生まれたばかりの赤ちゃんにとって完璧な栄養源とも呼べるのは、何と言っても母乳ですよね。

母乳は、赤ちゃんがスクスクと育つために必要な栄養やママからの免疫物質がたっぷり入った最高の飲み物です。

しかし、計量できる哺乳瓶とは違って「どれだけ飲んでくれているのかハッキリわからない」と悩むママも決して少なくはありません。

そこで今日は、母乳不足を見逃さないための見分け方やその解決法についてご紹介いたします。

赤ちゃんのサインを見逃さない

母乳不足を見分ける方法として、まずは赤ちゃんの様子をよく観察することが挙げられます。

わかりやすいサインとしては、授乳後満足した様子で乳首を離すかどうか、機嫌が悪くないかの確認です。

赤ちゃんはお腹が満たされると満足してよく寝ますので、授乳後にも関わらず不機嫌だったり泣きやまない場合は母乳不足が疑われます。

また、授乳後にミルクをあげるとゴクゴク飲んだり、授乳間隔が狭い時にも母乳が足りてない場合がありますが、新生児は満腹中枢が未発達なため、母乳が足りていてもさらにミルクを飲む場合もあります。

そして、オシッコやウンチの回数も母乳不足を判断する上で大切なポイントとなっています。

1日のオシッコの回数が5回未満や色が濃い黄色の場合、ウンチが2、3日出ないなど便秘気味の場合は、注意しましょう。

しかし、これらは個人差がありますので、日頃からノートに記入して赤ちゃんの排せつリズムを掴んでおくことをおすすめします。

赤ちゃんの体重を定期的に測る

母乳不足を判断する上で、赤ちゃんの体重測定は最も明確な方法であると言えます。

1日の体重増加量の目安としては、生後3カ月までは25gから30g、生後3カ月から5カ月までは10gから17g、生後5カ月から8カ月までは10gから11g、生後8カ月から1歳までは6gから7gとなっています。

もちろん、体重増加にも個人差があるため神経質になり過ぎないようにすることが大切ですが、生後2カ月から3カ月の赤ちゃんの体重増加が1日15g以下だった場合は小児科医で検診を受けるようにしましょう。

また、体重を測る際は身長も一緒に測って、母子手帳の成長曲線のグラフに印をつけておくと良いでしょう。

体重が平均であっても、急に成長のスピードが遅くなっている場合は母乳が不足している可能性がありますし、逆に平均より体重が軽くても成長曲線のカーブがきれいに伸びている場合は順調に育っていることが確認できます。

その際必要な赤ちゃんの体重計ですが、もし自宅に無い場合はレンタルしたり、ショッピングモールに設置してあるベビースケールを活用するのもおすすめです。

最近ではデパートや大型ショッピングセンターなどのベビー用品売り場において、定期的に育児相談を開催しているところも多く、赤ちゃんの体重を測りがてらに母乳の悩みを相談することができます。

母乳不足の解消法

母乳の出が悪い原因の1つに、乳管の詰まりの問題が挙げられます。

まずは、乳房マッサージや母乳の出を促すお茶やサプリメントなどを取り入れて、母乳が出やすい身体を作っていきましょう。

さらには、日頃から体調管理や栄養管理にも心がけ、下着は締めつけが強いブラジャーなどは避ける必要があります。

ストレスや睡眠不足も母乳の出に悪い影響をもたらすことがあるため、自分に合ったストレス解消法やお昼寝を上手に活用するなどして心と身体の疲れを溜めないことが大切です。

また、母乳はよく出ているのに、赤ちゃんが上手に乳首をくわえることができずに母乳不足になるケースもあります。

赤ちゃんが乳首の先だけ吸っているだけだと、母乳をうまく飲むことができませんし、母乳が出ない苛立ちから乳首の先を噛んで傷つけてしまうことも多々あります。

授乳の際は、赤ちゃんが乳輪の外側までしっかりとくわえられるように促してあげることが大切です。

そして、授乳時の赤ちゃんの姿勢にもぜひ注目していきましょう。

赤ちゃんに母乳を与える姿勢としては、赤ちゃんの耳と肩と腰を結ぶ線が直線になるように支え、赤ちゃんの鼻と乳首が向き合うように抱くと良いと言われています。

哺乳瓶で与える時のように、赤ちゃんの顔やお腹を上に向けた状態にすると、赤ちゃんの首がねじれて飲みにくくなるため、母乳時とは姿勢を区別する必要があります。

とはいえ、基本はママが楽な姿勢であげることが大切です。

ママがリラックスできない姿勢では、身体が緊張で収縮して母乳の出に影響が出たりストレスが溜まりますので、いろいろ姿勢を変えてみたり背中にクッションなどを挟んで楽な姿勢を探すようにしてください。

ちなみに、母乳はミルクと違って与えすぎを気にする必要はないため、赤ちゃんが欲しがる時は欲しがるだけ与えてみましょう。

まとめ

母乳とは、誰でも出産したら自然と溢れ出てくると言う訳ではありません。

母乳の出が悪いことを「私のせいだ」と悩みすぎると、それがストレスとなり悪循環になってしまうケースも多く見られます。

赤ちゃんが満足に哺乳できていない理由には、授乳の技術や乳房の管理が不十分であることが挙げられますが、赤ちゃんもママも初めて同士である以上、上手くいく方のが不思議なのです。

これらを克服するチャンスは近いうちにやってきますので、まずはお互いに慣れるためにも頻繁に授乳をして、おっぱいの出をよくしてあげることが大切ですね。