たとえ、おっぱいオンリーで育てたいと思っていても、哺乳瓶は赤ちゃんを育てるママにとって必要不可欠なアイテムと言えます。

母乳の出によってミルクを追加する際や、白湯や果汁を飲ますときにも哺乳瓶は活用できるため、出産前の準備品として何本か用意しておくとママも安心ですよね。

そこで今日は、育児に欠かせない哺乳瓶の消毒について、各方法のメリットやデメリットを詳しくご紹介していきます。

哺乳瓶を消毒する理由

生まれたての赤ちゃんの身体は、ママから受け継いだ免疫グロブリンによって細菌から守られていますが、生後3カ月までは免疫力が大幅に低下していくことがわかっています。

その後はゆっくりと免疫力が付き始め、10カ月ほどかけて生まれたときと同じ状態に回復していくのですが、この免疫力が低下している時期はバイ菌から身を守る抵抗力がほとんど無く、少量の細菌でも大ごとになる危険性が高まるため、赤ちゃんが使う容器は消毒や殺菌をする必要があります。

特に、哺乳瓶に入れる粉ミルクは栄養の宝庫でもあり、その分雑菌が繁殖しやすい環境でもあるため、赤ちゃんを守るためにも細心の注意が不可欠であると言えます。

3つの消毒方法

哺乳瓶の洗浄方法まとめ

煮沸消毒

<メリット>

煮沸消毒の一番のメリットは、何と言ってもコスト面です。

大きめの鍋があればすぐにできるため、完全母乳で哺乳瓶をあまり使わないママには最適な方法です。

やり方は至って簡単です。

鍋にたっぷりの水を入れて沸かせた後、哺乳瓶を7分間煮沸し、その後乳首とキャップを入れて3分間煮沸して、自然乾燥すれば完成です。

帰省時など、消毒グッズを持ってこられなかった場合にもすぐに対応でき、仕上がりも他の方法に比べて一番きれいになるとも言われています。今は煮沸消毒専用のトングも発売されているため、掴みにくい哺乳瓶でも鍋からサッと引き上げることができます。

<デメリット>

熱湯を使うため、兄弟など幼児がいる家庭では厳重な注意が必要となります。

また、授乳回数が多い時期は何度も湯を沸かす必要があるため、電気代やガス代がかかるといった声や、完全母乳の時期が過ぎた頃になると、毎回お湯を沸かすのが面倒だという意見も多く聞かれます。

洗うだけじゃだめ?哺乳瓶の煮沸消毒をしよう!

つけおき消毒

<メリット>

つけおき消毒とは、哺乳瓶を洗った後に薬液と水が入った専用ケースに入れて、漬けておく方法です。有名な哺乳瓶洗浄の薬液は「ミルトン」や「ミルクポン」といったブランドです。

こちらは、お湯を沸かす必要が無いことや、薬液は一日に1回取りかえるだけで良いため、夜中の授乳や慣れない育児で時間に余裕の無いママには手軽にできる最適な消毒方法となっています。

他の方法に比べて殺菌力が一番強いとも言われており、薬液以外では死なないと言われている菌もあることから、安心して使用することができます。
また、哺乳瓶を使うときはサッと出してすぐに使えるところも、頻繁に授乳する時期には便利な方法であると言えそうです。

<デメリット>

塩素系の匂いが気になったり、赤ちゃんに薬液を使うことに抵抗がある人には向いていない消毒方法と言えそうです。

また、最低でも1時間のつけおき時間がかかるため哺乳瓶の替えがいくつか必要であったり、消耗品の薬液を定期的に買い足す必要もあるため、コスト面は煮沸消毒に比べると高くなります。

敏感肌のママは「薬液で手が荒れる」と言った声も聞かれました。

電子レンジ

<メリット>

こちらは、専用ケースや袋の中に哺乳瓶を入れて、電子レンジで加熱した蒸気で消毒するタイプです。

ケースは除菌後そのまま保管容器として使えるため、片づける手間も省けて簡単便利だと、ママたちの間では大変人気のある方法です。

また、袋タイプは繰り返し使えるだけでなく、1本だけ入るタイプもあるため、消毒後の哺乳瓶の入った袋をそのまま外出先に持っていくこともできます。

袋タイプは場所もとらないため、お出掛けすることの多いママには最適なアイテムと言えそうです。

帰省時や旅先用に、便利な使い捨てタイプも発売されています。

<デメリット>

レンジで温めて蒸気で消毒するため、使いたいときは哺乳瓶が冷めるまで待つ必要があります。

また、レンジではきちんと消毒されているか心配な場合や、電磁波による影響が不安というママには向いていない方法と言えます。

頻繁に授乳する時期には電気代が気になると言った意見も多くありました。

哺乳瓶の消毒はいつまでするの?

一般的に、生後半年くらいまでは哺乳瓶の消毒をした方が良いと言われていますが、赤ちゃんの免疫力が産まれた頃のレベルにまで回復する1歳までは行うという慎重派のママも多く見られます。

赤ちゃんの感染症を防ぐためにも、生後4カ月までの間は消毒殺菌を徹底し、半年以降は梅雨時や夏場など菌の繁殖が多くなる時期など、安全を期する上でも消毒回数を増やすことをおすすめします。

赤ちゃんの体調によっても免疫力は低下しますので、具合が良くないときは半年以降でも毎回消毒するようにしてください。

また、哺乳瓶は長細い形状になっているため、洗いにくい場合は専用の棒たわしを使うなど、洗い方にも十分注意するように心がけていきましょう。

乳首にはミルクのカスが溜まりやすく乾燥しにくい特徴があり、カスと水分がある状態は菌が繁殖しやすい環境となるため、十分に洗った後はしっかりと乾燥させることが、乳首を清潔に保つための基本です。