妊娠27週目。赤ちゃんはほほがふっくらとしてきて、身体に脂肪が徐々についてくる頃です。丸みを帯びた赤ちゃんらしい体型が作られている頃ですね。一方お母さんは頻繁なお腹の張りに悩まされ、むくみがひどくて脚がだるいなど少し疲れやすくなってきている頃でしょう。この頃の赤ちゃんとお母さんの様子を詳しく見てみましょう。

赤ちゃんは味や光を感じられるようになる

人間が様々な味を感じる事ができるのは、舌の上やほほの内側にある味蕾(みらい)というものがあるおかげなのですが、この時期の赤ちゃんにも味蕾ができ始めています。味が分かるようになるので、羊水を甘くすると羊水をよく飲むようになるのだそうです。そういえば母乳も粉ミルクもほんのり甘いですから、赤ちゃんはやさしい甘さのある味が好きな甘党さんなのかもしれません。

筋肉がついてくる時期でもあります。手を握ったり開いたりするしぐさは以前から見られましたが、この頃になると力を入れて手を握りしめる事ができるようになるのです。産まれた直後の赤ちゃんに指を握ってもらうとその意外な程の力の強さに驚くものですが、この頃から力を蓄えているのです。

目の中には網膜が形成されます。これによって光を感じる事ができるようになります。産まれた直後の赤ちゃんはしっかりとまぶたをとじていて、「ぎゅっと目をつぶっている」といった様子ですが、ずっと暗かったお腹の中から急に明るいところに出てきてまぶしいのかも知れませんね。閉じられたまぶたの中に、きちんとものを見る機能が出来上がった目をもって生まれてくるのです。

赤ちゃんの身体の機能はどんどん出来上がり、五感も発達してきて産まれてからの準備が進んでいます。お母さんも出産に向けて準備中ですが、赤ちゃんも生まれる準備を一生懸命しているところです。

お母さんはお腹の張りや脚のむくみ、疲れやすさとの戦いの時期

妊娠27週頃の子宮底長は34cm。お腹全体が丸く突き出してきて、誰が見ても妊婦さんだとわかるような体型になってきます。この頃からは電車で席を譲られたり、周囲からも妊婦さんだと認識されるようになってくるでしょう。

一日数回お腹の張りが起こるようになります。頻繁なので心配になるかと思いますが、これは出産に向けての自然な事です。出産時には子宮が強く収縮して赤ちゃんを体外へ押し出すのですが、この時期の張りは出産のときにきちんと子宮が収縮するよう準備運動しているようなもの。ですからあまり心配はいりません。とはいえ張りを感じると辛いですから、こまめに休憩をとるようにしてください。疲れた・お腹が張っていると感じたら座ったり横になったりして身体を休めましょう。

軽いウォーキングなどの運動をしても問題ない時期ですし、家事などで身体を動かさないと体重が増えすぎてしまうという事もあるのでまったく動かないというのも良くないのですが、疲れるほど頑張るのはオススメできません。普段よりも疲れやすくなっているのだと自覚して、無理をしすぎないようにしてください。

お腹の張りは問題ないと書きましたが、もし数時間休んでも張りがとれないというような場合は要注意。お腹全体がカチカチに張っている・出血や破水があるというなら切迫早産の可能性があります。このような場合は大至急病院へ。

お腹がかなり大きくなってきますから、当然身体の中の内臓は圧迫され様々な影響を受けます。この頃になると食事があまりとれなくなるお母さんが多いです。また逆流性食道炎にかかってしまう場合もあります。

食事があまりとれない場合、赤ちゃんに栄養をあげなくちゃ、と思うあまり無理に食べてしまうと戻してしまったりします。一回の食事量は減っても、数回に分けて食べるようにすればいいので無理に食べないようにしましょう。そして消化を助けるため、良く噛んで食べる事を心がけて下さい。

逆流性食道炎かな?と思ったら病院へ。妊娠中でも服用できる薬もありますから相談してみてください。胃酸が逆流する・もしくは頻繁に戻すといった状態を放置しておくと食道を痛めてしまいますから、これくらいと放置しないようにして下さいね。

脚のむくみがひどくなる時期でもあります。長時間の立ち仕事や長く歩きわる事を避け、こまめな休憩が必要です。休憩のときには座る、横になる、脚を高くするなどして脚のだるさが少しでも解消するようにしましょう。血行が悪くなっているので、お風呂でマッサージをするのが良いでしょう。座ってつま先を地面につけたままかかとを上げ下げするような運動をするだけでも少し血行は改善しますから、気づいたときにこまめにやってみてください。

もう一つ、妊娠線ができてくる時期です。お腹・下腹部・胸・お尻・太ももなどができやすい場所で、個人差があるのでまったくできない方もいるでしょう。今できていなくてもこの後できてくる可能性もあります。一度できるとなかなか消えないものなので、できそうな場所をオイルやローションでマッサージして保湿するなど予防をしておくといいですよ。

妊娠7カ月もこの週で終わり、いよいよ妊娠後期に入ります。出産が近づいてきましたね。疲れやすくなったとはいえまだ動ける時期ですから、出産準備のし忘れはないかチェックしてみると良いですよ。