赤ちゃんが離乳食をしっかり食べられるようになって、夜もぐっすり眠ってくれるようになると育児はだいぶ楽になりますね。

育児が落ち着いてくると、逆に3時間おきに授乳していた頃が懐かしく思えたりするから不思議です。

この段階で気になってくるのが離乳についてではないでしょうか。

『おっぱいはいつまであげるのだろう?』

『他のママはどうしているだろう?』

ここでは、特に卒乳と、その方法、時期について書きたいと思います。

離乳に対する意識、おっぱい離れはどうする?

授乳の始まりで悩めば、終わりの時期もまた悩みのひとつです。

それぞれのママのライフスタイルによって離乳の仕方も変わってくると思いますが、赤ちゃんのおっぱい離れを三つに区別して考えます。

断乳、自然卒乳、卒乳です。

断乳は、赤ちゃんはまだ母乳を欲しがっていますが、ママが一方的に母乳を与えることをやめることをいいます。自然卒乳は、ママはやめようと思っていなくても、赤ちゃんの方で母乳を飲もうとしなくなることをいいます。卒乳は、1歳8カ月くらいから2歳前後の話してわかるようになった子に対して、ママが子供と相談してやめることです。

少し前の日本では、1歳を過ぎたら離乳させるとか、1歳を過ぎたら母乳に栄養はない、甘えん坊になるからやめさせる等々、言われていました。

しかし、これらに医学的根拠がないことは証明されています。

また、1歳を過ぎたら母乳に栄養がないということもなく、ママが食べたものはきちんと栄養分となり、赤ちゃんに届けられています。ママと赤ちゃんがやめたいと思っていないのに無理やりやめてしまうのは、逆に赤ちゃんのストレスになってしまうことがあります。

なぜなら、おっぱいは赤ちゃんにとって栄養分だけでなく、ママとのスキンシップでもあり、そこから安心感を得られるものだからです。ユニセフの調査では、世界の卒乳時期の平均は4.2歳といいます。現在の日本では、早期離乳という考え方だけでなく、赤ちゃんとママのタイミングに合わせた自然な乳離を推奨する考え方も増えてきているようです。

様々な家庭の事情もありますから、断乳を選択する場合もあるでしょう。しかし、断乳は赤ちゃんだけでなくママにも負担がかかります。

例えば、断乳がスムーズにいかない時のストレスであったり、断乳後のおっぱいトラブル等です。自然な卒乳が可能であれば、そうする方が赤ちゃんとママの精神衛生上、良いのではないかなと思います。

卒乳の方法とは?

卒乳は赤ちゃんの方から自然と欲しがらなくなることなので、本来ならこれといった方法もないはずですが、「言い聞かせ卒乳」と言われるものがあります。
自然卒乳を目指したいけれども、ママの仕事復帰や次の妊娠等でやめなければならない状況があります。

このような時に、赤ちゃんに言い聞かせて納得してもらった上でやめる方法です。

1歳を過ぎるころから、赤ちゃんにも大人の言うことがわかるようになってきます。時期を見計らって、「何日までにやめようね」「何日にバイバイだよ」と伝えてあげます。やめるという事実だけでなく、例えば「ママのおなかに赤ちゃんがいて、赤ちゃんに栄養がいかなくなっちゃうからやめようね」等の理由も伝えた方が効果的です。

カレンダーにシールを張って、「後、何日だね」と一緒にカウントダウンするのもいいと思います。そうすると、赤ちゃんの方でも離乳を意識しやすいでしょう。

また、「言い聞かせ卒乳」の場合には日頃からたくさんのスキンシップをとっておくことも重要です。スキンシップで得られる安心感がスムーズな卒乳へつながるからです。

卒乳の時期はいつか?

卒乳の時期について、自然卒乳は赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなる時期ですから、だいぶ個人差があります。早い場合は1歳前後での卒乳もありえますが、赤ちゃんによっては3歳過ぎてからという場合も少なくありません。また、10カ月や11カ月で母乳を飲まなくなった場合には、おっぱいトラブルで母乳の出が悪くなっている可能性もあります。

一度、母乳外来を受診してみると良いでしょう。

自然卒乳はあくまで赤ちゃんのペースに合わせる卒乳スタイルです。

しかし、これが裏目に出るとママのストレスになることもあります。他の子と比べてうちは遅いのではないかと気になってしまう場合です。初めての子育てだとなおさら、育児に関して、ママは過敏になってしまいがちですので、家族の支えが必要です。

「マイペースでいいじゃない」「人それぞれでいいのよ」等、肯定的な言葉をかけてもらうとママも安心します。周囲の家族は、ママと赤ちゃんが決めたことを尊重してあげる方が良いと思います。

卒乳は、赤ちゃんがおっぱいをやめることを納得するまで大きな心で待ってあげることが必要です。

まだ小さくてもママから少しずつ自立していくために、一生懸命頑張っている赤ちゃんを辛抱強く見守ってあげましょう。

子どもがある程度大きくなってしまうとおっぱいはもちろんのこと、抱っこもなかなかできなくなります。

さらに大きくなれば一緒に出掛けることも減るのでしょうか。

おなかの中にいたときは一体だった赤ちゃんは、生まれた瞬間からもう、自立に向けて進んでいるのだと感じます。

子どもの自立は親にとって喜ばしいことに違いないのですが、心の隅にある少しの寂しさも拭いきれません。

まとめ

卒乳についても、大変なことも悩みも人それぞれたくさんあると思いますが、赤ちゃんと過ごす時間は意外と長くないと思います。

様々思い悩むよりは、おおらかに構えて赤ちゃんとの時間を大切にするほうが、ママも赤ちゃんも一緒にいられる貴重な毎日を笑顔多く過ごせることでしょう。