妊娠8週目になると「胎芽」と呼ばれていた赤ちゃんが、だんだん人らしく成長していくことから「胎児」と呼ばれるようになります。おなかがふっくらしてくるのもこの頃ですね。一方でつわりもピークの時期でもあり、毎日辛いママもいるはず。そんな妊娠8週目に関して、注意点などをまとめていこうと思います。

赤ちゃんが「ヒト」っぽく成長していく

お腹の赤ちゃんはこの頃になるとますます人間らしく成長していきます。エコー写真を見ると今まではしっぽが生えた爬虫類のような姿だったのが、頭と胴体が分かれて手や足もしっかり見られるように。頭殿長(頭のてっぺんからお尻までの長さ)が13~20ミリほどになり、クルミくらいの大きさになります。水かきがなくなり指ができ始め、腕が伸びひじが曲がるようになります。またそれまでふさがっていた耳や鼻や目といった顔の部位も形成され、内臓器官ができあがるのもこの頃です。

妊娠8週目くらいから赤ちゃんはお腹の中で動くようになります。ママが胎動として実感できるのはまだ先ですが、少し経つと超音波検査で赤ちゃんが動いているのが分かることも。日々の変化を直接目で見ることは出来なくても、おなかの中では毎日著しく成長しているんですね!

ひどいつわりもピークになる時期

つわりは妊娠8週目から11週目くらいがピークと言われています。ひどいつわりに毎日辛い思いをしているママも、今が正念場。人によってはこれからだんだん落ち着いてきますので、この時期を何とか乗り切れるように頑張りましょう。

つわりの症状は人それぞれで、全くない人もいれば二十四時間気持ちが悪い状態のママもいます。注意しなければならないのは、つわりが悪化した状態の「妊娠悪阻(にんしんおそ)」になってしまうことです。何度も吐いてしまい、水も飲めない状況が続くと脱水症状になります。病院に行かないでおくと命に関わることもありますので、我慢せずに病院に相談するようにしましょう。

つわりの他に胸が張ったり、おなかが少し出てくることで、普段の服が窮屈に感じることもあります。ゆったりした服装やマタニティブラに替えることで楽になりますので、早めに用意しておくと良いですね。

足に静脈瘤ができることも

妊娠8週目くらいになると約1割の人が発症するといわれる「静脈瘤(じょうみゃくりゅう)」。妊娠中に分泌される黄体ホルモンは、大きくなるお腹に合わせ子宮の筋肉を緩ませる働きがあるのですが、静脈にある弁の働きも鈍くなり下半身に血が溜まりがちに。血管がこぶのように膨らむのが静脈瘤です。

よく足がつるようになった、足が疲れやすい、かゆい、むくみがひどくなった、血管が盛り上がっているような人は静脈瘤にすでになっているかもしれません。
普段立ち仕事をしている人や、足を組んだり圧迫するような姿勢を続けると出来やすくなります。また出産回数が多い人や高齢妊婦の方は発症確率が高く、さらに静脈瘤は遺伝するともいわれています。

静脈瘤が出来てしまったらむやみにマッサージなどをせず、弾性ストッキングを着用するのがおススメ。膝までの長さではなくウエストまであるものを選びましょう。また就寝時に足を高くして寝ると、下半身にたまった血液が全身に流れやすくなりますよ。

特に摂取したい栄養素とは?

妊娠8週目はつわりもありなかなか必要な栄養を十分に摂ることが難しい場合もあるでしょう。食べられる時に、食べられるものを口にして問題は無いのですが、特に摂取しておきたい栄養素を知っておくと良いですね。

まず葉酸。厚生労働省からも妊娠初期では積極的に葉酸を摂取することを推奨しています。葉酸は神経管の先天異常の発症リスクを下げ、妊娠中毒症や悪性貧血の改善にも効果があると言われています。

それからカルシウム。妊娠8週目頃は赤ちゃんの歯茎の中に歯の芽の部分が作られ始め、爪も生え始めます。骨を形成するためにもカルシウムは摂っておきたい栄養素です。

また貧血防止のために鉄分を、便秘予防のためにも食物繊維を押さえられるといいですね。

栄養バランスが良いご飯を食べられるのが一番ですが、無理そうなら適度にサプリメントを活用するといいですよ。

妊娠8週目は、ちょっとふっくらしてきたお腹をいとおしく感じ始めるころですよね。でもまだママの体も不安定な妊娠初期の段階。感染症や服用する薬などにも十分注意し、リラックスして過ごして下さいね!