赤ちゃんの誕生は、何ものにもかえがたい喜びです。出産内祝いとは、「この喜びを親戚やお世話になった方々にお餅やお赤飯などを配ることで分かち合うこと」に由来しています。本来は、出産のお祝いをいただく、いただかないに関係なく、親しい方々に贈るものとされてきました。

現在は出産祝いに対するお返しと広く考えられています。ちなみに出産内祝いには生まれてきた赤ちゃんの名前をお披露目する意味もあります。

産後は大忙し! だから妊婦の時から準備を始めたい

出産から産後100日までは、お宮参りやお食い初めなど赤ちゃんとのイベントがたくさんあります。またこの時期はママが体力的に最もつらい時期でもあります。体調もまだ回復しないうちから、昼夜を問わず赤ちゃんのお世話をしなくてはならないのですから、なるべくママの負担を軽くしたいですよね。

そこで、妊娠中から前もって出産内祝いの準備をしておくことをおすすめします。

内祝いのカタログを取り寄せたり、ネットをチェックしたりして商品の目星をつけておいたり、親戚や友人の住所もすぐわかるようにしておくと後が楽です。里帰り出産の場合にも、自宅にお祝いが届くことがあります。パパと協力して贈りもれのないようにしましょう。

知っておきたい出産内祝いのルール

出産内祝いは、出産した喜びや、いただいたお祝いへの感謝の気持ちを表現する贈り物ですから、ただお品物を届けるだけで十分とはいえません。のしやメッセージで気持ちをきちんと添えましょう。のしや表書きにはルールがありますので、きちんとおさえておきましょう。

外のし、それとも内のし?

外のしは包装紙の上からのしをかけることで、内のしは品物の上に直接のしをかけ、その上から包装紙で包むことです。地域によって慣習が異なりますが、出産内祝いでは、控えめな「内のし」のほうが好まる傾向にあります。

表書きのルール

のしの表書きは、蝶結びの水引の上に「内祝い」、水引の下に生まれた赤ちゃんの名前を書きます。個性的な名前の赤ちゃんの場合は、ふりがなをつけた方がいいでしょう。

ちなみに結びきりの水引は、一度切りのおめでたいお祝い、つまり結婚のお祝いの時などに使います。

メッセージに「お返し」という言葉はNG

「お返し」という言葉は、「もらったから返す」と思い違いをされる心配もあります。お品物に添えるお礼状やメッセージには、感謝の気持ちと共に「今後ともよろしくお願いいたします」という挨拶を忘れずに。

赤ちゃんの写真はごく親しい身内だけがベター

出産内祝いに赤ちゃんの写真などを添える方も多いのですが、先方の中には赤ちゃんが欲しいのになかなか授かることができない方もいらっしゃるかもしれません。また写真を受け取ると実はかえって困ると考える方もいらっしゃるでしょう。

出産はうれしい事ですが、だからこそ、受け取る方の気持ちを考慮し、写真入りのものは、ごく親しい身内のみにすることをおすすめします。

いつごろ&どれくらい?

では内祝いはどのくらいの時期に贈るのが適切でしょうか。一般的には、生後1ケ月前後、お宮参りを目安に贈ります。遅くとも生後2カ月になる前には贈るようにしましょう。

気になるお返しの金額ですが、贈られた金額や品物の「半分から3分の1」くらいの品物とするのが一般的です。

目上の方や(義)両親から高額な金品を頂くケースもあります。この場合、「半分から3分の1」という相場どおりのお礼をするとかなりの高額になります。そうすると、かえってお互いに気を使うことになりかねないので、相場にこだわらず、心のこもった品物を差し上げてみてはどうでしょうか。

何を贈るのがベスト?

出産のお祝いは、親戚や親しい友人から頂くことが多いもの。もし、相手の好みや家族構成がよく把握しているのなら、先方の好みに合うようなギフトを選ぶのがお約束。

正直それほど付き合いがなく、仕事関係の方に贈る場合は、定番ギフトが無難です。たとえば、健康志向の食用オイル・石鹸・洗剤・タオルなどの実用品がいいでしょう。また、先方に好きなアイテムを選んでもらえるカタログギフトも人気があります。

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これはちょっと……もらってNGな出産内祝い

さて、かわいい赤ちゃんの出産祝いのお返しとはいえ、先方のお気持ちも知りたいところ。せっかく選んだ内祝いですから相手にも喜んでもらいたいですよね。

でも、貰う側からすると「正直これはちょっと……」と感じるギフトも中にはあるようです。その代表選手が趣味の合わない雑貨や好みでない食品です。「これはいい!」と感じてチョイスしても、受けとる側にとっては単る趣味の押し付けと感じられてしまうこともあり得ます。

また、贈る側には人気が高い赤ちゃんの名が入ったものも実は引かれてしまうことも。近しい人には喜ばれそうですが、職場の人などに贈るのはちょっと考えた方がいいかもしれません。食品など、食べたら残らないものの包装に赤ちゃんの名入れがしてある程度ならいいのですが、食器などずっと使うものだと贈られる側も戸惑ってしまうようです。

出産内祝いはいくつかの商品を考え、贈る相手によってその中から選択する方法がいいでしょう。

大切なのは受けとる側の立場でチョイスする気持ちなのです。お祝いをいただいたら、ただ宅急便でお返しを贈るだけでなく「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて、お礼状も忘れずに添えましょう。