妊娠2週目は、排卵された卵子と精子が出会い受精卵となる時期です。

2週の終わり頃には受精卵が子宮に着床し、妊娠成立にむけ大きな一歩を踏み出します。

排卵から着床まで

平均的な生理周期の女性の場合、妊娠2週0日が排卵日となります。

排卵された卵子の寿命は約24時間ですが、最近ではそのうち受精可能な時間は約6時間ほどである事がわかってきました。この時間内に卵子と精子がうまく出会うと受精し、受精卵となります。排卵の前後2日間は特に妊娠しやすい時期になりますので、妊娠を希望されている方はパートナーとタイミングをとりましょう。

受精直後の受精卵はまだ卵管にいて、そこで大きくなる事はできません。受精卵は細胞分裂を繰り返しながらゆっくりと4~5日かけて、子宮まで移動します。この時期に妊娠を自覚できる事はほぼありませんが、妊娠に向け子宮内膜が厚くなる事から、下腹部に違和感を感じる場合もあります。

2週目終わり頃になると受精卵が子宮にたどり着き、子宮内膜に着床します。

この時まれに着床痛や着床出血があり、妊娠をなんとなく感じる方もいらっしゃいます。痛みや出血がなくても着床していないという事ではありませんので、妊娠待ちなのに痛みや出血を感じないという方も心配しないで下さい。

痛みや出血なくスムーズに着床する場合のほうが多いのです。着床がはじまってからしっかりと完了するまでには、2~4日ほどかかります。

着床が完了し、胎のうが確認されると妊娠成立です。

着床しても、妊娠成立しない事がある?

妊娠2週から5週目は、化学流産がおこる時期でもあります。

化学流産というのは、医学的には流産の記録にならない超初期の流産の事。

血液検査や尿検査で陽性反応が出るが胎のうが確認できない時期を生化学的妊娠といい、胎のうが確認できないまま生化学的妊娠が終わってしまう事を日本では一般的に化学流産と呼んでいます。着床したけれど、維持できなかったという事です。

化学流産の原因は、ほとんどが受精卵の染色体異常となります。

化学流産をおこす染色体異常は実はとてもよくある事で、多くの女性は気づかぬうちに化学流産をしています。卵子と精子が受精しても、もともとどちらかに染色体異常があったり成長するあいだになんらかの異常が出てしまう事は珍しくないのです。

妊娠検査薬が発達して、妊娠を希望する方が早期に妊娠検査薬を使う事が多くなったために、本来は自覚症状のないはずの化学流産に気づくようになりました。もしもあなたが化学流産しても、不妊を心配する必要はありません。

気持ちは落ち込んでしまうでしょうが、母体が原因である訳ではなく、妊娠という仕組みのなかでは当たり前の、生きていきづらい弱い受精卵の淘汰なのです。

妊娠が継続されると?

排卵後14日で低温気に入るはずの基礎体温が、高温期の状態を維持します。これは、妊娠の準備を促す女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増えるためです。体調としては、ホルモンの分泌量が大きく変わる時期のため感情の起伏が大きく不安定になりがちな時期ですので、パートナーにはあらかじめ感情の変化について伝えておけると良いでしょう。

プロゲステロンは体温を上げる働きがあるため、熱っぽさやのぼせを感じる方もいます。

妊娠に伴い自律神経やホルモンのバランスが乱れますので、PMS(月経前症状)や風邪のような症状がある方も。

妊娠2週目の終わりには、早い方ですと「妊娠検査薬を使ってみようかな」という方もいらっしゃると思いますが、この時期には妊娠の可能性が高くてもまだ時期が早すぎて陽性が出ない場合も多く、また化学流産を自覚してしまうという事もありますので、感情が高ぶりやすい方は、妊娠検査薬で正確な結果が見込めまた化学流産の可能性もなくなる月経予定日1週間後まで待って検査される事をおすすめします。

妊娠2週に気を付ける事

妊娠2週目におこる流産は、ほとんどの場合、母体がなにかした、なにかをしなかったという事とは関係ありません。市販薬を飲んだ場合でも、この時期の赤ちゃんに影響がでる事はまずないと言われています。

ですので、通常通りの生活で大丈夫です。

とはいえ、むちゃは禁物。

何日も徹夜をするなどの生活の乱れや、過度の運動やストレスを受けるような事は避けたほうが良いでしょう。

また、厚生労働省から妊娠初期には葉酸を多く摂取するよう推奨されています。葉酸は、赤ちゃんの成長を助ける重要な栄養素。緑黄色野菜やレバーに多く含まれますので、積極的に召し上がってください。

食事では難しいという方は、サプリメントに頼る事もできます。薬局などで妊娠の可能性を告げて薬剤師に相談されてください。