妊娠23週目は妊娠6カ月の最終週とあって、子宮の中を元気に動き回る赤ちゃんの胎動にも慣れてくる時期です。

この頃になると赤ちゃんの睡眠リズムが整ってくるため、胎動のある時間帯は「今は起きてるのね」とママが分かるようにもなってきます。

この時期は安定期に入ったとは言え、胸やけや胃の圧迫と言った「後期つわり」の症状に苦しむママが多いのも特徴的です。

そこで今日は、妊娠23週目に入った赤ちゃんやママの様子、この時期ならではの気をつける点についてまとめてみました。

妊娠23週目の赤ちゃんの様子

妊娠6カ月4週目に入った赤ちゃんは、手足の曲げ伸ばしがしっかりとできるようになり、何かを掴んでパンチしたり、力いっぱいキックができるようにもなっています。

この頃の赤ちゃんの大きさは25~30cm、重さは450~700gと数字の開きが出るようになり、これまでは同じような成長過程だった赤ちゃん達にもそろそろ個体差が出る時期に突入したことが分かります。

とはいえ、男女の違いや親の遺伝的要素、ママが経産婦か初産婦でも変わってきますので、体重の平均値にこだわるよりも赤ちゃんの成長ペースに注目していくようにしましょう。

この時期の体内器官は、全て機能しながら発達し続けている状態ですが、特にすい臓は発達は著しく進歩していきます。

すい臓と言えば、インスリンの分泌が主な働きに挙げられますが、成人と違い、赤ちゃんのすい臓から分泌されるインスリンは成長を促す作用があることが分かっており、この時期の更なるすい臓の発達は、赤ちゃんは順調に成長させ、身体の代謝システムを完成させる重要な働きを担っていることが挙げられます。

また、この時期の赤ちゃんは、ママと他の人の声を区別できるまでに聴覚が発達することが分かっています。

こと細かな音にも敏感になり、子宮内に流れる血液の音や、ママの心音や腸の動く音を聞き分けることもできるようになっています。

外部からの声かけや音楽などにも敏感に反応できるようになっているため、胎動のある時間帯は赤ちゃんとのコミュニケーションを積極的に図っていきましょう。

妊娠23週目のママの様子

妊娠23週目のママの子宮は、大人の頭部より一回り大きいサイズにまでになっています。

カップラーメンくらいの大きさだった22週目と比べても子宮はかなり大きくなっており、それにより横隔膜が押し上げられ心臓が圧迫されるため、少し動いただけでも動悸や息切れが起きるようにもなります。

赤ちゃんの成長に伴ってお腹もどんどん大きくなりますが、重くなった子宮を支えようと反りかえったような姿勢になるため、背中や腰に負担がかかり痛みの症状が出てくるのもこの頃です。

この時期の背中痛や腰痛は、常に痛みを感じていると言うよりも、夜に痛み始めて朝には治まると言った特徴があるようですので、就寝前にマッサージをするなどして痛みを緩和しながら、寝る姿勢にも注意していく必要があります。

また、母体の出産準備として母乳が少しずつ作られるようになるのもこの時期です。

産後すぐから母乳育児を開始する場合は、今の時期からおっぱいマッサージをして乳腺の通りを良くしていくことが大切です。

しかし、あまり強くマッサージすると子宮が収縮してしまうなどのリスクもあるので、子宮に違和感があるかどうか様子を見ながら行っていきましょう。

この時期のママが気を付けたいコトとは

妊娠23週目は、プロゲステロンと呼ばれる食欲を増進させる女性ホルモンの分泌によって、食欲が抑えられなかったり、あまり食べていないにも関わらず太りやすくなると言った傾向がありますが、過度な体重増加は妊娠中毒症や糖尿病、難産になるリスクに繋がるため、体重管理には十分な注意が必要となってきます。

この時期の体重増加の目安としては、1カ月に1kg増を限度とし、妊娠前の体型が標準な人で7~10kg以内、痩せ気味の人で11~13kg以内、太めの人は5~6kg以内の増加が望ましいと言われていますので、できるだけ外食やインスタントは避けて、揚げ物や糖分の高い食品もなるべく我慢しながら、たんぱく質やカルシウム、鉄分や葉酸を含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

また、この時期はお腹の膨らみが急ピッチで進むことで、皮膚の突っ張りによるかゆみや傷みが現れてきます。

日頃から足の付け根やお腹には妊娠クリームを塗りながら優しくマッサージするなどして、皮膚の乾燥を防いでいきましょう。
他にも、胸やけや胃もたれのような後期つわりの症状に悩む妊婦が多いのもこの時期です。

後期つわりの症状としては、ゲップや胃酸の逆流、胃痛や吐き気なども挙げられますが、これは子宮がみぞおち近くまで大きくなり胃を押し上げたことが原因だと言われています。

こうした後期つわりが現れてきた場合の対処法としては、香辛料を避け、なるたけ消化の良い物を少しずつゆっくり食べることを心がけてください。

食後30分は横にならず、身体を静かにしておくことも辛い症状を緩和させる方法となっています。

まとめ

妊娠23週目は、安産や産後の肥立ちをよくするためにも、1日1回は軽いウォーキングなどで身体を動かすことが大切です。

また、安定期に入ったこの時期に旅行などでリフレッシュするのもおすすめですが、旅行の行程には十分に便宜を図る必要があることを忘れないでください。

旅行中に無理をしないのはもちろんのこと、特に旅行から帰ったあとは精神的にも肉体的にも疲労が一気に出てきますので、お腹の張りや腹痛、少量でも出血を見つけた場合はすぐに産婦人科の診察を受けましょう。