妊娠後期になってくると、お腹もだいぶ大きく張ってきて、あともうひと頑張りという気分になってきますよね。

出産が近くなってくると、正産期という言葉を聞く機会が多くなってきます。正産期は簡単に言うと、赤ちゃんがいつ生まれてきても大丈夫な時期のことになります。

厳密には妊娠37週0日から41週6日の期間をさします。正産期の赤ちゃんは、既に十分発育しているため、いつ産まれても問題ない状況にあります。正産期は出産予定日とは若干の差があります。出産予定日の三週間前から二週間後ぐらいが正産期となります。

出産が近くなってくるため、この時期の母親は、不安や喜びなど、さまざまな感情が交錯します。初産ですとお産に対する恐怖心も強くなってくるため、気持ちが不安定になることも多いです。

正産期の前に生まれると早産に

一方、妊娠22週0日から36週6日の間に出産することを早産と言います。正産期前に出産してしまうと、早産になってしまうのですね。

早産を引き起こしてしまうのは、いろいろな原因が考えられますが、何よりも早産で産まれてしまった赤ちゃんにリスクが多いのが心配です。

早産で産まれてしまうと、赤ちゃんの身体が未発達なため、呼吸トラブルや感染症、低体温など、さまざまな症状を起こしてしまうことがあります。そのため、産まれるとすぐに保育器の中で育てられます。

早産は子宮の異常や感染症などが原因となることもありますが、他にもストレスや疲れからも引き起こすことがあります。

少しでも体に疲れを感じたり、お腹の痛みや張りを感じたら、すぐに病院にいくようにしましょう。また、出血や破水も早産の可能性があるため、少しでも違和感を感じたら、すぐに病院へ向かいましょう。

正産期を超えると過期産に

早産の逆になるのが過期産になります。正産期を超えて、妊娠42週0日から出産することをさします。妊娠期間が長くなってしまうため、巨大児や過熟児、羊水減少などといった症状があらわれることもあります。

あまりにも妊娠期間が長くなると、赤ちゃんだけでなく、母体にもリスクを伴うため、日本では42週目以降は誘発分娩を行います。

出産予定日を超えても陣痛の兆候がなければ不安になってくるものですが、出産予定日は多少のズレが出ても、特に問題はありませんので、気にしすぎないようにしましょう。

正産期の過ごし方

お腹が大きくなると、だんだんお産が現実になってくるため、不安や恐怖心が芽生えてくるものです。この大きさの赤ちゃんが、産道を通ると思うと、特に初産だと怖くなってしまうものです。

出産が近づいてくると、誰でも気持ちが不安定になってしまうものですが、あれこれ考えてみても、不安が増すばかりです。それよりはまず、自分の気持ちをリラックスしてあげることが必要です。

産まれてくる前に、どれぐらいの痛みかを想像してみても、分からないものです。結局は不安を煽るだけで、何も解決しません。
あまり心配ばかりしていると、精神的にストレスを抱えてしまい、赤ちゃんにも負担がかかってしまうので、とにかくリラックスすることが大切です。

正産期にはあまり怒らないこと

不安になってしまうのがお腹の赤ちゃんに良くないように、怒りすぎるのもよくありません。赤ちゃんが胎内にいる間は、あまり怒らないほうがいいと聞きますよね。

母体にも赤ちゃんにもストレスがかかるのは、言うまでもありません。また、赤ちゃんは胎内にいるときに記憶していることもあります。
いつも不安だったり、怒っている記憶ばかりだと、赤ちゃんも悲しくなってしまうかもしれませんね。

赤ちゃんができてからは、毎日のようにお腹に語りかけている方もいることでしょう。正産期に入ったら、これまでより、もっとたくさんしゃべりかけてあげましょう。

赤ちゃんには体外の音が聞こえるとも言いますが、お母さんの声は外部からだけでなく、体内からも響くので、とても心地よいのではないでしょうか。

正産期でも運動は必要

正産期に入ると、あまり運動をしなくなる人もいらっしゃいますが、軽いウオーキングやマタニティヨガなど、簡単な運動は取り入れておきましょう。赤ちゃんのことを考えて運動を控えすぎると、今度はお産のときに、赤ちゃんがスムーズにおりてこないこともありますので、軽めの運動は必要です。

また、すぐに赤ちゃんが産まれるとも限りません。赤ちゃんがおりてきて、子宮口が開くのを、じっと耐えて待つことになります。お産はただ赤ちゃんを産むだけではなく、とても体力を必要としますので、お産に向けて、無理のない程度に運動しておくことが必要です。

また、正産期には食事のコントロールをすることも必要です。お産が近いからといって、つい食べ過ぎてしまうことがありますが、太りすぎるのはNGです。
妊娠期間は体重コントロールが必要となりますが、赤ちゃんのためと思い、食べ過ぎると、体重増加だけでなく、妊娠中毒症や妊娠糖尿病などといった病気のリスクを高まるとされています。

なるべく低カロリー食を心がけたいものですが、極端に偏りすぎないよう、バランスよく食事はとりましょう。

もし陣痛がきたときは、すぐに食事をとるようにしましょう。だんだん陣痛がきつくなると、何も食べられなくなってしまうので、おかしいな?と感じたら、すぐに食べるようにしましょう。