと気になりますよね。こちらも部屋の一角に敷くことで別部屋のようになり、子どもが自分が遊ぶ場所というのがわかりやすく、いつの間にか部屋中おもちゃだらけ…という事態を避けることができます。
ラグで代用する
ジョイントマットのように組み合わせられるラグや大判のラグをプレイマット代わりにすれば、シックなデザインのものが多いですし、プレイマットが必要なくなっても部屋でそのまま使用することができます。ただし、あまりふかふかなものですと、おすわりができるようになりたての赤ちゃんはバランスが取りにくく、座りにくいかもしれません。
少し前ですと、赤ちゃんや子どものプレイマットというと、キャラクター柄や動物柄、ポップな色柄のいかにも子ども部屋といったものが中心でした。小さな一室で使えるならいいのですが、なるべく赤ちゃんは目のとどくところで遊んでいてほしいですから、リビングやダイニングの雰囲気を損ねないプレイマットを選びたいですよね。今は本当にたくさんの種類のプレイマットがありますし、インターネットで探せますから、ぜひ長く使えて部屋の雰囲気に合った、お気に入りの一枚を見つけてくださいね。