妊娠21週目は、妊娠期間のおよそ半分の時期。ようやくここまで?まだまだこれから?

つわりの重さや妊娠の経過によって、受け止め方がガラリと変わる時期ですね。両手をおわん型にするとちょうど手のひらに載るくらいのサイズに育った赤ちゃんの居場所を作るため、お腹が出っ張ってきてバランスが取りにくいという方も多いのでは?

では、21週のお母さんと赤ちゃんはどんな状態なのでしょうか。

腰痛や転倒に注意が必要です

なんだか急にお腹が大きくなってきたと感じる妊婦さんが多い時期です。

お腹が大きくなると体の重心が変わってバランスが取りづらくなり、つまずいてしまったり、転んでしまう可能性が増えます。
まだ大丈夫と軽視せず、転倒予防の為に外出時はご自分が歩きやすい安定感のある靴を履いてください。

ペタンコの靴が理想的ですが、普段ヒールを履き慣れている妊婦さんはこの時期から急にペタンコ靴にするとかえって不安定になってしまう事もあります。

2~3cmまでの幅広ヒールでしたら、お母さんが歩きやすい靴が一番です。

ミュールなどかかとが固定されない靴は不安定なので避けてください。

うっかりしがちなのが室内履き。

足元の冷えを予防する為にも室内履きを履いたほうが良いのですが、スリッパや厚手の靴下など滑りやすい物は避けましょう。かかとを覆うタイプやストラップ付の室内履きで、底に滑り止めのあるものがおすすめです。

体質や筋肉量によっては、21週でもあまりお腹が目立たない妊婦さんもいます。お腹は目立たなくても検診で問題なければ大丈夫。赤ちゃんはしっかり成長していますので、安心してください。

この時期以降は、お腹の重さを支える為足腰に負担がかかりやすく、腰痛もおこりやすくなります。無理して動き過ぎないよう、また適度にストレッチやヨガ等を取り入れて運動しておく事で腰痛の予防にもなりますし、出産際必要な筋肉を保つ事ができます。

お腹に負担がかかるようなポーズは出来ませんが、ゆったりと身体を動かす事でストレス解消にもなりますよ。

ストレッチやヨガはお風呂上りや寝る前が効果的。特に寝る前に行うと、数分でも安眠効果が期待できます。

胎動がはっきりしてきます

今までは「ポコポコ」だった胎動が力強くなってきて、お母さんだけしかわからなかった胎動が、お父さんにも感じられるようになります。

お腹をたたいたのが手なのか足なのかが分かる。お腹を触ると赤ちゃんの頭の位置が分かるという方も。

赤ちゃんの記憶力も発達する時期ですので、胎動で赤ちゃんとコミュニケーションしてみてはいかがでしょう。

最初は、赤ちゃんがたたいたり蹴った場所を、お腹の外からたたき返してあげます。赤ちゃんが「あれ?」と不思議に思ってまた同じ場所をたたいてくれたら第一段階成功!

また外からもたたき返してあげてください。

それに慣れてきたら、胎動を感じている最中に赤ちゃんがたたいたのと違う場所をたたいてみます。

赤ちゃんがその場所をたたき返してくれたらコミュニケーション成功!お腹のなかの赤ちゃんと一緒に遊べるのは、本当に短い期間だけの楽しみです。

赤ちゃんの様子は?

21週の赤ちゃんは、身長190~250mmほど、体重300~400gほど。

子宮の中で自由に動いて、あちらを蹴ってみたり、こちらに頭突きしてみたりと時には胎動を痛いと感じる事も。眉毛や髪の毛が少し生えてきて、だいぶ赤ちゃんらしくなってきます。

性別は、早い場合ですと妊娠14週ごろから分かる場合があり、この時期までにはほぼ判明します。

時には、恥ずかしがりで、検診の時にいつもしっかり隠しているという赤ちゃんもいますよ。

21週の終わりから、万が一の際に赤ちゃんが流産となる期間が終わり、もしも早く出てきてしまっても生存の可能性がある「早産」期間になります。

21週で切迫流産の恐れのある方はこの時期は我慢のしどころです。くれぐれも安静にして、妊娠21週を乗り切ってください。

お肌や乳首のお手入れを忘れずに

妊娠中は、女性ホルモンの影響でメラニン色素の沈着がおこりやすくなります。シミやソバカス、乳首の黒ずみのほか、お腹の真ん中に正中線と呼ばれる線がみられる方もいます。

どの程度メラニン色素沈着がおこるかは個人差が大きいのですが、こまめにケアしておく事で沈着を減らす事ができます。

お風呂上がりに保湿クリームを忘れず塗る事で、お肌のバリアー機能を良い状態で保つことができ、肌トラブルを軽減できます。
外出時は少しの時間でもUVケアを忘れずに行ってください。

サングラスで目に入る紫外線を減らすと日焼けを大きく予防する事ができます。

日焼け止めクリームを塗るのは面倒。というような時はサングラスだけはかけておくといいですよ。

また、この時期から乳首を保湿して柔らかくしておくことで、出産後の授乳時に乳首の皮膚が切れて痛くなるといったトラブルを予防する事ができます。

出産直後は赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れていないため、乳首のトラブルがおこってしまいがち。乳首の皮膚が切れた状態での授乳はかなり痛いので、しっかりと保湿して授乳に耐えられる柔らかい乳首を目指しましょう。

お腹にいる赤ちゃんの存在がご家族みんなにハッキリわかる妊娠21週は、ご家族と赤ちゃんの絆が作られる時期です。みんなが優しく温かい気持ちになれる21週を、ゆったり過ごしてください。