母乳パッドって、聞いたことありますか?妊娠してから知ったという人も多いのではないかと思います。近年母乳育児が主流ですが、母乳パッドは母乳育児を快適にするために便利なアイテムです。

種類もたくさん出ている母乳パッド、どんなふうに使うのか、どんなものがあるのかなど、見ていきましょう。

母乳パッドって何?

多くの母親が母乳育児を選ぶ理由は、母乳は赤ちゃんの成長にとても良い影響があるからです。

母乳には母親からの免疫物質がたくさん含まれており、病気にかかりにくいこと、特にSIDS(乳幼児突然死症候群)の予防につながると言われています。

また、赤ちゃんがおっぱいを吸うことによってオキシトシンというホルモン物質が分泌され、産後の子宮収縮を促し、回復を早めます。

ミルク代がかからず経済的であること、外出時の荷物が少なくて済むこともメリットとして挙げられますし、なんといっても母子のスキンシップが密に取れ、お互いに安心感が得られることが最大の利点でしょう。
母乳は、初産の場合最初は出があまり良くないことが普通ですが、赤ちゃんが飲むことによってだんだん出てくるようになります。
通りがよくなることもそうですが、赤ちゃんも回数を重ねるたびに吸い方が上手になりますので、たくさん飲めばそれだけ母乳もたくさん作られるようになります。
そうなると、赤ちゃんが飲まない時でも母乳が出てしまう場合があります。
例えば、前の授乳から2~3時間経つとおっぱいが張ってきて、赤ちゃんが吸う前から出てしまったり、赤ちゃんの泣き声を聞いただけで分泌することもあります。
授乳中、反対側から出てしまうことはよくあることですし、寝ている間にパジャマがびっしょりになってしまうことも。
そういった時に活躍するのが、母乳パッドです。
母乳パッドをしていれば、外出先でも染み出てしまうこともなく、快適に過ごせます。
ハンカチやタオルですと吸収率が低いので、母乳の出が良い人だとすぐにビショビショになってしまいますが、母乳パッドは吸収率が高く作られているので、安心です。
また、乳首を洋服の擦れから守るのにも役立ちます。
授乳は、赤ちゃんが一度にたくさん吸えるようになるまでは、一日に10回以上あることもありますし、一回の授乳に30分以上かかる場合もあります。
乳首が吸う力に耐えられず傷ついてしまうことも少なくありません。
そうなると、少しの洋服との摩擦でも痛みが生じるため、保護するために肌にやさしい素材で作られた母乳パッドを使用します。
使い方はとっても簡単で、母乳パッドをブラジャーやタンクトップの内側に張り付けるだけ。
母乳をたくさん吸収すると重みでずれやすくなるので、分泌量の多い人は早めに取り替えましょう。

母乳パッドの種類

母乳パッドには、洗って繰り返し使える布製のものと、紙製の使い捨てのものがあります。

布製パッド

布製パッドのメリットはやはり、繰り返し使えるので経済的ということ。
構造としては、3層~6層構造になっており、商品によっては染み出るのを防ぐために中の一枚に防水布が使用されているものもあります。
乳首への刺激を極力なくすために、オーガニックコットン100%のもの、最も内側の布を起毛布にしているものと、工夫が施されています。
また、繰り返し洗って使うので、乾きやすい素材のポリエステルを使用しているものもあります。
紙製のものに比べて通気性が良いというところも選ばれているポイントです。
一方デメリットは、洗濯の必要があるということ。
母乳がたくさん出る人は取り替える頻度も高いので、頻繁に洗濯をしなくてはなりませんし、何組も買わないと足りない場合もあり、そうなると経済的かどうかも怪しくなります。
また、使い捨てパッドと違って粘着テープがないので、ずれやすいこともデメリットの一つです。

紙製パッド

これに対して、紙製パッドの一番のメリットは、手軽さです。
洗濯の必要はありませんし、個包装になっているので持ち歩きもしやすく、外出先で取り替えた場合も捨てられるので、荷物がかさばらず便利です。
今は紙おむつ同様、素材や通気性もどんどん良くなってきていて、蒸れにくくなってきています。
ふわふわの肌にやさしい付け心地を重視しているもの、
母乳を吸収した後でもさらっとして肌にくっつかないもの等、商品によって長所はそれぞれです。
粘着テープでしっかりと下着に付けられるようになっているため、母乳を吸収して重たくなってもずれにくいというのも、紙製パッドの特徴です。
デメリットは、やはりコストがかさむこと。
母乳は栄養が多くばい菌も繁殖しやすいので、衛生面から母乳パッドは授乳の度に取り換える必要があります。
赤ちゃんがおっぱいを吸うとき以外はそんなに出ないという人は、さほど吸収せずに捨てることになるので、
少しもったいなく感じるかもしれません。

まとめ

上記のように、布製パッドも紙製パッドもそれぞれ特徴が異なりますので、母乳の状態に応じて使い分けるのが良いでしょう。

例えば、授乳するとき以外でも取り換える必要があるくらい母乳がたくさん出る人は、布製よりも紙製のほうが利用しやすいでしょうし、さほど交換の必要がなければ布製で通気性を重視するのが良いでしょう。

普段は布製パッドを使っていても、外出時には紙製パッドにすれば持ち歩きに便利です。
状況によって使い分けることで、より快適な母乳育児につながります。